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望郷星145

ここで僕は何故村瀬が僕をピンポイント攻撃して来るのかを理解した。

ここで僕は何故村瀬が僕をピンポイント攻撃して来るのかを理解した。




村瀬は弱体化した僕を狙ったのではなく、母子愛に入れ込んでいる僕に怒りを覚え攻撃して来たのだ。




だが。





それは取りも直さず我々母子の親子愛が実在する事の実存存在証明であり、それを村瀬に糾すべく、僕は大上段に語りかけた。





「村瀬、俺の母さんに対する慈愛は確かに存在しているのだな。それにお前はやきもちを妬いて俺を攻撃しているのだろう、違うのか?」





ここで村瀬が姿をくらまし、代わりに彼女が答えた。




「私は成美ちゃんという女性にやきもちなど妬いた覚えはありません」





その答えを聞き僕は咄嗟に彼女の意見を迎合し尊んだ。





「そうですね。貴女が成美ちゃんにやきもちなんか妬く言われはありませんよね」





彼女が納得したように頷き言った。





「そうでしょう。その言われは私にはありませんから、いくら上の空でも誤解しないで下さい。お願いします」





僕は機転良く頷き言った。





「本当に上の空ですいませんでした」

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