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第11話 ハプニング襲来!!

〜〜〜〜教室〜〜〜〜


「疲れたぁ〜〜」


朝練(若菜さんプレゼンツ)を終え、机に突っ伏す。

若菜さんの訓練を受け初めて一週間が過ぎた・・・死にそうです・・・いや、実際三途の川をメドレーリレーはしたけど・・・でも・・・あんなの訓練じゃない!!拷問だ!!・・・失礼しました。まぁ、お蔭で左腕以外は霊力を廻せるようになったけど・・・


「おはよ雄二、生きてる?」


朝の挨拶じゃないよなー


「死んでるー・・・」

美佳さん、寝かせて下さい、疲れてるんです


「雄二頑張るねー」


・・・亜弥ちゃん頑張らなきゃ死ぬんだよ


「雄二君、ヒーリングしますね♪」


ありがとう摩耶ちゃん、でも眠らせてね


「ハッハッハー!!諸君おはよう!!ん?神楽寺ー!!元気ないなー!!」


眠れないのね・・・



〜〜〜4時間目〜〜〜


「・・・となるわけです」

ね、眠い、数学きつい、


「よってX=2・・・」


『寝ちゃダメよ雄二君!!寝たら死ぬわ!!』


ゴメンなさい数学の先生僕はもう・・・


頭の中で雪山で遭難した人の映像が流れて・・・



ゾク・・・


な、なんだいまの寒気は、一発で目が覚めた・・・でも、どっかで感じたことがあるような・・・


「雄二どうしたの?眠くておかしくなった?」


おかしくなったって美佳・・・


「いや、なんか寒気がな・・・」



ゾク!!!!


ガタン!!


「ちょっ!!雄二!?」


「ど、どうしました!?神楽寺君授業中ですよ!!」


さっきより凄い寒気?いや悪寒か?


「まさか!?」


「まさかじゃありません!!早く座りなさい!!」


「ゆ、雄二?」


マズイ!!


「摩耶ちゃん!!」


「ふぇ!?」


急に呼び掛けられてびっくりしてますな


「ちょっと雄二!?」


「俺の周りに結界張って!!強力なの!!」


ドドド・・・


「な、何でですか?」


「お願い摩耶ちゃん!!」


「は、ハイ!!」

(な、なんか雄二君凛々しいです・・・ポッ)

『何人とも立ち入る事を禁ず!!』


ドドドドドド・・・!!


「き、来た!!」


「「「「???」」」」


ガラガラ!!



〜〜〜美佳視点〜〜〜


雄二?どうしたの?もしかしてお婆ちゃんの特訓で頭打ったの?


「摩耶ちゃん!!」


「ふぇ!?」


ま、まさか!?この場で摩耶に告白する気!?そんなのダメ!!絶対ダメ!!


「ちょっと雄二!?」


「俺の周りに結界張って!!強力なの!!」


へ?結界?告白じゃないのね?よかったーって何で摩耶赤くなってん・・・!!


「き、来た!!」


へ?


ガラガラ!!


〜〜〜〜雄二視点〜〜〜〜


ガラガラ!!


教室に入って来るなりキョロキョロと教室を見渡す見た目“金髪”20代の女性・・・や、やっぱり!!


キラーン♪


目、目が光った!?


「雄ちゃ〜〜〜ん♪♪」

(ハ〜ト)


いきなり抱き着くな〜!!つーか!!俺の座る席から教室の扉までの距離は約6メートルあんだぞ!!一瞬じゃねーか!!その前に結界はどうした!?


「あ〜ん雄ちゃん♪雄ちゃ〜〜ん♪♪会いたかった〜♪♪」

(ハート)


抱き着いてスリスリするなー!!


「ちょ!?や、止めろって!!か・・・!?」

ゾク!!


またゾク!!ってゾク!!ってした!!


「ハッハッハー神楽寺ー貴様はー」


な、なんだよクラスの男子A君


「貴様は〜〜!!我らのアイドル(美佳)と双子天使(亜弥&摩耶)だけでなくそんなに綺麗なお姉様まで手を出すとは!!」

「ちょ!!待て貴様らこいつは・・・!!」


「「「「殺!!」」」」


聞けや〜〜〜!!


ゾク!!パート3♪


「ゆ、雄二君・・・」


お!摩耶ちゃんナイスタイミング!!


「その雄二君にスリスリしてる女の人って・・・」


「オウ!この人は・・・」


「そうなんですね?“彼女”なんですね?」


ま、摩耶ちゃん?何でそんなに霊力出してるの?


「ち、違っ!!」


「私のピュアな心を弄んだんですね・・・」


「ま、摩耶ちゃん!!誤解を招く言い方しないで!!」


周りの殺気が倍増してますよ!!


「問答無用です!!天誅!!」


「ゲフ!!」


摩耶ちゃんの腰の入った右ストレートが俺の鳩尾にめり込み俺は闇に堕ちた・・・


ちなみに亜弥ちゃんは


「ウフフ〜雄二〜♪むにゃむにゃ・・・」


寝不足なんですね♪♪

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