二話
遅れてすみません、それでは続きをどうぞ。
竜也SIDE
さてと、おおまかな知識はついたけど、どうしたもんかな。バスターに成るのは決めたけど、成りかたは分からないんだよな。ジークにこれ以上おしえてもらうのもなんだし、というか、絶対面倒くさいからって流入する可能性高そうだしな、あの痛みはできれば遠慮したい。それに外に出れば情報をもっと集められるだろうし。とにかく、バスターに成るためにもここから出ないといけないし、魔物に負けないためにも鍛えないといけないな。バスターになる前にやらないといけないことは多いや。
そうと決まれば。
「ジーク、ここから出たいんだけ「まあ、まて。」・・・はい?」
何だろう?・・・あれ、さっきまでとなんか違う様な?
ジークSIDE
やれやれ、せっかちな奴だ。きついだろうと思って、流す知識はある程度話して教えるつもりで省いたというのに。奴の顔からして、これ以上教えてもらうのは悪いとか思っとるな。それと、流入の痛みを嫌っとるのもわかる。・・・いままでの奴らもそうだったしな。
それはそうと。
「言葉は通じとるな?さっきまでは、お前が知らんと思って念話にしていたが、送った知識でわかるようになっただろう。」
竜也は、はっと気付いた様子で
「ああ、さっきまでは念話だったんだっけ。今は、耳から聞こえてるんだ。納得納得。」
そこからか、知識をまとめたようだが、妙なところで抜けとるなこいつ。しかし・・・
「そうだ。それと、お前が今まで話していた言葉は、こちらでは私のような“言霊”を使える高位の存在しか理解できんようなものだったんだぞ。今は、きちんとこちらの言語体系の言葉が話せとるな。」
知識のおかげか、こちらが言っていることはすぐ理解できとるようだ。話す言葉に関しては、今までの奴らは理解はできるが、話せるようになるまで時間がかかったのに、こいつは・・・・・・まあ、いい今は何の問題もない。こちらとしても、手間が一つ省けるものだ。では、これからのことを決めるか。
「それはそうと、お前ここから出てどうするんだ。」
「僕?修行しながらバスターになる手段見つけようかと。」
「今、此処を出てもすぐ魔物に襲われて修行にならんだろ。それに、バスターになる方法は私が知っている。もともと、細かい知識は言葉で伝えるつもりだったからな。」
竜也は驚いた様子で、ジークに聞いてきた。
「そうだったのか?しかし、なんでそんなことを、たしかに知識の流入はきついものだったけど、もう少しぐらいなら耐えれたから一緒に送ればよかったのに。」
む?こいつ自分が規格外の存在であることを知らんというのか?まったく、普通はあれだけの知識を一気に送れば、人間ならばよくて後一時間はもだえ苦しんでいる物なのだぞ。
「普通は、もっと痛いものなのだ。今までのお前の同郷の者たちは、お前よりもはるかに長く苦しんでおったわ。」
「なん・・・だと・・・・・・あれ?それじゃ僕もそんなに頭良くないからもっと苦しんでたはずだよな?けどなんで?」
ふむ、自分の能力の高さを知らなんだか。元々、ほかの人間よりも高いの能力の持ち主であったことは、今までの様子からわかってはいたが、調べてみるか。少し魔力を流してと・・・・・・おや、こいつからは、私より高位の存在の力が感じられる。ということは、こいつは今までの者たちのように次元の裂け目に落ちてきたわけではないな。つまりは、何者かに連れてこられたのだな。私より高位の者でこのような事をする存在といえば・・・・・・奴しかおらんな。
「リュウヤ、お前は・・・神の力によってこの世界に連れてこられたのだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・なんですと!?」
竜也SIDE
ジークから伝えられた言葉に、僕は驚きを隠せなかった。だって、いきなり神様に連れてこられたって言われてもなあ。
「いやいや、いきなりそんなこと言われても。どう反応しろと!?」
「どうといわれても、事実なのだから仕方あるまい。」
普通に返された。混乱している僕を目にジークは説明を始めた。
「お前からは、私が知っている神の力を感じる。お前は、そいつによる守護を受けておる。お前は今の自分の力が高いのに驚いておるだろ?たしかに、この世界に来る異なる世界の者たちはこちらの世界に来た時に高い能力を有しておった、その者たちも自分の力に驚いておったよ。どうやら、世界を移動したときに得たものらしいな。しかし、お前ほどの力をもった者はいなかった。そのことから、おかしいと思い先ほど調べてみたのだが、神の力を感じたのだ。だから、確信した。」
いつのまに、調べられてたんだよ。確かにこの世界には神様は存在しているってのはさっきの知識から知ってたけど。
「なんで、僕なんかに神様の守護が?自分で言うのもなんだけど、僕昔からいろんな事件に巻き込まれていたから、神様に見放されているような存在だよ。」
「ふむ、お前から感じる力はこちらの世界に来た時からのものにしては強いと思ったが前の世界にいた時から与えられていたのだな。」
・・・はい?元の世界でも神様の守護があった?
「信じられんようだな。確かに、普通は幸運であったり、特別な力があるのが守護を受けている者の特徴といえるがな。・・・リュウヤお前に守護を与えている神はな、こちらの世界でもあまり知られてはおらんのだが、“ルーナ”とよばれる、守りと混沌を司る善神だ。」
・・・・・・守りはよくわかるけど、なんで混沌?それで善神?
「混沌について疑問があるようだな、ルーナは元々、争いを諌めることを主としていた神だった。しかし、神であっても疲れは来る、しかもルーナは善の部分しか司っておらず争いを諌めるために力を使えばその力を回復するのに時間がかかる。善の心をもつ者は少ないからな。昔は、世界の住人は少なくそこまで争いがなかったから、問題はなかったのだが。世界の住人が増えるたびにルーナの力の減少は大きくなった。しかし、世界の住人たちは度重なり、争いを続けてきた。そのせいで、ルーナの力は回復する余裕を与えず、弱まるばかり。このままでは、危ないと思ったほかの神たちがルーナに負の力を与えることにした。そうすれば、ルーナはすぐに力を回復する手段を持てるからな。」
「それが混沌・・・」
「そうだ。混沌とは負の存在そのものともいえる存在だ。元々、神というのは正と負の両方を司ることで半永久的に力をふるうことができるのだ。生物の行動は、負の力のほうが多いのでな。しかし、ルーナは優しすぎた。負の力をよしとせず、善の力のみ司った。負の力を司るということは、自分の負の力を与えなければいけない人間を出すことだったからな。ここまではわかったか?」
・・・・・・うん。ジークが言っていることが、わかんなくなってきた。
「ジーク、元々神様は善と負の両方を司るもの。しかし、僕に守護を与えている神は守りという善の力を司っていた。そのせいで、力が回復しないで減ってばっかだったと。それで、その力を回復する手段として混沌という負の力を司ることになったんだね?」
「そうだ。まあ、ルーナは最初ずいぶんと渋っていたようだが、ほかの神たちの説得によりその申し出を受け入れることにして混沌を司ることになった。ほかの、負の力はもう司っている者がいたからな。
でだ、話は戻るが、お前が神の守護を持ちながら問題に巻き込まれることが多いと言っていたな?」
そうだよね、守護っていうんだからいいことばかりだと思ってたけど。トラブルにばっか巻き込まれてるんだから・・・・・・あ、混沌ってまさか。
「気づいたようだな、そうだお前が事件に会いいやすいのはルーナが司る混沌によるものだ。」
あぁ、やっぱりそういうことか。神様から問題に会いやすいようにされていたわけね、それじゃあ・・・トラブルを解決する仕事すれば、本当に食いっぱぐれないどころか荒稼ぎできるな。
「それとだ、お前今まで事件などに巻き込まれても酷い怪我をするどころか、解決ばかりしてはいないか?」
ああ、たしかに。昔は、少し怪我はしたけど酷い怪我はしていないし、今じゃ怪我するどころか僕が解決してるな。
「うん、解決ばかりしてたはず。」
「それは、ルーナの守護が働いているからだ。ルーナの司る守りというのは、そういう事件をおさめることから、守護を持つものが不慮のことで死ぬことがないのだ。唯一、守れないものはルーナより高位の者が司る負の概念のみ。といったところで、ルーナより上の存在は“死”の概念のみだ。それも、寿命、自分で命を落とす、よほどの強者に負けること以外で死ぬことはない。いっておくが、“今”のルーナが守護を与えることはほとんどないのだぞ。」
寿命や自殺、戦って負けること以外で死ぬことはないって、病気でも死なないってことか。それ、何てチート?・・・まてよ、今ジーク今のルーナがとか言ってたよな?
「今のルーナ?」
「そうだ、ルーナは混沌を司るようになって少し・・・いや、かなり性格が変わってしまってな昔は際限なく、世界の住人を守ってきたのだが、今ではよほど優しい心を持った存在以外には守護を与えんようになった。まぁ、ほかの神と近い性格になっただけなのだ。それでも、本来の優しさは消えておらぬがな。」
「へぇ・・・ところで、なんで僕がこの世界につれてこられたんだ?」
「混沌のせいだろう、混沌というのは時空すら超える力を持つ負の概念だからな。それが、異なる世界のお前に取り付いた。そして、お前をこの世界に導いた・・・いやそれだけの混沌が起こったのだろう。ルーナの守りの守護はそれを知ったときに罪悪感を感じてお前に与えたのだろうな、守護の力の度合いが今までの守護とは、けた外れだ。・・・いや、もしかしたら。次元を超えた状態では、こちらの世界で与えるだけの力では届かなかったのかもしれん。」
世界を超えた理由って、この体質のせいってことか。いや、そう考えると逆に納得がいくな。それに、誰かが悪いってわけじゃないから、悩むこともないし。って、なんかジークが動いたぞ?
「さて、話すのはこれぐらいにして、そろそろ始めるとしよう。」
???はい???
「なにを?」
「決まっているだろ、お前の修行だ。」
「えぇえええええぇえぇぇえ!!!???」
なんで、どうして、確かに助かるけど、ジークに何かメリットがあるわ「あるぞ。」へ?
「顔に出ている。なんで私がお前に修行をつけるのか気になったのだろう。それに、どうせ私には何もメリットがないと思っておるのだろう。」
顔に出てるって・・・そういや、いままでも、家族や友達みんなに顔に出やすいぞ、とは言われてきたっけ。でも・・・
「ジークにとってのメリットって?」
「今は言わん修行が終わったら、話す。今は早く、準備をするぞ、少し広い場所へ移動する。修行するならお前の食料も必要だからな。それに、この奥に私が集めてきた武器防具がある。お前のような、異なる世界の者たちに、今までも与えてきたからな遠慮せずに持って来い。準備が終わったら私の背中に乗れ、重さに関してなら、奥の武器防具全部乗せても問題ないのでな、気にするな。」
懇切丁寧な説明ありがとうございます・・・・・・ふぅ、仕方ないか。ありがたい話だから断る理由もないしな。頑張るとしよう。それじゃ、奥に行って準備するか。
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「準備できたよ。」
僕は、奥にあった武器数種類と比較的軽くて頑丈そうな鎧を持って、ジークの背中に乗った。
「では、いくぞ。」
ジークがそういうと、翼が広がり羽ばたき始めた・・・って、もう此処まで上がったのかって。風強すぎるよ目が目が~~~~~!!??
「ふむ、着いたらすぐに魔法の知識をありったけ流し込んで、そのあとは私が相手をして実戦から武器の使い方を学ばせるか。」
・・・なんか、今とんでもないこと聞こえてきたんじゃなかろうか?
僕、早まったかも。・・・・・・・・・・・・誰かたすけてぇええええ!!!!
SIDE OUT
出ましたねぇ、竜也のトラブル体質。これからも、竜也は今回のようなことに巻き込まれていくでしょう。
さてさて、ジークの思惑と竜也の修行の風景はどんなものになったんでしょうか、ちょっと見てみましょうか。
竜也「にゃああああああ!!!」
ジーク「堪えんか、今魔法の知識を流しておるのだからな。・・・まぁ、確かに知識量は前に流したのより少し多いかも知れんがな。」
竜也「鬼ぃいいいいい!!!」
ジーク「ふむ、まだ流しても大丈夫そうだな。増やすぞ。」
竜也「ふにゃああああああああ!!!」
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ジーク「そらそら、どうした。足が止まってるぞ、もっと動かんか。」
竜也「わっ!?っと!?・・・にゃっ!?待って、もう無理だから!!」
ジーク「しゃべれるなら、問題ない。さあ、まだまだ行くぞ。」
竜也「ふにゃああああああああ!!!」
・・・竜也君、次までに死んでるかも(汗)。まぁ、ジークのことですし大丈夫でしょ「みゃあああああああああああああ!!!」う・・・・・・多分。みなさん、また次の話で会いましょう。
竜也君が無事に帰ってくるように一緒に祈りながら、また次回。さようなら。
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「ふぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
ジークさぁぁん!!??竜也君殺さないでくださいね!!!物語終わっちゃうううううう!!!
すみません、これからも少し遅れてくるかもしれません。学校が忙しくて時間が取れないもので、できる限り早く投稿しますんで、これからも本作をよろしくお願いします。




