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*第五話*

教室は…っと、あ、ここか。1-Aだ、うん。入ってみるか。

「失礼しまーす」

音をたてないようにそーっとドアを開けると…

「なにコイツ、笑えるんだけど。」

と言うこの男の…子じゃなくて女の子はケラケラと笑っている。スカート履いてなかったら男の子でしょ!

「えっと、名前は?」

私がそういうと

「アタシは香織、内海香織うつみかおり。お前は?」

「私は神谷柚稀。友達になってよ!」

「あぁ、勿論だよ。」

やったー!友達1号発見!

「まぁ、とりあえず自分の席に座っておけよ。」

と香織ちゃんに言われたから黒板に貼ってある座席票で私の席を探した。

「あそこか…」

私の席は窓のすぐ近く、後ろから2番目の席だ。

行ってみると、隣の人は寝ていた。まだ初日なのに、と少し微笑ましくなる。

顔は見えないけれど、茶色がかったサラサラそうな髪で、立ったら背高そうだなと思うほど足が長く見える。

私が隣の人を見て静止していると、誰かが話しかけてきた。

「コイツは加藤颯真かとうそうまって言うんだ。俺は中川優斗なかがわゆうと。颯真とは小学校から一緒なんだ。」

中川君は黒髪に奥二重の少しつり目。背は私と同じくらいかな。いや、少し高いか。

「あ、私は神谷柚稀って言います!これからよろしくね!」

私がそういうと、隣の人いや加藤君は起き上がって一つ伸びをした。

顔は結構整ってる。二重のパッチリ目で私の結構好みの顔って、私何言ってるんだ。

「私は神谷柚稀。これからよろしくね加藤君!」

と私が自己紹介をすると加藤君は

「あれ、先生は?」

と言った。え、無視!?でも、確かに先生は?私は香織ちゃんに聞こうと思ったその時、「噂をすれば」にぴったりのタイミングで先生らしき男の人が入ってきた。



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