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望郷星125

僕は半ばやけくそ気味に母さんの病気は何なのかを騒ぐ胸に向かって自問したが、結局答えは何も出ずに、瞑想を中断し、独りごちるようにため息をついた。

瞑想術を少しでも上達させるべく自己洞察瞑想を僕は一人で実践して行く。

体幹にクンダリーニを通して上昇させ、頭頂部分でたゆたうように遊ばせながら、虚空と繋がっているであろう無意識の部位が、一体何を望み考えているのかを感じ取ろうとするのだがままにならない。

と言うか直ぐさま表層意識の雑念がまるで魔境の如く自己洞察するのを阻み、邪魔をして来る。

母さんの病気の事が心配であり、居ても立ってもいられない。

そんな状況だ。

そして彼女が成美ちゃんかどうかも姜として特定が出来ず、見合い自体がはかどらず、暗礁に乗り上げている、正に四面楚歌の状態と言えよう。

そして村瀬は田村にではなく、僕にだけ執拗に攻撃を加え、破滅させようとしている。

何故だと自問自答し、僕は手順に沿って自己洞察瞑想を再開したが、やはり暗中模索状態で何も答えは出ない。

僕は半ばやけくそ気味に母さんの病気は何なのかを騒ぐ胸に自問したが、結局答えは何も出ずに、瞑想を中断し、独りごちるようにため息をついた。