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*第一話*

「やめ。」

私、神谷柚稀は今難関中学A学園大学付属中学校の入試を受け終わりました!

やっぱり難しかったな。さすがはA中…。

「どうだった?私はね、これはこう解いてね…」

この子は私の友達、鈴木羽菜ちゃん。A中を受けようって誘ってくれた人。

「うちこの学校絶対行きたいんだ!だって制服かわいいじゃん!」

羽菜は、こういうがそれは本当で、制服目当てで受けてくる人も多いらしい。

羽菜もその一人だ。因みに、A中の制服は、赤のチェックのスカートと、紺のブレザーで、リボンも同じく赤のチェックだ。これが人気らしい。私にはただオーソドックスなだけに見えるんだけど…

「まぁ、それより結果発表だね!」

私がそういうと

「急に自信なくなってきたなー。柚稀だけが受かったら制服着させてね。」

と羽菜が言った。まぁ、受からないからと笑いながら言っておいた。

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