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望郷星151

「そうですね。例え対消滅しようともそれは悲しい色合いの恋心に他ならないと思いますから」と僕は言った。

僕は村瀬の介入しているであろう可能性のある彼女に向かって言った。

「でも粒と波理論の次元転位移動逆転時間軸の変容はエキセントリックなオーロラ変換を逆さまにしてカオスの坩堝の暴力装置となり、貴女を対消滅させてしまうのかもしれませんね」

彼女が眉をひそめ言った。

「それは次元転位時間変容空間が暴力装置と化して、私を対消滅させる仮定ならば、それは貴方自身のエキセントリックな量子論宇宙的変換の波の揺らぎとしての暴力装置だから、それで私が対消滅しても、消滅と復元は表裏一体だからエキセントリックでエスニックな魅力には代わりなく、畢竟暴力装置転じて恋心と成り得る可能性はありますよね」

僕は言った。

「それはそうですね。盲目の恋は何処まで犠牲を払っても、例え対消滅しても、それは消滅としての復元の盲目の恋心ならば。異なる次元の恋愛の一様相には変わりはありませんよね」

彼女が微笑み言った。

「恋は陰陽兼ね備え、次元転位時間変容宇宙の暴力と建設の狭間を抜けても、美しい光彩を放つと言う事ですね？」

僕は答えた。

「そうですね。例え対消滅しようともそれは悲しい色合いの恋心に他ならないと思いますから」