第38話 最近マリモを貰いました!!
〜〜〜〜〜救護室〜〜〜〜〜
「っん・・・えっと此処どこだ?なんでベットの上?」
確か母さんと戦ってて・・・あぁ幻術の母さんと戦ってたんだっけ・・・んで気絶させられたと・・・。
「道理で後頭部が痛いはずだ・・・」
腫れてないよな・・・。
「・・・惨敗かぁ〜」
負けるって分かってたけど、悔しいよなぁ〜いつから幻術掛けられてたかも分かんないし・・・つうか感触のある幻術ってなんだよ・・・。
「はぁ〜・・・そういや皆はどうなったんだろ?」
ベットから起き上がり横を見ると・・・・どっかのアニメでしか見れないような、信じられないほどでっかいたんこぶを頭に乗せ、ベットに倒れている3つの屍・・・何故か幸せそうな顔をしてるのが実に奇妙だ・・・。
「どんな負け方したんだこいつらは・・・」
取りあえずろくでもない負け方だろうな・・・。
「はぁ〜・・・取りあえず着替えるか・・・」
皆忘れてるかも知れないが女装したままだったりするんですよ、はい。
違和感がなくなってる自分がとっても怖いです・・・。
「えっと、着替えは・・・・」
着替えを探すために部屋を見回す・・・・。
「何だあれ?」
部屋の片隅に真っ黒な陰気を発する何か・・・もしかして・・・。
「えっと、卓か?」
正直声を掛けたくない雰囲気だったけど話を進めるためには仕方ない・・・。
「・・・雄・・・二・・・?」
「ヒッ!!」
振り返ったタッくんの顔は死相があふれ出してきそうな感じのすんごい顔だった。
「・・は・・はは・・・雄二ぃ〜・・・・僕・・・ぼくぅ〜・・・うわぁぁぁん!!!」
「きゃあああああ!!??来ないでぇぇぇぇええ!!!!抱かないでぇぇぇぇえ!!!!」
思わず女子みたいに叫んでしまうほど怖い顔でタッくんが抱きついてきた。
「雄二ぃ〜〜〜!!雄二ぃ〜〜〜!!!!」
「イヤァァァァ!!??誰かぁぁぁぁ!!!!助けてぇぇぇぇ!!!!」
「っん、んん〜〜〜誰ぇ〜〜〜煩いわね・・・って何してるのよーーー!!!!」
俺の叫びで目が覚めたのか美香が目を覚ました・・・。
「・・・もしかして雄二“そっちの”趣味!!??」
「いいから!!助けてぇぇぇぇ!!!!」
「雄二!!雄二ぃ〜〜〜!!!!」
〜〜〜〜3分後〜〜〜〜
「ゆ、雄二さん!!そんな・・・・そうですか・・・分かりましたわ!!私がんばります!!雄二さんの期待に応えて見せますわ!!!」
「何勘違いしてんだこらぁぁぁ!!!!!!」
「離れなさい!!タッくん!!!!私の番よ!!!!」
「雄二ぃ〜〜!!雄二ぃ〜〜!!うわぁぁぁぁん!!!!」
・・・・失礼しました。
〜〜〜〜さらに3分後〜〜〜〜
「「雄二(君)!!??・・・そんな特殊な趣味が (以下略)」」
「燃やすぞこらぁぁぁぁ!!!!!」
「委員長!!そっちお願い!!!」
「っく!!早くお退きなさい!!!場所を譲りなさい!!!!」
「うわぁぁぁぁん!!!!!」
〜〜〜〜おさまりましたぁ〜〜〜〜
「はぁはぁはぁ・・・っでどうしたんだタッくん」
取りあえず皆を縛り上げ床に正座させました、皆ちょっと焦げてるのは無視します。
「「まだ何もしてなかったのにぃ〜〜」」
黙らっしゃい。
「あのね、今日の試合に僕の彼女が来ててね、僕が試合に出る前に気絶しちゃったのが許せなかったらしくて、『根性無し!!マリモ!!』って怒られちゃったんだよぉ〜〜」
最後のマリモってなんだよ・・・北海道の丸っこいやつじゃないよな?
「あぁつまりふられたと・・・」
「ふられてない!!!機嫌が悪くなっただけ!!『今度会うまでにそのマリモ直しときなさい!!でないと・・・』って言ってたから、巻き返し可能!!」
だからマリモって何だよ・・・
「成る程、つまり三坂さんのマリモを治せばよろしいんですね」
か、薫子!!マリモが分かるのか!?突っ込むとこじゃ無いのか!?
「タッくん頑張りなさい!!もうすぐ夏休みだし努力でなんとかなるわ!!」
み、美香まで!?
「「ファイト!!タッくん!!」」
アヤマヤまで・・・お、俺がおかしいのか・・・。
「「「「「ところで雄二(君)(さん)・・・」」」」」
「な、何だい皆・・・?」
もしかして俺が話しに付いていけてないのがばれたか・・・。
「「「「「マリモって何のことだろ?」」」」」
「知るかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
今回の教訓;久しぶりの突っ込みはとても疲れます。
またまた遅くなりました、期末テスト地獄をやっとこさ切り抜け38話投稿です。