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望郷星131

母さんの病名は膵臓ガンである事が判明した。しかし初期段階だったので、手術はせず抗がん剤治療が施される運びとなった。

母さんの病名は膵臓ガンである事が判明した。




しかし初期の段階だったので、手術はせず抗がん剤治療が施される運びとなった。





帰路につく車の中で母さんが言った。





「まあ直ぐさま手術じゃないし、自宅療養も出来るようだし、ひとまずこれで安心したよ」





その話しを聞きながら僕は息をつきしみじみと言った。





「後は母さんの生きようとする執着心にかかっているわけだし、母さん抗がん剤治療も脱毛とかして大変だけれども、何とか痛みに耐えて頑張ってよ?」




母さんが余裕の笑みを湛えて言った。





「孫の顔を見たいからね。生きる気力は有り余っているさ」





僕は言った。





「まあ何とか母さんの要望に応えられるように俺頑張るからさ。母さんも頑張ってよ」





母さんが眼を細め満面の笑みを湛えて言った。





「お互いにな」

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