第14話 爆弾発言!!
前回までのあらすじ
いろいろあって母が来ました。
〜〜〜〜校長室〜〜〜〜
「んでなんで母さんが此処にいんの?」
美佳達が落ち着いたのを見計らって、疑問に思っていたことを尋ねた。
「えー雄ちゃんに抱き着いてー♪すりすりするためよー♪あ〜しあわせー♪」
(すりすり)
「止めろ!!あ、熱い!?熱いって!!摩擦が!?摩擦が!?」
「「「う〜〜〜」」」
なにを物欲しげに見てるのか知らないけど助けて!!へ〜る〜ぷ〜!?
「ハイハイ話が進まないからそこまでねぇ〜」
「あーん、雄ちゃーん!!」
ナイスです!!若菜さん!!美佳達も親指をグッてしてますよ!!
「あー熱かったー(涙)・・・んでなんでいんの?」
あらためて問う。
「私が呼んだからよぉ〜」
母さんを椅子にした若菜さんが答えてくれた・・・
一応俺の母さんなんですが・・・
「なんでですか?」
「それはねぇ〜この子が雄ちゃんに“大切”な話しをしてなかったからよぉ〜」
「大切な話し?」
もしかして再婚するとか?
俺の父親は実は生きてるとか?
・・・・・・・・・。
まさかなぁー。
「んで、母さん“大切”な話しって?」
若菜さんを退かし俺の前に来る、その顔はいつに無くしおらしく可愛いらしい・・・
「あ、あのね・・・じ、実はー・・・あのー」
チラッチラッと俺を伺う姿がまた可愛い・・・って違う!!違うぞ!!親はドキドキなんてしてないぞ!!
な、なんだ美佳達その目は?そんな目で見るな!!
・・・・・・・・・。
違うんだぁぁぁーー!!
「あ、あのね!!母さん・・・ひ、人じゃないのよ」
・・・・・・・・・?
「「「「はぁ?」」」」
「キャー!!言っちゃった!!言っちゃった!!キャー!!」
な、なんか興奮してるけど。
は?人じゃ無い?
どういうこと?
「え、えーと、じゃあ伯母さんは何?」
ナイス質問だ美佳助かる。
「ひどいわよー美佳ちゃん、伯母さんってー、そんなに老けてないでしょー、せめてお姉ちゃんか“タマモ”さんて呼んでくれないとー」
「「「え!?」」」
「母さん・・・確かに見た目は若いけどお姉ちゃんはいかがなものかな・・・美佳達だってびっくりだぞ」
「えー平気よー♪」
「「「ち、違ぁ〜〜う〜〜〜!!」」」
び、びっくりしたー。
「な、なにが?」
「ゆ、雄二君、お母さんの名前って・・・」
「んあ?あ〜と“神楽寺 玉藻”(カグラジ タマモ)変わった名前だろ・・・?」
?なんでみんなビクビクしてんの?
「おば、じゃなくて、た、タマモさん?も、もしかして、きゅ、“九尾”ですか?」
?九尾ってなんだっけ?
「正〜解〜♪」
「「「うそ・・・」」」
美佳達停止♪
「なー九尾って何だっけ?」
全く思い出せん。
「ゆ、雄二!!九尾って言ったら“金毛白面九尾の妖狐”通称“九尾の狐”で!!かつて中国とインドを壊滅的な混乱に陥れて、平安時代に日本に流れてきた妖怪よ!!」
実に解りやすい説明ありがとう美佳、流石は秀才。
「それは表向きな歴史よ、私は何もしてない、勝手に国が滅んだのを私がやったみたいにされたのよ」
「へーでも九尾の狐ってオヤジが倒したんだよな?」
「そ、そうだよね雄二君のお父さんってそれで英雄になったんだし」
ザッツライト!その通りだよ摩耶ちゃん。
「それも表向きの歴史、あーその辺は後でね。アッ!あと一つだけ言っとくけど、雄ちゃんは正真正銘、私の産んだ“愛する”息子よ♪」
なぜ愛するを強調する?
「じゃ、じゃあ雄二は九尾と英雄の半妖なの!?」
お!亜弥ちゃんいいところに目をつけるたな・・・
あれ?
じゃあ俺も人でない?
・・・・・・・・・。
マジか?
やっと、やっと、受験が終わりました!!これから更新ペース・・・上げられたらいいなぁ〜