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第23話 休日だぁ♪


〜〜〜〜神楽寺家〜〜〜〜



「ハァ〜平和だなぁ〜」


麗らかな春の休日、俺は久しぶりの平和を満喫していた。


「う〜ん、紅茶も旨い♪」


先日、クラスの女子から貰った(貰って下さいと泣き付かれた)紅茶も実に旨い。


「ビバ!!休日!!」


『おーい、電話だぞー』


クロ(目覚ましの九十九神)が寝室に置き忘れていたケータイを持って来た。


「ありがとな、クロ」


『・・・なぁ、その犬みたいな名前やめないか?』


「alarm clock だから“悪路”と“クロ”しかないが・・・」


『・・・クロでいいです、早く電話でな』


「はいよ」


ピッ


「はいコチラ人類初、特殊合金製扇子の使い過ぎで腱鞘炎になりかけた雄二です」


『あっ♪雄二ぃー今日暇ぁー?』


ツッコンでくれよ美佳。


「・・・暇だけど」


『よかったー、今日買い物付き合ってくれない?買う物多くて・・・』

(デートよデート♪気付きなさい♪)


「わかったよ、なんか奢れよ」


(気付けぇぇーーー!!)


〜〜〜〜〜駅前〜〜〜〜〜


「「「ねぇー♪お姉さん達と遊ばなーい?」」」


「すみません、今日は用事があって・・・」


現在午前10時30分、さっきから引っ切り無しに遊びに誘われている・・・何故だ。


(ねぇーあの子)


(キャー♪カッコイイ!!)


(彼女待ちかしら?)


(奪いとるまでよ!!)



ビクッ!!



な、なんか殺気を感じる、何故だ。


つーか、美佳早く来い!!待ち合わせは、10時だろうが!!


「お・ま・た・せ♪雄二!!」


「おせぇ!!」


「な、何よー少し遅れたぐらいで」


「お前は、30分で少しなのか?」


少し睨みながら言う。


「き、気にしない♪気にしない♪ねっ♪」


・・・・・・・・・。


「ダメ?」


「昼食を奢れ、それで許す」


「りょ、了解です」


「よし、じゃあ行くか」


あぁ〜出費がぁ〜と嘆いている美佳を連れて歩きだす。


(あれが彼女ね!!)


(ドローね・・・行ける!!)


(取りあえず付けるわよ!!)


((((おぉ!!))))


気のせいだよな。

こらっ!美佳威嚇するな!!



〜〜〜〜〜服屋〜〜〜〜〜


「み、美佳?」


「何、雄二?」


「まだ選ぶのか?」この店に入って30分、まだ一着分の服しか決まっていない。


「女の子の買い物はこういうものなのよ」


さいですか。


「雄二のも選んであげようか?」


「結構で

「それならば、私にコーディネートさせていただけませんか?」す」


いきなりそう言い出したのはお店の店長らしき人。


「い、いえ、お金もあまり無いですから」


この店は高級店で結構な値段なのだ。


「それでしたらプレゼント致しますわ♪代わりに少し写真を撮らせて下さい」


「そ、それなら」


「よかったわね、雄二♪」


その後30分程ファッションショーをやらされ、写真を撮られた、まぁ服を数着貰えたから得したかな。


後日その時撮った写真がファッション誌に載りかなり驚く事になるがそれはまた今度。




〜〜〜〜カフェ〜〜〜〜



「う〜ん!美味しかった♪」


「うむ、久しぶりにいなり寿司以外の物を食べたな」


カフェで昼食を食べ終え今はティータイムだ。


「でも今日はいやに混んでるな何でだ?」


今日は行くとこ行くとこ混んでて大変だった、なんか同じ顔ぶれだったりしたけど・・・。


「さ、さぁ〜なんでかしらねぇ〜」

(あんたのせいよ!!威嚇するの大変なんだからね!!)


「さて、そろそろ行くか」


「う、うん」

(よ、よし!!今日は邪魔者はいないし)



ギュッ!!



「どうした美佳?」


レジを済ませた後急に美佳が腕に抱き着いてきた。


「い、良いでしょたまには・・・」


「あ、ああ」


み、美佳!!頬を赤くして上目遣いでみるな!!な、なんか可愛いじゃないかっ!!


「い、行くぞ」


「う、うん」


なんかぎくしゃくしながら買い物を続ける。




「あれ?」


「どうしたの雄二?」


「あれ」


指差し先には双子の一人。


「ゲッ」


ゲッて美佳、親友だろが。


「お〜い、摩耶ちゃ〜ん」


「ふぇ!?ゆ、雄二君!?」


いきなり声をかけたのが悪かったのか、かなり驚いている。


「す、スマンそんな驚くとは思わなくて」


って美佳まで驚く必要あるのか?


「ゆ、雄二何で摩耶ってわかったの?」


「何でってそりゃ〜・・・あれ?」


見た目変わらない双子を後ろ姿で見分けられた何でだろ・・・。


「お〜い、摩耶ぁー、お待たせー、あっ!雄二に美佳だ♪腕なんか組んでー殺すよー♪」


「お、お姉ちゃん」


涙目になりながら亜弥ちゃんに振り返る。


「ど、どうしたの摩耶!?美佳に虐められた!?」


「なんでよ!!」


亜弥ちゃんの言葉に速攻でツッコム美佳、早いなー。


「ち、違うのお姉ちゃん、雄二君が・・・」


「雄二っ!!ボクの妹に何をしたぁ!!」


亜弥ちゃん暴走!!


「ま、待て亜弥ちゃん!!俺は何も!!」


「問答無用!!何で私じゃなくて摩耶に手を出すのよ!?この怨み今日磨いでもらったばかりのこの刀で晴らしてくれる!!」


聞けぇぇぇ〜〜〜〜!!


「秘技っ!!試し切り!!」


「試すなぁぁぁ〜〜〜!!!」



その後、俺は何故か自宅のベットで目を覚ました。


教訓

『俺に休日は無い!!』

う〜ん、ここらへんでイベント入れてみたいです。 どうでしょうか?

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