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森林生活記  作者: あじすと
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1.新たなる門出

どっもあじすとです。

小説投稿は初めてで、緊張しますが、

頑張っていきます。

 私の名は田中孝一(たなかこういち)

 特に変わったところもなく、ただただ毎日を平凡に生きている、しがないサラリーマンだ。

 

 といっても、その平凡な日常は、今目の前で頭を下げているいるこの男にぶち壊されたわけだが。


 私が今いる空間は、よくある日本家屋(にほんかおく)のお茶の間と言った感じだ。


 そして私の目に前に、若い男の人が座っている。


 「本当に申し訳ない。今回のことは全てこちら側のミスだ。君には大変申し訳ないことをした。」


 まぁ、要約すると、この世界は、こちらで言う神のような存在に管理されていて、基本的には神はよほどのことがない限りこちらの世界に干渉することは出来ないらしい。

 

 そして今回、ここの太陽系を管理している神が、地球に本来ぶつかるはずの無かった隕石が火星にぶつかりそうになり、隕石を消滅させようとした。


 だが間違えて私のいる地球に修正をしてしまい、あわてて取り消そうとしたが、修正力がバグを起こし、世界から私の肉体を消滅させてしまったというわけだ。

 

 そして魂だけこの謎の空間に私を呼び、私に謝罪をしていると、つまりそう言う事だ。

 

 まったく驚かったと言えば嘘になるが、なんかお詫びに転生(てんせい)させてくれるらしいし良しとしよう。


 「大方(おおかた)の事情はわかりました。それで私はどのように転生するのでしょう?」


 「.......」


 「...?どうかしましたか?」


 「いや、君はほかの人間のように怒鳴り散らさないのか、と思ってな」


 「まぁ、特に前世に未練があった訳ではないですしね。」


 「......そうか..、君のような人間に会ったのは初めてだよ。」


 「前にも同じ様なことが?」


 「あぁ、かなり前に一人だけな。初めはとても落ち着いていたのだが、途中からいきなりチート?が無いとかどう言う事だ等と散々怒鳴られてしまったよ...」

 

 案外それが原因だったりするのではないだろうか。


 「そんなことがあったんですか、まぁ世界には私のような人間も居ると言う事ですよ。」


 「そうなのか、つくづく人間とは興味深い生き物だな。」


 「はい、そういうことです。話を戻しますが私はどのように転生するのでしょうか?」


 「あぁ、話が()れてしまったな、君にはまず前世と同じ肉体で異世界へ転移(てんい)するか、新たな肉体で転生するかを選んでもらう。」


 二択か、どちらにしよう。

 まぁ、前世の肉体には何の思い入れもないし、腹を痛めて産んでくれた母には悪いが、新しい肉体で心機一転(しんきいってん)、新しい人生を謳歌(おうか)しますか。


 「じゃあ、転生でお願いします。」


 「了解した。転生にあたり、容姿など、新しい肉体に関することは、名前以外、決められないがそれでも良いか?」


 「はい」


 「了解した、では、君の名前を決めてくれ。」


 「では、イチでお願いします。」


 孝一をもじっただけの安直な前だけどな。

 母が産んでくれたこの体を捨ててしまう分、名前くらい前世の名残を残しておきたい。


 「名前だけでいいのか?苗字も変えられるぞ?」

  

 「いえ、苗字は転生した世界の親のものでいいです。」

 

 「そうか。では今から君を転生させる、と言いたい所なのだが、あいにくと今、私はとても気分が良い、なので特別に、君に恩恵を授けてあげよう。」


 「恩恵、と言いますと?」


 「君の好きな能力を恩恵として授けると言うことだ。ただし、その世界のバランスが崩れるようなものは無理だが。」


要するに、チートじゃなければ何でも良いと言うことか。

 

 「そうですね、ではその世界のことを良く知っている相棒がいいです。可愛いと尚良いです。猫とか、猫とか猫とか。」


 猫は可愛いしな


 「そ、そうか、君の行く世界に猫は存在しないのだが、まぁ、新種の神獣として登録すれば良いか。では孝一、いやイチよ、恩恵は本当にそれでいいのだな?」


 「はい、大丈夫です。」

 

 「そうか、了解した。それでは、転生する準備は出来たか?」


 「はい、落とすなり何なりパパッとやっちゃって下さい。」


 「フッ、そんなことはしない。では、君の新たな人生に、(さち)があらんことを!」


 そんな神の言葉を聞きながら、私の意識はゆっくりと落ちていった...


 


 


 

 

 

 

 

如何でしたでしょうか、

感想等お待ちしています。

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