強いジジィ その名はガンソード
おはようございます。
今日も一日頑張ろう。
そして最後の一人が倒れると木影からゾロゾロ緑色の肌を持つものマッチョなゴブリン十数人が現れた。彼らはこのコンコルの森にすむ筋肉が異常に発達してボディビルダーみたいな体をしたムキムキゴブリンだ。ここに集まった彼らはヨーキに助けられたり、日ごろから世話になっているモノたちだ。また拉致されたヨーキのために無謀にも勇者に挑むモノを止める事をしている。そしてガンソードは領民を危険な目に合わせないために皆を気絶させた。
「相変わらずお強いですねガンソードさん」とマッチョゴブリンの中で他のマッチョよりも一回りも大きいゴブリンが話しかける。おそらくリーダーだろう
「お世辞はよい早くこのものたちを領地まで運んでくれ」挨拶をすませ「おーい野郎共こいつらを運べ」へーいと返事をして作業にとりかかった。
それを横目にムキムキのゴブリンリーダーは話しかける「洞窟に早く入らなくても良いっすか?」ガンソードはホッホッと笑いながら「いや奴らがちゃんと運ばれるのを見届けてから洞窟に入るつもりじゃ、一緒にここまで来た仲間の優退を最後まで見守るつもりじゃ、それに焦らずともこの洞窟には先代主のかけた特殊な魔法によって侵入者は閉じ込められるようになっておる。まあ仕掛けが作動しない限りあの忌々しい魔剣の元にたどりつくのは不可能じゃ」ゴブリンたちは自分でやって何いっているんだこのじいさんはと内心突っ込みをいれる。
そしてリーダーが疑問を投げ掛ける。「そもそもこんな危険な森に素人を連れて行く茶番劇をする必要はあったんですか、ガンソードさんなら連れ去られた姫様をすぐ助けられたでしょう」
それに対してガンソードは「本当はすぐにでも助けにいきたかったんじゃが領地には姫様に恩義を感じる人間の多くてな、助けに行くためこの危険なコンコルの森に足を踏み入れるモノが多くてな二次災害をなくすためにも仕方がなかったんじゃ、二次災害で遭難者が出れば責任を感じて姫様は何がなんでも助けに行くじゃろう。」
すこし納得したリーダーゴブリンは「まああの姫様ならやりかねませんね。俺らもいつも世話になっている姫様が村に勇者どもがせめてくると血を流しながらきた時はみんあ血相変えてあいつらを八つ裂きにする準備をしましたけど、姫様が俺らを必死に逃げるように説得してくれたおかげで今ここにいるんすよ。もし頭を冷やさずにあの馬鹿どもに突撃していたら俺らはお陀仏でしたよ。」
そうこうしているうちに漢たちはムキムキゴブリン軍団によって米俵のように担がれる。それをみたガンソードは洞窟の中に入いろうとした。すると若いムキムキゴブリンの一匹がガンソードの後ろから問いかける。「クソ土竜はいくら強いガンソード様でも、それにクソ土竜の住みかに」要領を得ない質問に対してガンソードは「安心せい。必ずわしが連れて帰る。もしかして可愛い姫様がモグラのエサになっているといいたいのか?」180度首が回ったかのように振り返りニッコリと笑った。そして質問したムキムキゴブリンは寒くもないのに顔が真っ青だった。まるでガンソードにこの次の言葉をいったら貴様の首をチョンギルと脅されているようだった。泡を吐きながら腰が抜けてその場にへたれこんだ。
それを気にせずガンソードは足跡を頼りに突き進む。まるで弾丸のようだ。
下から斬撃が飛んできたジャンプで回避して、ビームが飛んできたらバク転で回避する。
ガンソードは走る走る。途中悪霊の群れに遭遇した。
剣を目にもとまらぬ速さで動かし全ての悪霊を払いのけた。
そしてガンソードはまた走る走る。さらに大事な姫様が穴から飛び出してこようが走る走るのだった。
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