俺×魔法少女+異世界+愛嶺=魔法少女俺.
異世界向け紳士服店(上級者編)に入店した俺と愛嶺は俺の異界着を選ぶことになったわけだが。
「いらっしゃいませー!!今日はどういったお召し物…をおぉ?!」
入店した早々、若い店員の女の子にあり得ないモノを見たような反応をされてしまった。
俺の服装ってそんなに変ですか…
とはいえ店内を見渡す感じここにある服も大分アレなものばかりだが…
「にぃさまがこの世界でも浮かないような服が欲しいですっ。できれば可愛いやつをお願いしますっ」
「お兄様…ですか?」
「…可愛くなくて良いので出来るだけ目立たない普通の服をお願いします…」
危ない、危うく可愛い変質者になるところだ。
「それなら…こちらなど、どうでしょうか?」
そう店員さんが進めてきたのは「ガチムチレスリング用パンツ」
「着ない、てか履かないからなっ!?なんでこんなピンポイントなものがッ!!」
「にぃさまそんなに興奮すると「はぁ…はぁ…アッー!」しちゃいますよ?」
「しないからっ!!他のをお願いします!!」
「そうですか…?なら…」
次はまともなモノが出てきてくれると、一瞬でもそう信じた俺の希望は一瞬で消えうせ、そこにあったのは
「男祭り用褌」
「もうどこから突っ込んだらいいのかわかんねぇよ!!」
「っていうツッコミ入りました!!しかしスコアは伸び悩んで65点ですっ」
「採点されたっ?!」
「これもお気に召さないようですか…?」
「ハイ…すみません…パンツ単体はもうやめてください…」
「そうですか…」
そういった店員さんが続けて出してきたのは「夜戦用下着セット(女性用ブラ、ガーターベルト付き)」
「もうわざとだろ?!なんでこんなんばっかなんだよ!!」
「ですが、お客様がパンツ単体はやめて欲しいと…」
「そうですよにぃさま、これはとても可愛い下着だと思いますよ?」
「そういう問題じゃないだろ!!普通の服を、衣服をお願いします!!」
そういった俺に向けて店員が差し出した服は、今度は確かに服だった……が…。
「なになに…?男性用、誰でもなれる魔法少女セット(まじかるステッキ付き)…これじゃあどっかのコスプレゴリラ見たいじゃねぇか!!」
「にぃさまはこれも嫌なんですか?こんなに可愛いのに…」
「コスプレゴリラの意味は分かりませんが…お客様、こちらがお気に召さないようですと、残りはこれくらいしか…」
「魔法少女じゃなければ何でもいいよ!!」
「そうですか、でしたらこちらのビキニアーマーを…」
「…すみません魔法少女でお願いします。」
こうして俺は異世界の一般人から異世界のコスプレ魔法少女になった…なってしまったのである…




