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第6話 不思議な感じ?

〜〜〜AM8:00〜〜〜

ピピピピピピピピ!!


「う〜ん・・・」



説明しよう!!神楽寺 雄二は朝にとにかく弱いのだ!!かれこれ30分目覚ましは鳴り続けている!!


ピピピピピピピピ!!


「フニャ〜・・・」


ブチ!!


『起きろクソガキャ〜!!』


目覚ましってキレるんですね・・・


「は、はい!!」


『テメーは俺がせっかく鳴っててやってんのにグースカ寝やがって!!』


「す、すみません!!」

『大体テメーは・・・!!』



「あの反省したのでそろそろ学校に・・・」


『うるせー!!人(?)の話しは最後まで聞け!!』

「は、はい!!」




雄二が開放されたのは30分後のことだった、遅刻確定だ。



〜〜〜2−A〜〜〜


ガラガラ〜


「お!!神楽寺いきなり遅刻か!!」


(朝からテンション高いな〜岩野先生は・・・)

「すみません・・・」

「よし許す!!遅刻もごまかしてやる!!さっさと席につけ!!」


(いいのかよ教師・・・)


「相変わらず朝弱いねー雄二は」

「いやそれもあるんだが・・・美佳」

「うん?」

「目覚ましって、怖いんだな・・・」

「はい?」

「いやなんでもない・・・」



「・・・というわけだから着替えて体育館にあつまれ!!以上!!」


「?美佳今日なんかあんの?」

「うん、今日は丸一日霊能授業なのよ、しかも戦闘訓練」

「・・・マジ?」

「うん♪マジ♪♪」


(ま、まー俺は基礎だけやればね・・・)




〜〜〜体育館〜〜〜


「・・・美佳?」

「なに?雄二」

「なんで俺は“結界”の中にいるのかな?」


ちなみにこの結界は他の場所に被害が及ばないようにするためのもので、体育館内至る所にある。


「訓練するためでしょ?」

「・・・俺が霊力使えないの知ってるよな?」

「当たり前でしょ」

「じゃあなんで君は薙刀を持って結界に入ってるのかな?」

「・・・さ、始めよっか雄二♪」

(ニコッ)

「いやいやいやいや!!」

「逝くよ!!」

「字が違ーーーう!!」


「ハ!!」

かなり霊力のこもった薙刀が俺に迫る


「危ねーー!!」


俺はそれをぎりぎりで避ける


「!?チ!!」

「チ!!って何!?」


「ハァーーー!!」


美佳が薙刀を連続で撃ってくる


「危ないって!!美佳ストーップ!!」


それをバックステップをしながら躱しているが・・・なんで美佳驚いてるん?



〜〜〜美佳視点〜〜〜


私は一応学校ではトップクラスの実力がある、これは昔からお婆ちゃんに鍛えられたからで結構自信が“あった”でも・・・


「危ねーー!!」


何故霊力を使いこなせていない雄二が私が本気攻撃してないにしろ躱せるのか・・・



なんかうれしいような悔しいような複雑な気持ちが込み上げてくる・・・


お婆ちゃんに止められてるけど本気出しちゃおっかな・・・



〜〜〜雄二視点〜〜〜


「?」


美佳の攻撃を躱すたびに不思議な気分になる、体が軽くなるような、マラソン走った後の開放感みたいな・・・どんどん美佳の動きが遅くなるような・・・



不意に美佳の動きが止まりニッコリしながら俺を見た


「さっすが雄二♪私の攻撃全部躱すなんて、なかなか出来ないよ♪♪」

「自分でもよくわからんが躱せるんだよなー、スゲーだろ」


「じゃあそろそろ本気出すね♪」


「・・・み、美佳!?ちょっと待った!!」

「待たない♪・・・逝くよ!!」


その言葉とともに美佳が薙刀の一閃を俺に放つ、それは今までとは桁違いの早さで躱せず・・・激しい衝撃とともに俺の意識をかりとっていった。

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