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第37話 試合の終わり

〜〜〜〜試合中〜〜〜〜


「くらえ!!」


母さんに向かって走りながら狐火を1つ作り打ち出す。


「たぁー♪」


気の抜ける声と共に余裕でそれをかわす、まぁ予想道理なんだけどね。


「せいっ!!」


かわされた瞬間一気に速度を上げ母さんに近づき、掌打をくりだす。


「よっ」


「っつ!」


これも簡単に避けカウンターをしてくる、手加減しているのか大してダメージは無いんだけど・・・。


「やっぱ正面からは無理か・・・だったら!!」


今度は狐火を作れるだけ(3つが限界だけど・・・)作って再び突っ込む。


「へぇ〜3つも作れるの〜」


・・・馬鹿にされたのか?


3つの狐火を放つ、2つは母さんを挟むようにもう1つは正面になるように・・・


「行けっ!!」


「♪」


やっぱり軽く身をひねってかわそうとする母さん・・・でも俺はそれを狙ってたりして。


(今だ!!)


正面に放った狐火に一気に妖気をつぎ込む。


ボンッ!!


「!?」


制御しきれなくなった狐火は音と軽い閃光を放って爆発する!!


・・・と言ってもおもちゃ程度だけど・・・訓練中に開発、つうかミスって出来た技である。


目の前で閃光を受けちょっとひるんだ隙に残り2つを加速させ母さんに向ける、さらに俺も距離を詰める、多分少しの間目は見えないはずだ・・・。


「やるじゃない雄ちゃん・・・でも♪」


サッ「よっ」


サッ「てやっ」


目を瞑った状態の母さんはまるで見えてるかのように避けた・・・見えてんじゃねえだろなってくらい鮮やかに避けてくれました。


「まだまだ巧く作れてないみたいねぇ〜妖気だけで狐火の位置なんてばればれよ♪・・・雄ちゃんの位置もね♪」


避けた姿勢のまま顔だけをこちらに向けてくる。


「ちっ!!」


俺はまだ気配を断つなんてんて器用な真似は出来ない。


「はぁ!!」


母さんの腹を狙って掌打を放つ。


「あまいっ!!」


それを半身を捻りながらかわし、カウンターをあわせてくる母さん。


(あ、あっぶねぇ!!)


カウンターをギリギリでしゃがんで避け、そのまま自分の影に手をつっ込み扇子を取り出す。


これは新しく覚えた術『影監獄』と言って本当なら影を広げたりして対象者を影の中に閉じ込めたり出来る術なんだけど、狐火と同様に未熟だから影なんか広げられないし、生き物なんかも閉じ込めることが出来ない、だから倉庫として利用させてもらっている、結構便利なのだ。


取り出した扇子をそのまま母さんに向かって振り切る。


「っつ!?」


体をくの字に曲げる母さん。


(よしっ!!当たった!!)


この試合で初めて攻撃が当たり、母さんはふっとんで〜・・・・・・ませんね、はい。


攻撃を受けた体制のままその場に立っていた。


「な、なんで?」


扇子の重みを乗せた攻撃だ、ダメージが無いはずは・・・・。


『雄ちゃんやるわねぇ〜♪』


ポンッ♪


「へっ?」


気の抜けるような音と共に目の前にいた母さんが消える、それと同時に後ろから母さんの気配が・・・。


「でも残念でした♪」


トンッ!!


(げ、幻・・術・・・か・・・・よ)


そのまま俺の目の前は真っ暗になった・・・・。

先頭シーンはやっぱり苦手です・・・もっと勉強せねば・・・

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