第6話
「では選択する科目はどうしますか?」
う~ん、別になにを選んでも教科がなくなるわけじゃなくて選んだ科目の授業時間が増えるだけっていってたしな。
別になんでもいいかな。
「あっ、ちなみに貴族とか大手の商人の子供とかってどこが一番多いですかね?」
「あー、それはやっぱり貴族の方達は多くの属性の魔法を使えますから魔法を選択する方が多いですね。」
まぁ、やっぱりそうか。
俺も最近父さんに聞いて知ったのだがこの世界の属性魔法の適性は親から受け継ぐのだがそれが
親が1属性使い二人だと子供は大方1属性、たまに2属性
親が2属性使い二人だと子供は大方2属性、たまに3属性
親が1属性と4属性なら大方2か3属性、たまに1か4属性使えるようになるらしい。
また子供の使える属性は親の持っている属性に限られるらしい。
ちなみに属性は火・水・土・風・光・闇・木・雷・氷・毒の十種類あり、貴族は大抵属性の多い人としか結婚しないので5属性くらいはもっているらしい。
またそれとは別に無属性と時空属性もあり無属性誰でも使えてどの属性にも分別されない『その他』の属性らしく、時空属性は無属性を極めると発現するといわれている。
だけど極めるのに三百年近くかかるため平均寿命が300年ちょっとのエルフの長老しか使えないらしい。
この話を聞いてから俺も無属性の念導力とかの特訓もしているがまだまだ実践に使えるほどじゃ、ない。
「そうですか、なら魔法コースでお願いします」
「わかりました、ではこの紙に名前を書いてを書いてもらえますか?」
「はい。これでコース選択完了です。明後日から授業が始まるので朝遅れずにきてくださいね」
結構早く終わったな、この後どうしようかな?
フレアとどっかよって帰ろうかな?
いや、そういえば家にS級冒険者が来てるんだよな.....
「フレア、急いで帰るよ!!」
「あっ、危ないですよ!!急に走ると」
「大丈...ぶぁべし!!」
「だから危ないと言いましたのに」
くそっ、まさかこの俺が子供が絶対にやる絶妙なタイミングでの転びをやってしまうとは!!
なんたる屈辱!!
許すまじ!!
許すまじ...地面の出っ張り!!
お前なんてこうしてやる。
やっ!! はっ!! よっ!!
「はぁ、なんで地面をけってるんですか」
「我が積年の恨みを晴らさんがために!!」
「はぁ、それがかっこつける事ですか!!ほら、もう行きますよ。急いでるんじゃなかったんですか」
はっ!!そうだった。
でっぱりよ、今日の所はこれくらいでゆるしてやろう。
~コース分け選択の面接の前日~
先生1「レイモンド家の子供の魔力量B級上位並みだったんだって」
先生2「えっ、あの噂本当だったの!!きもちわるっ」
先生3「ちょっとあなたきもちわるいなんて言葉がわるいわよ。ちょっと頭がおかしいだけよ」
先生1「で、だれがこの子の面接相手する?」
先生2「それはやりたくないわね。うーん、そうだ。じゃあ私やるわよ」( -_-)ジッ
先生3「あっ!いえいえここは私が」
先生4「いえいえ僕がやりますよ」
先生1「でおくれたっ!!......いえいえ、私がやりますよ」
先生2、3、4「どうぞ、どうぞ」
先生1「はぁ」