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*第二話*
そして、とうとう結果発表の日が来た。
羽菜と二人で再びA学園大学付属中学校に来た。
まずは、羽菜の番号から探すことになった。
「うーーん、ない、ない、ない。ないよ。うちの番号あった?」
「えーっと…な、いね。羽菜残念!」
すると、羽菜は私に近づいてきて
「期待してるね!」
と言ってニコッと笑った。どんだけ制服着たいんだ君は。
「じゃあ次は私の探すか。」
まぁ、無いと思いつつどこかに希望を残しながら探した。
「…あ!!柚稀、あったよ!」
どうせ嘘。…じゃなかった。私は受かったのだ。あのA中に。
「やった…」
私は、そう言った。、A中に行って羽菜の分も頑張ることにした。
「でも、これでうちらお別れだね…」
羽菜は小さな声で、でも私には聞こえる声でそう言った。