第20話 火に油♪
〜〜〜〜神楽寺家〜〜〜〜
目を開けるとそこは見馴れた天井。
んっ?・・・此処は家か、何でこんなとこいるんだ?確か俺は美佳達と除霊してて・・・あぁ、狐火成功して全部倒してから倒れたんだな。
まぁ家にいるって事は皆無事だろ、もう少し寝よ、なんか右側暖かいし、あったけぇ〜。
ギュッ
「あんっ♪」
は?
ギュッ?
「あん♪ダメよぉ〜雄ちゃ〜ん、でもでもぉ〜雄ちゃんならぁ〜♪キャ〜♪キャ〜♪」
・・・・・・・・・。
「あれぇ〜雄ちゃ〜ん?」
俺が抱きついているのは、見た目めちゃめちゃ若い女性。
「わ、わきゃなさぁーーーーーーん!!??」
よくわからん俺の叫びが我が家にこだました。
ドタドタドタ!!!!
「「「どうしたの雄二(君)!?・・・は?」」」
いきなり入ってきて固まった美佳達。
美佳達が部屋に入って初めに見るのは・・・はっ!!
「ち、違うぞ美佳!亜弥ちゃん!摩耶ちゃん!!これは・・・!!」
「「「・・・何が違う雄二(君)」」」
ま、まずい!!このままだといつものように・・・
「わ、若菜さん!!なんか言って下さい!!」
・・・・・・・・・。
ま、間違えたぁー!!1番振ってはいけない人にふっちまったぁ〜!?
「や、優しくしてねぇ〜♪」
火に油ぁ〜〜!!??
「「「ゆ〜う〜じ君♪あっそびぃーましょ♪」」」
しゅ、修羅が!?俺を遊びに誘ってる!!
「ま、待って!!お願い!!話しを聞いて!!」
「「「アヒャッ♪アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ♪♪」」」
「イヤァーーーー!!??」
〜〜〜〜30分後〜〜〜〜
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
「や、やり過ぎた?」
(さ、流石に霊力全開100連コンボはダメだった?)
「ゆ、雄二壊れた?」
(か、刀で切ったのが悪かったかな?)
「アヒャ?」
「もう少しだったのにぃ〜」
〜〜〜更に30分後〜〜〜
「っで、何で若菜さんがいるんだ?」
まだ頭がくらくらするが話しを進めねば。
「それはねぇ〜美佳から連絡があったからよぉ〜『雄二が死んじゃう〜!!』って、泣きながらねぇ〜」
「ちょっ!?お婆ちゃん!!」
「そ、そんなに心配してくれてたのか?」
美佳がなぁー。
「むっ、ボクも心配したんだよ!!」
「私も!!」
「あ、ありがとう」
ちょっと恥ずかしいな。
「あー!!もう!!それでそのあと雄二を家まで運んで、お婆ちゃんがヒーリングしてたのよ!!・・・って何でお婆ちゃんが雄二の隣で寝てるのよ!!」
そういえば何故?
「暖かそうだったからよぉ〜」
さいですか。
「それじゃ〜雄ちゃんゆっくり休みなさぁ〜い、妖気を限界まで使ったからぁ〜本当なら瀕死よぉ〜」
道理で頭がくらくらするわけだ。
「マジですか・・・わかりました休みます」
「はいぃ〜お休みぃ〜」
言いながら俺のベットに入る若菜さん。
「「「「ちょっとまてや!!」」」」
「なんでお婆ちゃんが雄二のベットに入るのよ!!」
そ、そうだ!そうだ!!
「添い寝しなからヒーリングするためよぉ〜」
やめて下さい、仮にも俺は男です。
「じゃあ私が添い寝します!!」
摩耶ちゃんあのね添い寝がメインじゃないんだよ、それに理性が・・・
「じゃあボクは腕枕してもらう〜♪」
亜弥ちゃんもう介抱する気ないね。
「じ、じゃあ私はひざ枕を・・・」
美佳・・・君まで。
「・・・もういいや」
ツッコミを入れる気力も無くした俺は静かに意識を手放した。
朝起きたらどうなってるかなんて。
もう、どうでもいいや・・・
なんか、うっすーい内容になってしまいました。何が良くないんかなぁ〜・・・