第12話 摩耶ちゃん大暴走!?
〜〜〜保健室〜〜〜
「・・・知らないじゃなくて、見慣れた天井だ」
何度目だっけこの天井は?・・・数え切れんか
「はぁー、えっと今回は摩耶ちゃんの“天誅”だったかな?」
イヤーいいパンチだったと称賛している自分が悲しい・・・(泣)
ガラガラ〜
「あ!!ゆ、雄二君・・・」
ドアを開けて入って来たのは意外とハードパンチャーな摩耶ちゃんでした
「おお、摩耶ちゃんおはよう」
朝じゃないけどねーと笑いながら挨拶すると・・・
「ヒック・・・ヒック・・・」
泣いちゃいました♪
・・・ええ〜〜〜〜!!??
「え!!え!?どうした摩耶ちゃん!?お腹痛いんか!?」
何故摩耶ちゃんが泣き出したのか分からずわたわたしていると
「ゴメンなさ〜〜い!!」
ギュ!!
「ど、どした摩耶ちゃん?」
いきなり俺に抱き着いてきた摩耶ちゃんを受け止めたけど、ますます分けがわからんです
「ヒック・・・雄二君、グス・・・お腹ぁ〜ヒック・・・ゴメンなさいぃ〜〜グス」
・・・あ、あ〜成る程あの“天誅”を気にしてるのか
ぽんぽん
「ふぇ?」
目に涙を浮かべ、上目遣いで俺を見る・・・可愛い、じゃなくて!!
「気にしなくていいって」
優しく微笑みながら頭を撫でる
「で、でも・・・」
まだ気にするかねこの子は
「美佳とか若菜さんとかに比べればこんくらい」
比べるまでもないよなぁー
「だから気にしないの!!分かったか?お〜けぇ〜?」
「は、はい」
ヨシヨシと頭撫でると摩耶ちゃんは落ち着いたらしく、気持ち良さそうに撫でられていた
でも考えてみると結構恥ずかしい状態なんじゃねーか?
1、摩耶ちゃん抱きつく
2、摩耶ちゃんを撫でている
3、ベットの上(←ここ重要!!)
・・・恥ずかし!!!?
「ま、摩耶ちゃん、そ、そろそろ離れてみよっか?」
やんわり離れるように諭すと・・・
「嫌!!」
即答!?
「い、嫌じゃなくてね?は、恥ずかしいでしょ」
それにこんなとこ美佳や亜弥ちゃんに見られ・・・
ガラガラ
「雄二〜起きてるぅ〜?・・・は?」
「摩耶ぁ〜泣きやんだぁ〜?・・・へ?」
お決まり過ぎだぁ〜!!?
美佳と亜弥ちゃんは俺達を見た瞬間に固まった・・・
「「・・・・・・」」
う、動けん・・・
すりすり
「ふみゅ〜雄二くぅ〜ん」
その瞬間“時”は動いた
「「まぁ〜やぁ〜!!!!」」
「嫌ぁ〜〜〜!!」
一瞬でドアからベットまできて俺に抱き着いてすりすりしていた摩耶ちゃんを引きはがした
「摩耶!!何してんのよ!!ベットで!!そ、その・・・(ポッ」
「ズルイよ摩耶!!僕だって雄二に“なでなで”して欲しいのに!!」
二人共何言ってんの?
「嫌ぁ〜!!このあと潤んだ瞳で雄二君を恥ずかしそいに見上げて呟くように『ありがとう』って言って、その私の可愛いさに雄二君は我慢出来ずに私にキスして、そのまま大人の階段を・・・キャーキャー!!」
「「そ、そんなのだめぇ〜〜〜!!!?」」
ギャーギャー!!
「いや〜いい天気だなぁ〜・・・そういえば保健の先生て見たこと無いなぁ〜なんでだろ・・・」
現実逃避いい言葉だ♪♪
申し訳ありません!!受験の影響で更新が遅れていますが来月からまた更新を再会致します!!まだまだ未熟者ですがよろしくお願いします!!