表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/47

第28話 コスチューム!?



〜〜〜〜試合当日〜〜〜〜



出来るかぎりコンディションを整えた翌日(試合当日)、俺達は教室に集まっていたんだが・・・



「・・・なんだみんなその恰好は?」


「「「「「変かな?」」」」」


変だ、変過ぎる。


美佳は、大正時代に女学生着ていた、袴らしきもの。


双子は、魔女っ子?

あぁ、いいからポーズとるな。


薫子は、なんかセレブがパーティーに行くようなドレス。


卓は、眼鏡にパソコン片手にスーツ。

まさしく、THE JAPANESE SALARYMAN!!


俺は、先日頂いた私服。


「・・・全くもって統一制ないじゃない」


バラエティーに富んだメンバーでお贈り致します♪


「いいじゃない、私の戦闘服よ!!」


袴がですか。


「「雄二(君)嬉しくない?」」


そんな趣味ございません。


「動き易いんですよ」ドレスが?信じませんよ。


「似合うでしょ?」


タッ君は黙らっしゃい。



ドドド・・・



「はぁ、もう時間無いしな仕方ないか」



ドドドッ!!



「雄二は着替えないの?」


「・・・すぐ来る」



バンッ!!



来たか・・・ふっ、予想道理だな。


「雄ぅちゅわぁ〜ん!!」


「ゴフッ!?」


金色の弾丸、改め母さん登場と共に俺の意識は場外した。




〜〜〜〜5分後〜〜〜〜



「あっ!!雄ちゃんやっと起きた♪」


それが気絶させた張本人の台詞かね。


「んしょっと、あ?どうした薫子、タッ君」


真っ白じゃない。


「雄ちゃんが寝てる間に薫子ちゃんとタッ君に自己紹介しといたのよ♪偉いでしょー♪」


抱き着きながら笑う母さんを撫でる。



そうだね、これから試合がある若者に歴史の真実を話して、某アニメのボクサーにしたんだもんね。



ミシッ


「あ、あれ雄ちゃん?」


撫でていた手の指を母さんの両方のこめかみに・・・


ミシミシッ!!


「み、ミシッたよ!?ミシッた!!」


クライナサイ♪


「鉄の爪ぇええぇぇぇ〜〜!!!!」




「ふぇーん、雄ちゃん手加減無しだったよぉー、ふぇーん」


とりあえず薫子と卓が還ってくるまでクローしてやったぜ。


「あっ、雄二集合時間じゃない?」


泣きじゃくる母さんを流した美佳の言う通り、いつの間にか集合時間になっていた。

美佳は母さんに馴れたんだな・・・


「美佳達は先に行っててくれ着替えたらすぐに行く」


遅れるのはマズイしな。




「んで着替えは?」


「ハイッこれよ♪」


・・・やっぱり嘘泣きかよ。


渡された紙袋の中身を見てみる・・・



・・・・・・・・・。



「・・・母さん」


「なぁーにぃー♪」


「マジ?」


「マジよ♪」


「俺私服ででるわ」


「ダメよ」


「ダメよって」


「早く着替えないと脱がすわよぉー♪」


「止めなさいって」


「ウフフッ♪」


「えっ、母さん嘘だよな」


「成長期だしねぇー、また体が大きくなったのよねぇー」


「か、母さんストップ!!フリーズ!!ハウス!!」


「た・の・し・み♪」


「て、手をワキワキしながら近づくな!!や、やだ!!来るな!?来ないで!!い、嫌だ!!い、いやあぁぁぁ〜〜〜〜!!??」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ