クソ漏らし発狂する。
ハルは火種を作るためにレオンの刀を岩にぶつけてカ―ンカーンと響く金属音を鳴らしていた。ヨーキは早く止めないととマズい事になると思い、反射的に「ハル様、それは」と言うと同時に鈴がなるような音がすると同時に綺麗な音がしたと思うと刀が真っ二つに割れてしまった。ヨーキの体から血という血が抜けていくような感触がした。
そしてハルは折れた刀を広いあげると何かを閃いたようにレオンを落ち着かせるための白湯を作るのを中断して着替えて少し臭うレオンの元に駆け寄った。そして刀だったボロボロの金属棒をトングのように使いレオンの汚物の入って臭い袋を挟んだ。けれど上手くつかめないため地面に落ちた。ハルはレオンの汚物を何度もつかむのに失敗したため、刀の先端だった部分をレオンの汚物が無作法にぶっ刺した。体を綺麗にした事や着替えた事で少し正気に戻ったレオンだったがハルが持っている刀の残骸に気付きワナワナと体を震わせていた。けれどハルはそんなレオンを気にも止めることなくを河原から少しはなれた地面に埋めるため素手で地面を掘り始めた。幾重にも手の残像が見えるほど素早く掘るとレオンの汚物と刀の先端だった方を地面に埋めた。そして手を小川で洗うとついた水滴をパッパと払った。 ヨーキとレオンはその光景を茫然と見る事しかできなかった。
そしてハルは牙がむき出しになった悪魔みたいな最高の笑顔で「レオンすまん。白湯が出来るまで少し待ってくれないかと」悪意なく鍋のある所でカーンカーンとカタナの残骸を石にぶつける火起こしを始めた。
その光景はレオンにとって悪夢だったレオンは無意識に涙を流し、金切り声を上げていた。ちなみに剣士レオンの愛刀リュウゼツは大昔にドラゴンを絶滅に追い込むほど切り殺してきた事からこの名前が付けられた。特徴としてドラゴン以外にこの剣をふるっても切れる事がない。それに剣を一度も握った事のない農民でもドラゴンの鱗を簡単に切る事ができた。さらにこの世に一振りしかない名刀の中の名刀で刀身は普通の刀ならドラゴンの血を浴びたらボロボロの鉄くずになってしまう。けれどリュウゼツは1000匹のドラゴンを切り刻んでもなお白い雪のように刀身が白い事から別名白雪とも呼ばれるほど美しい刀だった。ただしドラゴン以外のモノ、特にドラゴン以外のモノを切ろうとしたら刀は刃こぼれだらけになると言われている。更に生物で無いモノを切れば確実にダメになる。そのためこの刀を持った歴代の剣士の多くが刀を汚したくない為に一人の例外を除いてこの刀を生涯抜かずに鞘に納めた状態で戦ったとされている。剣士レオンも同様に刀を汚したくなかった。
レオンにとってリュウゼツは命と同じぐらい大切なものだった。そのため戦闘ではムーラ国の下級兵が使う剣を使っていた。後生大事にするためつづらの中に入れ暇さえあれば取り出して刀身を眺めてニヤニヤするのが日課だった。そんなリュウゼツに惚れ込んでいるレオンの前にリュウゼツが金属棒になった挙句、先端部分がクソまみれになればレオンは正気を保って入られなかった。
「おれの俺が大切なあああああああああ、何年もももも高い装備を買うのを我慢しててててし真面目にコツコツ貯めてきたxたxた.。俺が女も酒もがまんしたたた。欲しい武具もがbままんした。
クソ王にこき使われても我慢した。休みも返上で働いて譲り受けたリュウゼツがぁぁぁぁ僕ちんのぼくちんのぼくちんの大切なな刀がお釈迦になっちゃつた。
一瞬にしてお釈迦になっちゃつた。お釈迦になっちゃた。うんちまみれになっちゃつた。まだ少しも使ってないのにオレの楽しい時間が一緒にいた毎スニートハニーがお釈迦ポンになっちゃつた。ボンドでも治らないよよよよよ、、ママぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ」と声にもならない嗚咽を漏らしながらまた脱糞した。
その光景を見たヨーキはレオンはクズだがこれは少し可哀そうだなと感じ雨粒程度にレオンに同情した。この悲劇を引き起こしたハルはレオンに対してとてもすまなさそうな顔をしていた。一方の地面に転がりこんでのたうちまわっていたレオンはて落ち着きを取り戻した。そして「殺す、殺す………………」と降り始めた雨のようにポツリポツリと言葉が出てきた。「貴様らの腸をズタズタに切り裂いてくれるぅうぅぅぅぅうぅぅぅぅ」と稲妻のような怒号を洞窟内に響いた。