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第18話 影響?



〜〜〜〜〜自宅〜〜〜〜〜


『おい、起きな朝だぞ』


「んっ・・・おはよう目覚まし」


何故か先日九十九神になった目覚ましに起こしてもらい俺の一日は始まった。


「そういえば母さんどうしたんだろ」


昨日校長室に置いてきてその後は見てないなと思いながらリビングに向かう。


「手紙と本?」


リビングのテーブルの上に見慣れない手紙と本を見つけた。


「母さんか?」


手紙は母さんからで、


『愛しい雄ちゃんへ


まだまだ雄ちゃんと居たかったけど“あの娘”を置いて来てたのを忘れていたので帰ります。

雄ちゃんのために冷蔵庫にご飯を入れて置きました♪自信作だからしっかり食べてね(ハート)



P.S

その本は私の妖術を収めてあるからしっかり覚えておいてね♪


P.SのP.S

またすぐに来るから浮気しないでね♪


P.SのP.SのP.S

・・・雄ちゃんの寝顔可愛いかったわ♪暖かかったし、それに(ポッ)』



・・・・・・・・・。



母さん俺になにをしたぁ〜〜〜!!??


〜〜〜〜〜学校〜〜〜〜〜


「・・・死ぬ」


若菜さんとの新しい拷問もとい訓練を終え机に突っ伏している。


「おはよう雄二、相変わらずいい死にっぷりね」


おはよう美佳、今度ちゃんとした朝の挨拶を教えてやる。


「「雄二(君)オハヨー!!」」


二人共元気いいなぁ〜俺も元気出さなきゃな!!


「ヨシッ!!」


気合いを入れて起きる。

朝の日差しと風が気持ちいい。


「「「へっ!?」」」


「ん?」


美佳達が間抜けな顔してこっちを見ている。


「どした?」


「な、な、な、何でもないわよ!?」

(美佳の心の台詞)

『な、なんなのよ!?何でそんな綺麗のよ!!まるでタマモさんみたいじゃない!!』


「ぼ、ぼ、ぼ、ボクはその・・・あの」

(ポッ)

亜弥の心の台詞

『今日の雄二なんか凄い魅力的だよぉー!!髪が朝日でキラキラして・・・ハゥ!!』


「ハゥ〜〜」

摩耶の心の台詞

『ハゥ〜〜』



「?まあいいか」


ちなみにクラスメートの心の台詞


女子編

『『『『雄二君(様)お綺麗ですぅ〜』』』』


男子編

『『『『な、何だ!?何で雄二が綺麗に見える!?ち、違う俺はノーマルだぁ〜!!』』』』




〜〜〜〜お昼休み〜〜〜〜


「ハァ〜」


「どうしたの雄二?」


弁当箱を片手に持った美佳が不思議そうに尋ねてきた。


「なんかさー今日は、男子どもには変な目で見られるし、女子にはなんかキャーキャー吠えられるし、先生にはめちゃめちゃ授業で指されたりするし、俺なんか皆の気に障るような事したか?」


「さ、さぁ〜?そ、そんな日もあるでしょ」

『ゆ、雄二、相変わらず鈍感過ぎよ』


「「雄二(君)美佳、お昼食べ行こ〜」」


「ほ、ほら雄二、お昼行くわよ」


「・・・はいよ」



〜〜〜〜〜屋上〜〜〜〜〜


俺達は雨の日以外屋上でお昼を食べている、太陽の日差しと風がとても気持ちがいいのだ。


「「いい天気〜♪」」


アヤマヤが嬉しそうに弁当を取り出し始めた、二人の弁当は自分達で作っているらしく実に女の子らしい。


「それより雄二」


「・・・なんだ?」


君の言わんとすることはわかるが。


「その重箱は何?」


俺が持っていたのは三段のデカイ重箱。


「・・・・・・」


俺は黙って重箱を開ける、中にはびっしりと・・・



「「「・・・いなり寿司」」」


そう、いなり寿司。


「・・・母さんが作ってった・・・冷蔵庫にビッシリ」


開けたときは意識が跳んだもんさ。


「・・・流石は妖狐ね」


「冷蔵庫にビッシリ・・・ボク見てみたいかも」


「美味しそぉー」


「皆、食ってくれ」




「そうだ、お婆ちゃんが除霊の仕事くれたんだけど・・・雄二行く?」


「「「行く!!」」」


やっと訓練の成果が試せる!!


(私は“雄二”を誘ったのよアヤマヤ)


((二人っきりにはしないわよ美佳))


「「「ふふふ♪」」」


な、なんか美佳達、凄いやる気だな、そんなに除霊がしたかったのか?



と、とりあえず今日の除霊楽しみだ!!

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