サバのサバイバル
「なろうラジオ大賞7」応募作品です。
ここは広い海。
海の中は、僕たちサバにとってはいつでもサバイバル。
僕たちは群れで行動している。
その方が身を守れるから。安心するから。
本能的に群れてしまうんだ。
季節によってあっちに行ったり、餌を求めてこっちに行ったり。
海は広い。
昨日はイルカに食べられて、たくさんの仲間がいなくなった。
そして今日は気が付かないうちに仲間がいなくなった。
誰かが人間に捕まったと言っていた。
僕たちサバはいつでもサバイバル。
少なくなった仲間を数えた。
仲間はもういないのに。
僕ひとりなのに。
サバは鯖を読んだ。
僕の中にはたくさんの仲間がいる。
群れはないが想像で群れの中に入り込む。
広い海。
サバのサバイバル。
僕は生き残れるだろうか。
サバイバルを脳内で鯖、威張ルと変換。
鯖について少し調べたら、威張るような魚じゃない気がした…どちらかと言うと謙虚な気がする。




