望郷星134
「謎ですか。ならば僕は謎の未確認飛行物体のエスニックなのですか?」と僕は言った。
僕はジョッキのビールを一気に飲み干してから言った。
「でもそんな美しい恋心をつぐむ場所が次元の概念にも縛られない天空の彼方に在ると言う話しは本当にロマンですよね。美しい」
彼方が言った。
「そうでしょう。だから私みたいなそんな恋心にしか心を開かない女がいても不思議ではありますよね?」
僕は答えた。
「そうですね。それは素敵な事だと思いますよ」
彼女が微笑み言った。
「そんな美しい芸術的なエキセントリックでエスニックな魅力を貴方は持ち合わせているから、私はそんな魅力を酔い潰れながらも口走ったのだと思いますよ」
ここで僕は少し茶化してやるつもりで言った。
「しかし、量子論の波とエスニックでエキセントリックな魅力と言うのは何とも美しくマッチングはしませんよね?」
彼女がいなすように言った。
「いいじゃありませんか。謎っぽくて?」
「謎ですか。ならば僕は謎の未確認飛行物体のエスニックなのですか?」
彼女が笑い答えた。
「いや、貴方は飛べませんからエキセントリックな飛行物体ではありませんよね」




