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第33話 賢さアップ♪


〜〜〜〜〜会場〜〜〜〜〜


“荷物”を無事に処理した俺は会場にいる美佳達に合流したんだが・・・。


「「「「「・・・」」」」」


何この重ったい空気はぁ〜

皆の顔真っ青じゃない、お通夜じゃないんだぞー



「ねえ雄二・・・」


顔を青くしながら卓が口を開いた。


「どした?」


やっと話しだしたか・・・これで空気が軽くなるかな?


「僕ねまだまだやりたい事が沢山あったんだ・・・」


「・・・はっ?」


何だよ急に・・・


「最近、まぁ雄二が転校してくる前だけど、彼女が出来たんだ・・・」


「・・・ちょっとまてや」


惚気か?心配してやった俺に惚気話かおい。


「だから雄二とも友達になれた、彼女がいるから雄二に嫉妬もしないしね」


「まったく話しが見えないんだけど・・・」


何故俺に嫉妬?


「うわぁ〜ん!!死ぬ前にもう一度会いたいよぉ〜!!」


「うわっ!な、泣くなタッくん!!男の子でしょ!!・・・って死ぬってなんだ!?」


って何で皆泣いてんだよぉ〜!?


「グスッ、雄二ぃ〜!!」


ドスッ!!


「グフッ!!あ、亜弥?」


不意打ちのえぐり込むようなタックルはダメだって・・・


「グスッ、死ぬ前に・・・ヒック・・・“思い出”、ヒック、ちょうだい・・・」


「“思い出”ってなんだ?って近い!!顔近いって!?」


俺の腰から首に抱き着き直し顔を近づける、俺の視界の7割が亜弥で埋まる。


「す、ストーップ!!亜弥待ちなさい!!罰ゲームなんだろ!?冗談でもやり過ぎだって!?」


「ヤダッ!!どうせ死ぬなら・・・止まれぬわぁ〜!?」


亜弥暴走!?


ち、近っ!!やばいって!?


「美佳ぁ!摩耶ぁ!薫子ぉ!泣いてないで亜弥止めろぉ〜!!」


「「「へっ?あぁ〜!!」」」やっと気付いた〜(泣)


「「「抜け駆けダメェ〜!!亜弥さん(お姉ちゃん)!!私が先ぃ〜!!」」」


「違うだろがぁ〜!!」


誰でもいいからこの人達止めてくれぇ〜(泣)




「ハイハァ〜イ、そこまでよぉ〜」


若菜さん謀ったようなタイミングだけどナイス!!


よしっ!皆止まっ・・・浚に青くなった?


「試合始まるから静かにねぇ〜♪」


そう言って若菜さんは進行役に合図を送った。


『それでは!!見せ付けるような“いちゃつき”が終わったところで!!』


誰がいちゃついてたよ・・・。


『ええ、雄二君に抱き着けないから嫉妬なんかしてませんよ・・・』


だから何で嫉妬するんだよ・・・


『それではお待ちかね!!本日!急遽!!実現いたしました!!スペシャルマッチ!!』


・・・はい?スペシャルマッチ?


『なんと!!六尾の狐の皆さんにはプロの退魔士と、浚にその助っ人と対戦していただきます!!2対6一斉に対戦です!!』


「待てや!!何が急遽だ!!明らかに仕組んでたろ!!」


『待ちません!!それに本当に急遽です!!別に校長兼理事長である桜井 若菜さんも関係ありません!!圧力なんか受けてません!!ええ!決して!!まったく!!ついでに、本来の対戦相手は棄権しました!!』


「若菜さん・・・」


「エヘッ♪」


やっぱり貴女ですか・・・圧力までかけて、可哀相に・・・


『もうあんなの真っ平です!!とっとと入場しろぉー!!』


何した若菜さん・・・


「はぁ、行くか・・・」


どうせ決定事項だろうし・・・




つぅーか・・・




「いい加減離れなさい」



「「「「嫌ぁ〜♪」」」」


さっきから背中に摩耶、右肩に美佳、左肩に薫子、首に亜弥がしがみついている。流石にキッツイです。


「重っ

「「「「何?」」」」くはありません、全く、全然、まるで空気みたいに軽いです」


・・・乙女心っかぁ〜



親父・・・俺はまた一つ賢くなれました。

更新が遅いぞ俺!!すみません遅くなりました、こんな俺を見捨てずに読んでくれてありがとうございます。感想の方もいただき感無量です!!これからも頑張るのでよろしくお願いします。

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