整理しましょう。むむ?
長く書けないいいぃ!短めですみません
寝てしまった。起きたらキィ兄さんはいなくて、メイド長さんだけがいた。メイド長さんは兄さんのように僕を抱き抱えてずっと話しかけたりはしないで、側にいるだけなので今のうちに頭の中を整理することにした。
まずものすごくザックリと
・僕は前世の記憶を持っている所謂転生者である
・この世界は前世でネット小説などで見たように異世界だと思われる
何故僕がこの世界を異世界だと思ったかというと、剣と魔法のファンタジーを地でいってる世界だったから。兄さんが右手に火の玉左手に水の玉を作ってお手玉にしてるのを見た時は、『・・・・((((;゜Д゜)))))))』と思った。
その次に僕が今世 生まれた家について
貴族だって
・・・割とネット小説とかではよくある設定な気がするけど、自分が貴族だって言われても、前世どちらかというまでもなく貧乏寄りだったからびっくりだよ。もっと、誰か、適任者がいたのでは?
ここら辺でびっくりして一旦思考停止したけど、まだ兄さんの説明が続いてたから聞いたら、もっとびっくりした。
前世の感覚で言えば公爵に当たるレベルの貴族の家だった。
兄さんの説明によると、この世界には僕らのいる国とお隣にある帝国と、だだっ広い草原を抜けて森も越えた先にある魔族がいる魔境がある大陸しか発見されていないらしい。帝国とか魔境とか魔族の話は置いといて、うちの国の王族・貴族について。
うちの王国で1番偉い人==王様、ギルドのSランクで帝とか呼ばれる人達
2番目に偉い==七大貴族(←このうちの1つが僕の家)、ギルドのマスター
3番目……ここから先はあんまり関係ないからか説明してもらえなかった
うちの国は魔法が発達してて、魔法を重んじる国柄らしい。(お隣の帝国はどちらかというと魔法じゃなくて物理らしい。)そのためうちの国では貴族=魔力持ちの図が成り立つ。
その中でもその昔、勇者と国をつくった得意属性が全員バラバラな6人の英雄の末裔が、王族(勇者の末裔)、七大貴族(6人の英雄の末裔と勇者の分家?)
属性は、火・土・風・水(←我が家)・雷・闇・光(王族も)
我が家は水の属性を得意とする家
7大貴族の水の家、ターム家…あ、家の名前は別に属性にちなんだ名前じゃないんだって。唯一それっぽいのは闇の家のブラック家くらい。
だから兄さんの名前はキィ・ターム、僕の名前はナイア・ターム。これが正式な名前みたい。
ここから先はちょっと難しくてポカンとしてしまった部分。
何十世代か前に王族に生まれた王位を継げない人が作ったのが7大貴族の光の家。最初のうちは王族との関係も良くて王位継承権もある人間が多かった。(王様の甥っ子とかね)けれど100年くらい前に魔族との友好関係をその時の王様が決めることにその時の光の家当主が猛反対。数代前から微妙に仲が悪くなってきてたのが決定的になる。元々、王族に何かあった時(流行病で死亡とか)次代の王様が育つまでの代理をやることと、魔族の討伐なんかで威厳を保ってて、あまり貴族の義務を果たしていない家だったから王族との関係が微妙なのに魔族との友好関係なんて結ばれちゃ困ったんだって。それで猛反対して王族との関係がほとんどなくなっちゃったからアーアって感じだけど。
現在、光の家は王族との関係をまた作ろうと側室に娘を送ったりしてるけれど子供が全然出来ず王族に好かれず…。王族の分家みたいなものでありながら内情を知ってる七大貴族の中ではちょっと下に見られている…感じ?なんか兄さんの言い方ではそうでもない気がするけど。
そ・し・て(←ここからが重要)
なんで七大貴族の1つではあるものの、そんな落ち目の家を強調したかというと。我が家は光の家じゃなくて水の家なのに。
王族に嫌われる七大貴族の家が出てきた一方、王族に好かれる七大貴族の家も出てきたわけで。それが我が家、七大貴族の水の家、ターム家だった。
水属性に適性が強いから?ってわけでもないのかもしれないけど、あまり権力に興味ない人がターム家には多いらしく、そのくせきちんと平民やエルフとかの亜人を積極的に保護するから、王族に好かれてるらしい。
数代前、我がターム家から出た娘が王妃になったり。現在の王様もうちのお父さんと仲良しだったり。
なにより★僕とキィ兄さんを産んだお母さんが、あの僕におっぱいくれたお母さんが、現在の王様の実のお姉さんらしいです…
王様はシスコンらしく、1週間に2回くらいの頻度で我が家に来るって。王様が僕らの叔父にあたるって。帝国から嫁いできたお姫様が王様の正妃らしいけど、来てから1年経っても子供ができる気配もないし、かといって側室も持ちたくないと王様が言ってるから、まだ1人も子供がいなくて…。
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兄さんが第1、僕が第2で王位継承権があるらしいです。王位継承権は置いといても、七大貴族の水の家、ターム家を継ぐのもどうにかしないといけないらしいです。僕白目。 ここで僕の心は休息を求め眠りました。
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どうでもいいけど、これ5歳児がゼロ歳の赤ちゃんにいって聞かせる内容じゃないと思います。キィ兄さんェェェ