第26話 班決め!!
〜〜〜〜訓練室〜〜〜〜
「三分経過よぉ〜」
「くっ!!」
俺は今狐火を三つ廻りに浮かべて維持し続けている。
「あぁ〜もう無理っ!!」
クソォ〜三分かぁ〜。
「始めに比べたら上出来よぉ〜」
確かに始めは一つでも10秒もたなかったしなぁ〜。
「じゃあ次は扇術ねぇ〜」
「はい」
扇術は母さんと若菜さんが考え出したオリジナルな戦法なのだ!!
「先ずは防御ねぇ〜♪」
嬉しそうに剣を取り出す、もちろん抜き身。
「行くわよぉ〜♪ストレス解消術ぅ〜ただの連撃ぃ〜♪」
とりあえず今日は生き抜きました。
〜〜〜〜〜教室〜〜〜〜〜
「・・・と、いうわけだ!!しっかり準備しとけよ!!じゃああと委員長よろしく!!」
ムッ、しまった話しを全く聞いてなかった・・・勿論、最近更に厳しくなった若菜さんとの訓練の副作用なんだが。
「それでは班決めを開始しますわ、各自相性の良い班を作るように」
な、何のだ?
全く聞いてなかった・・・
「雄二さん」
「ハイッ何でございましょうか薫子さん」
「話しを聞いてませんでしたね?」
「い、イエケッシテソウイウワケデ
「聞いてませんでしたね」すみませんでした」
いつもよりなんか怖いよ薫子ぉー。
「で、では、ゆ、雄二さんには私と班を組んでいただきますわ」
“嫌ですとは言わせません”と言わんばかりの迫力で迫らないで下さい、めちゃめちゃ怖いです。
「りょ、了解です」
「「「「「反対です!!」」」」」
(女子全員)
「な、何故です!?」
「「「「「独り占めは許しません!!」」」」」
「あ、あのぉ〜」
俺を置いて話しを進めないで下さい。
「ペア戦は私と雄二さんで決まりですわ!!委員長命令ですわ!!」
「「「「「関係ありません!!」」」」」
「ぺ、ペア戦って?」
あのぉ〜一人ぼっちって淋しいんですよぉー。ウサギなら“淋死”しますよぉー
「それでは雄二さんには団体戦に出ていただきます!!メンバーはくじ引き!!異議はありませんわね!!」
「「「「「異議なぁーし!!」」」」」
「グスン・・・いいんだぁ〜聞いて無かった俺が悪いんだしぃ〜・・・え〜ん」
淋死してやるぅ〜!!
「つまりね、学校内霊能バトルトーナメントをするから、その班決めをしてるんだよ」
淋死しかけた俺を救ったのは、学園内で一番頭の良い子“三坂 卓”(ミサカ タク)そして唯一の“普通の男子”だ。
「ありがとうタッ君、優しき人よ」
「どう致しまして、あっ、後トーナメントにはシングル(一人)、ペア(二人)、グループ(六人)の三つあるんだ」
「へぇ〜じゃあ俺はシングルがいいなぁ〜」
訓練の成果がわかるしな。
「雄二は僕と同じグループ戦、ちなみにメンバーは・・・あれ」
タッ君の指差す先には泣き叫ぶ女子生徒と、黒板に書かれた・・・
グループ戦メンバー
・神楽寺 雄二
・三坂 卓
・桜井 美佳
・雪村 亜弥
・雪村 摩耶
・小笠原 薫子
・・・・・・・・・。
いつものメンバーやん・・・
「また俺は置いてかれているんだね・・・」
「いつもじゃないか」
タッ君、君だけは信じていたのにな・・・
ムゥ〜なんか上手く書けないなぁ〜次回こそっ!!