王都にて
おはようございます。
今日を乗り切れば明日は休みだ。がんばろう
その頃ムーラ国の王都スケーラクーロの王宮にて王都に住む民のほとんどが寝ている時、王宮内の窓から月明かりが若い三人の男女に注がれている。前を走る二人は男で一人はローブをきた女だ。
一行はカシャカシャや息づかいの音を撒き散らしながら王宮の広間につながる廊下を必死に走る。その手には魔法の杖や剣など物騒なモノを強く握りしめ必死走る。王宮の廊下を走り終えた一向は息を整えず。無作法に広間と廊下をつなぐ扉をこじ開けた。
それを覇気のない目で玉座から見下している。顔からして私は悪人ですと自己紹介をしている男はこのムーラ国の王で名はカスパーディムーンシードである。そして勇敢な青年は男に向かって叫ぶ「カスパーディ貴様の悪政もここまでだ。魔王や勇者などくだなる虚劇のために民衆を苦しめるのは辞めろ」青年は暴君相手におくさずにはっきり言うべきことをいう。
それにたいしてカスパーディはふっと一瞬人をバカにしたような笑いを見せた。それに対して勇者は憤慨する「なにがおかしい」そして青年は持っている剣を強く握りしめとその仲間たちは持っている槍や杖を強く握り締める
「貴様のに付き合いきれるか、家族を失った痛みを思いしれ、そして一秒でも速くくたばれ」と叫びながらカスパーディに飛びかかる。同じように後ろの男も後に続くようにカスパーディを獲物の槍で貫く勢いで突進を開始する。また女は何かの呪文を唱え始める。この動きは相手が正面の剣に集中している。隙に槍で相手を貫くというものだ。一行はこの瞬間のために何千回も練習してフォーメーションでタイミングもばっちりのはずだ。そして目論み通りカスパーディの腹に槍が届く。
槍はバリバリという音をたてながら壊れた。いや何かの生き物に食いちぎられたと思う。異変に気づいてすぐに回避しようと思った。けれど男はカスパーディの腹の中でミンチになっていた。剣を持った青年はすぐにカスパーディに切りかかる。けれど剣がパリンと音をたててガラスのように壊れる。そんなバカなと思う青年はいきなり爆発してしんだ。ローブの女は何が起こったのかわからなかったが、得意の炎魔法をカスパーディ目掛けて乱射する。けれどカスパーディはやる気のなさそうにローブの女の放った魔法の上位と思われる炎魔法を放つ。女はあついあついと言う暇のないまま消し炭になった。
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