第21話 武器選び
〜〜〜〜訓練室〜〜〜〜
「お、お疲れ・・・さま・・・でした・・・」
「はぁ〜い♪お疲れ様ぁ〜♪」
朝、若菜さんとの訓練(?)がやっと終わった。
「雄ちゃ〜ん、やっと妖気をコントロォ〜ル、出来るようになったわねぇ〜」
「ハァ、ハァ、お、お蔭様で」
実際“狐火”ならこの前みたいに妖気を無駄に枯渇させずにすんでいる。
いやぁ〜初めは妖気が暴走して大変だったなぁ〜
その度に若菜さんに気絶させられてたし・・・よく生きてるなぁー俺。グスン
「あっ!そういえばぁ〜雄ちゃん決めたのぉ〜?」
「何をですか?お嫁さんとか言ったら怒りますよ」
一応釘を刺しておく。
「ちぇ〜」
当たりですか・・・。
「うぅ〜ん、その話しは置いといてぇ〜」
捨ててきなさい。
「雄ちゃんはぁ〜自分の武器決めたのぉ〜?」
「はい?武器っていうと、亜弥ちゃんの刀とか、美佳のいろいろですか?」
「そうよぉ〜貴方に無手は向かないしぃ〜早めに決めた方がいいわよぉ〜」
ん〜全く考えてなかったなぁー。
「何がいいですかねー?」
「自分で考えなさぁ〜い、相談ならいいけどぉ〜もしかしたらずっと使っていくパァ〜トナァ〜になるわけだしぃ〜」
むぅ〜そう言われると悩むなぁー。
「まぁ〜ゆっくり決めなさぁ〜い、それとぉ〜お嫁さんはぁ〜・・・」
まだ捨ててなかったんですね?
〜〜〜〜〜教室〜〜〜〜〜
「・・・ってわけよ、何かないか?」
「・・・いきなりね」
そういうな美佳文章削減だ。
「じゃ、じゃあ私と同じで、オールラウンドいいんじゃない?」
(お、お揃いよ!お揃い!!)
「う〜ん、オールラウンドなぁー」
「ダメだよ美佳、美佳のあのスタイルは覚えること多過ぎるし大変だよ」
「そうだよなぁー覚えるの苦手だし」
「そ、それなら刀なんてどうかな?」
(二人で一緒にカップル剣士・・・いい!!絵になるよ!!)
「刀なぁーいいかもなぁー」
「ダメダメ、取りあえずなんかダメ!!」
何がダメなんだ摩耶ちゃん・・・
「それなら結界
「「ダメ」」どうしてぇー」
「ダメって言うか無理よ」
「摩耶の能力は特殊なんだよ」
何が特殊かはおいおい話すとして。
「っで、雄二どうするの?」
ん〜決まらん!!
「もう少し考えてみるわ」
「むぅ〜」
「摩耶、諦めなよ♪」
「お姉ちゃん・・・裏切り者って・・・いつか死ぬのよ」
「ま、摩耶!?」
〜〜〜〜〜自宅〜〜〜〜〜
「ん〜〜悩むな〜〜」
今日一日中考えてたけど全く決まらんかった。
「どうせなら、妖術と組合せたいなぁー」
狐火しか使えんがな。
狐火かぁー霊力と組合せてぇー・・・
・・・・・・・・・。
おっ!いいじゃん、学校じゃ使ってる奴いなかったし。
「よしっ!決定!!」
そうと決まれば・・・
『で・ん・わ・よぉ〜♪』
ピッ
「・・・もしもし」
「雄ちゃん今晩わぁ〜」
「若菜さんいつの間に俺の着メロ変えたんですか?」
どうせ言わないだろうけどな。
「それよりぃ〜武器決まったのねぇ〜」
ほらなぁー。
・・・・・・・・・。
「何で決まったってわかるんですか!?」
「気にしないのぉ〜それでぇ〜何にするのぉ〜」
とことん無視かい。
「“−−”にします」
「あらぁ〜いいじゃない、わかったわぁ〜私が用意してあげるわぁ〜」
「いえ、悪い
「断ったらメニュー3倍ねぇ〜♪」・・・よろしくお願いします」
「はぁ〜い♪じゃあ明日ねぇ〜♪」
ピッ
なんか悪いなぁ〜全部世話してもらって・・・感謝しないとな♪
「・・・さて♪取りあえず隠しカメラ探すかな♪」