Erlkönig&drago
行き当たりばったりの思い付きで書いていますが
最後までお付き合いしていただけるととてもうれしいです。
完結できるか分かりませんが、完結させれれるように頑張ります。
魔界に住むと言われている魔王討伐の為に大陸中より集められた。エルフと間違えられるほどのイケメンかつ高身長で剣で戦って敗北を知らないと言われる百選練磨の剣士レオン、旧ドイン帝国出身の金剛石のような肉体を持つ男の中の男の戦士ハサン まだ十代半ばにして最年少で高位の魔法を修めた才女として名高い魔法使いのサリー、各国の王や旧ドイン皇帝を虜した美貌と奇跡としか表現できないレベルの治癒魔法を待つ神官シャーリ そして異世界から召喚されたゆとり教育を受けて育った勇者の桂木雄介計5人とついでに赤毛で中性的な容姿の奴隷1人のヨーキ残したとされる伝説の魔剣ヨーゼフ9世を探しにムーラ国アーミド領にあるコンコルの森の奥にある。ハンス洞窟にいた。
洞窟内は神秘のオーラを放つ大きな水晶が月明りのような光を放つ見たモノの心を奪う幻想的な光景と対象的に勇者一行は不穏な雰囲気を放っていた「おい、出口はないのか、階段は、トラップは、魔物はどこだよおい。俺の勇者パワーでドラゴンの力を覚醒させろよ。そんで洞窟破壊しろよ」とイライラした口調で言う勇者の声が出口のない洞窟に響き渡る。この勇者はゆとり世代なので学生時代に教師に殴られたり、土曜日に学校に行かなかった為にあまり我慢するのが得意な方ではなかった。魔法使いは舌打ちついでに「使えない何か見つけてくださいよ。なければモンスターとかでもいいです。ドラゴンの力を持つあなたなら出来るでしょ。」キツイ口調で先方を歩くヨーキにあたる。
ヨーキ大きな荷物を持ったゼェゼェいきを切らせながら歩く。ちなみに彼女はこの世界最強で皆から空飛ぶクソと恐れられるレットドラゴンと人間の混血児なのにクソザコだった。ほとんどのドラゴンができる空を飛ぶ、火を吐く、魔法を使うなどのことが出来なかったし、けれど無駄に体力はあるので馬車の引けない場所の荷物持ちとしてこのパーティのリーダー的な存在の剣士レオンがムーラ国のアーミド領から拉致してきた。勇者一行と奴隷はかれこれ3日近くダンジョン内を彷徨い続けているが出口どころか、モンスターも見つからない、引き返そうにも地図がないので分からない。幸いにも洞窟内には透き通る程の綺麗な水とそこに住む魚を取って食べれば飢え死にする心配はないが、ストレスのピークに達した四人組にサウンドバックにされるのではないかと内心ヒヤヒヤしながら勇者一行とできるだけ先を進むヨーキは運悪く石に躓いた。その瞬間カチッと何かがハマった音がする。
ゴゴゴゴゴと地鳴りのような音とともにヨーキの周りを闇が包んでいった。体が宙に舞う感覚が全身を襲うと同時に時間がゆっくりと流れ始た。父のように立派な翼があればこんな危機は軽々と回避できたはずなのに死にたくないけど、死ぬしかないないんだ。でもホントは死にたくないけど最後にみんなの役に立てて良かった。勇者たちの絶叫を聞きながらヨーキは頭の中で今までの幼くしてなくした父との約束、領地のみんなのこと、意中の幼馴染のことなど思いが頭の中をグルグル駆け巡りながらヨーキの意識は闇に落ちた。