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森林生活記  作者: あじすと
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2.転生後...

どっもあじすとです。

いやぁ、全身の筋肉痛が痛いです。

二話目です、どーぞ


 はい、転生して約四年がたちました。 


 どうも、イチ・ミュラーです。


 ドイツとかによくありそうな苗字だな。


 え?何でもう四年も経ってるかだって?


 別に、ただ幼児が寝て起きてご飯食ってまた寝るだけの生活が見たいって方はどうぞ。


 え?そんなの見たくないって?


 じゃあ見なくて良いよな。うん。


 まあ、そんなことは置いといて。


 私が転生したこの世界は、よくある中世ヨーロッパに、魔法と、魔物を足したようなお決まりの世界となっている。


 それで魔法について色々()()で調べてみたんだが、え?恩恵はどうしたって?


 そうなんだよ。来ないんだよ。すでに転生して四年が経っているにもかかわらず、全く現れないんだよ。


 私が何のためにこの恩恵にしたと思ってるんだよ全く。愛でるためだよ、悪いか?


 まぁ、なんか新しく種を作るみたいなこと言ってたし、それで時間がかかってるんだろうな。多分。


 そんなことは置いといて、この世界の魔法について、簡単に説明すると、

魔法は、魔力と呼ばれる物質をもとに発動する物で、魔力は個人差はあれどほぼ同じ位の量が常に血管の中を循環しているらしい。そして、魔力は生涯、全く変わらずに増やすことが出来ない。


 魔力量が同じなら皆同じくらいの実力になってしまうが、そこは上手く出来ているようで、魔力量が皆変わらない代わりに、魔力密度(まりょくみつど)という数値があり、この数値が高い程、一粒の魔力の密度が高く、一度の魔法に込めなければいけない魔力が少ないので、より効率的に魔法を行使(こうし)できるらしい。


 ちなみに私は、調べてくれた人(いわ)く、普通らしい。


 そして魔法は、魔力を肌から放出することで引き起こすと、こんな感じだ。


 そしてこれについて転生してからの四年間で色々実験してみてわかったことがある。実験は人目につかない所で行ったが。


 幼児がひたすら魔力を放出しては周りを見渡している光景を想像してみて欲しい。

 怪しいだろう?怪しいよなぁ。


 まず魔法は、術者の指定したものを増やすことしか出来ない。そう、増やすことしか出来ないのだ。つまり、生み出すことは出来ないと言うこと。


 例えば、土をたくさん増やすことは出来るが。何も無い状態から土を出すことは出来ない。まぁ水とかなら空気中の水分からでも水を大量に作れそうだが、いかんせん消費する魔力が多すぎるのであまり現実的じゃない。


 さらに魔法では、複雑に物質同士が混ざり合っているもの程増やしづらく、増やすのに使う魔力が多い。だから案外、土を増やすのも難しいようだ。


 しかし、先程の魔力密度が上がることで、その量を減少させることが出来る。


 魔力密度が高くなれば、さっき言ったような大気中の水を増やして洪水レベルの水を生み出すとか頭おかしいことが出来るらしい。


 まあそんなことすれば、いくら魔力密度が高くても一瞬で魔力が無くなるので、それが出来るような魔力密度を持つような人はいない。


 でも過去の文献では、何人かそんな頭おかしい奴が居たらしい。まぁそいつらでも何もない所からものを生み出すことは無理だったようだが。


 また魔法は、術者のイメージ力がないと上手く発動してくれない、この世界の人々はこれを詠唱をして、その言葉の一つ一つにイメージを刷り込むことで、何とか魔法を発動しているようだ。そこは、そういった技術が発展している現代日本の国民、あの若かりし頃の黒歴史がこんな所で実を結ぶとは、思いもよらなかった。つまりは、無詠唱で魔法が発動できます。


 そもそも、ものを増やすのにイメージも何もあったものじゃないと思うのだが、これが文明の差って奴か?


 あと驚いたのだが、この世界に炎魔法は存在しないらしい。


 理由は、どうやっても発動できないからだそうだ。

 

 だが考えてみれば簡単だった、水や土は大気中や足元に元となる物質があるが、炎なんて、そんじょそこ等にあるような物じゃないからな。元となる物質が無いのだから、発動のしようが無い。


 だからろうそくを使って実験してみたら、出来た。

 元となる物質があればいけるみたいだ、なぜこんな簡単なことが発見されていないのか不思議でならないな。まぁ、魔法の歴史は案外短いようなのでいずれは誰かに発見されていただろうな。


 とりあえず今までの説明をまとめると、魔力はすでにある物質を増やすと言う特性を持った物質で、魔力の密度が高いほどより少ないものからたくさんの量に増やせると言うことだ。


 なので精神に作用を及ぼすとか重力を操作するとかそんな魔法は無い、精神操作とか、神経(しんけい)伝達物質(でんたつぶっしつ)がどうのこうのなんて医療があまり発達していないこの世界の人間に分かるわけが無いし、私も分からない、重力にいたってはそもそもそれがまず物質なの?って話だからな。

 

 せいぜい、相手に風なんかを当てて涼しいやったハッピーにするぐらいだろう。


 ま、こんな所だ。


 そして親についてだが、家は伯爵家(はくしゃくけ)で、かなり高い身分だが、 母は妹を産んですぐにすぐに他界してしまった。

 

 会ったのはほんの数回程度だし、悲しくないと言えば嘘になるが、そこまで思い詰めていない事は事実だろう。


 そして父だが、すごく厳しい、三歳になった時から毎日訓練付けの日々だ。


 今は、一週間の休みをもらって休んでいる所だが、休みが明ければ、また訓練という名のしごきが始まる事だろう、まあそのおかげでかなり実力がついてきている気がするのでこれからも頑張ろう。


 最後に妹、妹は今0歳で、特に言うことはないだろう。


 では、もう明日からまた訓練が始まるので、もう寝よう。


 お休みなさい


如何でしたでしょうか。

次の投稿は、少し期間が開くかもです。

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