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望郷星147

「それはそうですが、でも今のままでは好奇心留まりでですよね。違いますか?」と彼女は言った。

僕は尋ねた。





「やはり好奇心が恋心に変わるのにはまだ時間がかかりますかね?」




彼女がスローペースでワインを飲みながら、おもむろに答えた。





「そうですね。貴方の魅力が具体的にどんなものなのかもう少し分からない限り、私の好奇心に変化は無いと思いますよ」




僕は微笑んでから反論した。




「でも魅力と言うのは謎めいているから魅力なのですよね。それが具体的になってしまったら魅力は魅力でなくなりますよね。違いますか?」





彼女が頷き、少し間を置いてから答えた。





「それはそうですが、でも今のままでは好奇心止まりですよね。違いますか?」




成る程と言った感じで頷き僕は答えた。





「それでは自分の明快さが足りないのですかね?」




彼女が否定した。





「いや、余り明快になり過ぎても面白味が欠けるのですよ。微妙な感じで」

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