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第27話 撫で心地



〜〜〜〜〜屋上〜〜〜〜〜



「っで、グループ戦ってどうやるんだ?」


今はお昼休み、グループのメンバーが昼食をとりながら話しをしている。


ちなみに、先日母さんのいなり寿司を食べ終えた俺の昼食は学食で買ったいなり寿司だ。


・・・いや、その、飽きてないし・・・好物なんだ!!悪いか!?



「グループ戦は、グループ同士で一人づつ出し合って戦い合う霊能バトル、先に3勝したチームの勝ち、道具の持ち込みは自由だけど一種類のみ、以上質問は?」


ありません、相変わらずわかりやすい説明です。


「ハイッ美佳先生!!」


「何、亜弥?」


いつの間にかけたのか、赤いザマス眼鏡をクイッと上げながら答える美佳。


・・・結構ノリがいいのな美佳。


「質問が無い時はどうするんですか?」


・・・そうきたか亜弥君


「黙ってなさい」


冷たっ!!


「うわ〜ん!!美佳ひどいよぉ〜!!雄二ぃ〜♪」


「よしよし、今のは冷たいよな」


なんか最後は嬉しそうに泣き付く亜弥の頭を撫でてやる。


「はふぅ〜♪」


「「「亜弥ぁ(さん)〜」」」


羨ましそうに睨む美佳達。


なんかみんなこれが好きなんだよなぁ〜。


「雄二、君のその鈍さどうにかならないの?」


「失礼な、誰が鈍いってタッ君」


俺の超感覚を嘗めてるな。


「まぁ、それが雄二らしさだからいいんだけどね」


「ムッ、今俺はバカにされたのか?」


「いや、僕は尊敬するよ、ある意味だけどね」


ある意味ってどんな意味だよ。


「雄二!!いつまで亜弥撫でてんのよ!!」


おぉ、忘れてた。


「悪かったな亜弥、なんか撫で心地よくってなぁ〜」


「そ、そうかな?」


はにかみながら自分の髪を弄る亜弥。


「「どうせ私は撫で心地よくないわよぉ〜だ」」


ん?


「何言ってんだ美佳、摩耶、お前達も撫で心地いいぞ


美佳の髪は長くってふわふわだし。


摩耶は亜弥と同じで短くってサラサラだし。」


甲乙つけがたいのだよ。


「「「そ、そうなんだ」」」


うむ、なんかよくわかんないけど機嫌は治ったようだよかった、よかった。



・・・・・・・・・。



ん?なんか忘れてる?




「へぇー、雄二さんは美佳さん達の頭“だけ”撫でて、私の頭は撫でて下さらないのですねぇー、ショックですわ」




おぉ薫子、うん、できれば後ろから殺気を放つのは止めていただきたいなぁ〜


「雄二さん、私も髪には自信が有りましてね」


「ハイッ見た目からして素晴らしいと思います」


後ろへは振り返ってませんよ、振り返れませんし。


「撫でてみたくありません?」


「い、いえ、わたくしめには勿体ないでございます」


し、しっかりしろ俺っ!!


「撫でなさい」


「りょ、了解です」



静かだがしっかり殺気の篭った言葉だった。






「あっ、終わったみたいだね」


卓貴様は・・・。


「じゃあ戦闘する順番決める会議を始めようか」


「はぁー最高ですわ♪」


会議には薫子を撫でながら出席することになりそうだ・・・


「順番はその場その場で考えればいいんじゃない?」


「そうだね」


美佳の意見により5秒で終了ぉ〜。


「じゃあそれぞれ本番までにコンディションを整えるように」

「今からでも平気ですわぁー♪」


俺に撫でられるのってそんなに気持ちいいのか?


「そういえば、試合っていつなの?」


摩耶の言う通りだ、いつかわからないのにコンディションなんか整えられないしな。


「明日だよ」


そっかぁ〜明日だよ、かぁ〜、そりゃ〜大変だぁ〜。




・・・・・・・・・。




「「「「ええぇぇぇ〜〜〜〜!!??」」」」

あぁ〜遅れてしまいました・・・これからこういうの増えるかも・・・見捨てないでくださいねぇ〜

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