第17話 耳!!
〜〜〜〜校長室〜〜〜〜
「なんでだぁ〜俺が何したよぉ〜神は死んだぁ〜グスン」
(死んでません!!)
「あぁ〜!変な幻聴までぇ〜!!」
(ピコピコ)
「「ゆ、雄二(君)」」
なんだい双子よ、慰めてくれるのか?優しいなぁ〜グスン。
「「み、耳触っていい?」」
・・・やっぱりそう来るよな。
うん!!わかってたさ・・・でも今だけは泣かせてね・・・グスン。
「「「私も!!」」」
貴様らもか!?
「・・・何故耳に触るの?」
「「「「「そこに狐耳があるからさ!!」」」」」
好きにしてください・・・グスン。
〜〜〜〜30分後〜〜〜〜
「「「「「ハウッ♪」」」」」
落ち着いたみたいです。
「でさ母さん、この耳どうにかして」
(ピコピコ♪)
フッ、もう自分の意識で動かせるぜ。
「わかったわ♪」
(ムニ♪)
「また触ってんじゃねぇー!?」
ゴスッ!!
「いったぁ〜い!!何すんのよ!!ハッ!!もしかして反抗期!?ドメスティックバイオレンスなの!?」
いかん、ゲンコツはやり過ぎたか?
とりあえず撫でておこう。
「クーン♪やっぱり雄ちゃんは優しいぃー♪」
・・・謀られたか。
「で、耳消せないの?」
「えー消すのー」
「消すの」
そっちの趣味はありません。
「「「「「チッ!!」」」」」
また舌打ちした!?
「じゃあさっきから出してる妖気抑えなさい、多分その耳は妖気が活性化したせいだろうし」
そういえば出しっぱなしだったな、若菜さんとの特訓の時より長く出せたから記録更新だ。
「わかった」
さっきまで出しっぱなしだった妖気を抑えると狐耳は消えた。
「良かったー」
(ホッ)
助かったーこれで学校に行ける。
「「「「「あーあ」」」」」
残念がるな!!
「にしても雄二大分パワーアップしたわねー」
美佳悔しそうだな、まぁー負けず嫌いだしな。
「そうだね!ボクも負けてられないね!!」
亜弥ちゃんも負けず嫌いみたいだ。
「みみぃ〜」
諦めなさい摩耶ちゃん。
「これでぇ〜訓練も厳しぃ〜く、出来るわぁ〜楽しみぃ〜」
若菜さん勘弁してください。
「じゃあ疲れたから帰りましょう雄ちゃん♪」
久しぶりにまともなこと言ったな母さん。
「私達の“愛の巣”へ♪」
前言撤回します。
「「「愛の巣ってなによぉ〜!?」」」
美佳達もいちいち何で反応するかね?
ハァー。
「若菜さん疲れたので帰ります、さようなら」
「はいぃ〜さようならぁ〜新しい訓練メニュ〜楽しみにしててねぇ〜」
生き生きするのはいいけどほどほどにしてくださいね。
俺は言い合いを続ける皆を残し家に帰りました。
疲れていたせいかそのままベットで寝てしまった。
なんか夜中に布団がごそごそしたり、『クーン♪』とか聞こえたりしたのは夢だろう。
夢だからな!?
今回は短めで、やっと区切りがつけられました、もっと上手くかけたらなぁ〜