美濃攻め
平五郎の身に危険が?
墨俣城は強固になったがやはり軟弱地盤の中州にあるため発展は望めない
あくまでも「橋頭堡」足がかり的な存在。
「折角お城持ちとはなったがここでは治政は無理じゃな」平五郎
「は、さようにございますな。いずれはちゃんとした土地を得なければ」光圀
「だが、ここを足がかりになんとしても美濃攻め成功させなければ未来はない」
「は、いかにも」
「で、できたのだな?」
「は、斜め上のとんでもない大砲が出来ました」」光圀
「ほう、やはり其方の思っていた以上のからくりなのじゃな」平五郎
「さ、大殿にご披露する前にご覧下さい」
「どれどれ・・・な、なんじゃ?これが大筒?」
そう外見上はあのアニメでよくみた「メガ粒子砲」そのもの
「種子島とは全然ちがう形ではないか!」
「はあ、どこでどう間違えたのか・・」
光圀はスマホで図面をだし確認の上「製作」ボタンを脳内ポチしたはずだが・・
「上位機種が出た場合はかってにアップグレードされるようです」リョウコ
「くう、勝手に・・・困るんだよなぁこの世界でメガ粒子砲は早すぎるよ」
「次回からは自動アップグレード設定を解除してください」リョウコ
「なるほど、そういうことか・・だが出てきてしまった物はしょうがない」
「どうやらからくり箱が勝手に変な物を出してしまったみたいで」光圀
「うむ、さすが南蛮渡来・・あいわかった、ではこの大筒どうつかうのじゃ?」
「使い方は全く同じです、射手がこちらに座りスコープにて狙いを定めます」
「どれどれ」試しに平五郎が射手をしてみる
「おお、すごい遠く彼方までハッキリ見えるぞ!」
「それではあの2里(8Km)先に見える大木撃ってみましょう」
「な、なに~肉眼ではほとんどみえんぞ」平五郎
「は、この大筒の射程はおよそ30里(120Km)指呼の距離にございます」
「この照準の十文字に合わせればいいのじゃな?」平五郎
「は、十文字に合わせると自動照準が働き相手が動いていても
狙いを外しません」光圀
まともに発射したらたぶん敵戦艦にダメージを与えてしまう威力だろうから
出力を最低に絞らないとこの世界ではとんでもない事になりそうだ
「そしてこのツマミを廻すと威力の調整がで来ます、今回は試射なので最低で」
「うむ、でこの引き金を引けば発射か?」
「は、いつでもどうぞ」
「シュン」
ロボットアニメとかだと華々しく光線銃が青や赤のビームを発するものだが
実物は全然ちがう、無色透明で風切り音しか発生しない
「命中!、大木蒸発しました」リョウコの報告
「あまりにも超高温なので燃えるどころか蒸発してしまった様です」光圀
「こら!平五郎、其方はとんでもない武器を用意しおって」
後ろに信長がお忍びで視察に来ていたのだった
「ははっ・・・」直ちに全員平伏
「よい、今日はお忍びで参ったのだが偶然とんでもないものを見たようじゃ」
「其方は光圀と改名したのか?」信長
「はは、大殿の命にしたがいました」光圀
「うむ、大義であった、そなた平五郎の軍師格だとか?」
「はは、ですがまだ見習い格でございます」光圀
「で横にいるは其方の子飼いのくノ一であるか?」
「はは、わが手下にございます」
「うーむ、どうせ女子を従者にするならもうすこしいい女子を選べ
余が紹介してやろうか?」
「恐れ多い事でございます。拙者まだ見習いにつき配下を持てる身分では
ございません。平にご容赦を・・」
つまり信長にはリョウコは醜女に見えるのだ、美女だと奪われてしまうから
防衛策なのだろう。恐るべし異世界24世紀
「話をもどすがいま検分した大筒、威力が強すぎじゃ」信長
「なぜでございますか?これなら稲葉山城の天守など一撃でございます」
「たわけ、城を破壊してなんとする?攻略の後はわが居城とする予定なのじゃ」
「ははっ・・」
「しかし、この大筒の威力を敵に示せば無益な戦いを避ける手法にはなろう」
さすが信長、後々のことも考えている。
「平五郎」
「ははっ」
「なぜ余がお忍びでここに来たかわかるか?」
「は、」
「そちも忍者なら察しはつこう?」
「は、美濃衆の調略でございますな」
「うむ、中でも軍師格の・・・」
「竹中半兵衛でございますな」
「うむ、かのものは歳は若輩なれど古今東西比類無き天才と噂じゃ」
「おろかなる斉藤義龍などとっくに見限ってるはずなのだがどうしても
寝返り要請に応じないのじゃ」信長
「ですが道三殿没後義龍の政治手腕はなかなかとの評判にござる」平五郎
「だが、所詮一国の支配しか出来ぬ男、天下を夢みることなど出来ぬのだ」信長
「しかし、忠誠の厚い半兵衛を凋落するのは不可能かと・・」
「たわけ、簡単な話なら其方に頼む訳がない!」信長
「ははっ」
「誠に残念な話じゃが我が織田家に本当の意味での調略が出来る人物は皆無じゃ」
「ほんとうに・・・武でも力押ししかできない石頭ばかり・・古参は特にじゃ」
「なんとしても天下布武のためには平五郎の様な才が必要なのじゃ」
「お、恐れ多き事・・」
「此度戦の暁には其方を五奉行に推薦する段じゃ」
「め、滅相も無く、我が家は代々の乱波、忍者風情でございます」
「駄目じゃ、そなたの才は野に埋もれさすには惜しすぎる」信長
「はは、それほどならば平五郎命を賭して命に従いまする」
「うむ、よく言った。頼むぞ、して今回の件は口外無用じゃ、守れるな?」
「は、拙者は忍者にて・・命を奪われても口外など致しませぬ」
「よし、この大筒の活躍は半兵衛調略の後、ここぞの場面で披露してもらう」
「はは、御意」
「と言う事で、下知を賜った、光圀なにか妙案はないか?」平五郎
「今、下知を賜ったばかりで・・さすがにw」
「ははは、いくら天才軍師でもそれは無理よのう・・とにかく頼む」
「はっ万事お任せを」
「今回大殿は期限を切ってない、だが調略が遅れれば遅れるほど天下は遠のく
これは織田家存亡の計と知れ」平五郎、つかおまえが下知うけたんだろうが!
だが、いくら光圀でも「はいそうですか」とは受けられない
「殿、まずは情報収集が大事でござる」
「うむ、我は忍者上がり故情報の大事さは誰よりも存じておる」
「しかし、いまだに我殿、そして我にも満足な忍軍はおりませぬ」
「ぐ、確かに手駒が少なすぎる・・・なんとかならんか?」
「蜂須賀党は野盗ですが乱波衆も存在するとか・・小六に聞いてみましょう」
「いや、野盗といえばゴロツキ風勢・・見下すわけではないが武将を説得するには
すごし畑違いに感じる」平五郎
「となれば金をちらつかせての傭兵ですか・・」光圀
「命掛けの命をうける傭兵などいるのかな?」
「難しゅうございましょう」光圀
「うーーーむ」2人
「申したき事がございます」リョウコ
「申してみよ」平五郎
「は、しかし・・・今回は機密事項につき光圀様にしか申せませぬ」
「きっと現世(24世紀)が絡む話なのだろう」光圀、脳内で察する
「殿、大変申し訳ありませんがリョウコの申す事は私共の元国での機密事項
どうかお察しください」
「うむ、大殿の録を受けた以上其方は我が軍配下、しかし元国からの命令
であることも事実、あい分かった。我は席を外そう」
「二人きりになった、で?話とは」
「はっ実は私めが収納されてるときにアイテムボックス内を精査しました」
「おおっそうか、それは殊勝」
「恐れいります、で在庫を調べる内に権左衛門様子飼いのメイド達が大勢
収納されていたのです」リョウコ
「な、なんと、つまり先生が使っていたUFOもメイドだったのだな」
「御意、権左衛門様は科学者地球防衛軍として色々手立てを講じていた様です」
「してメイドは何人いたのですか?
「は、私のように変装可能なメイドは1人でしたが情報収集型メイド
つまり人型アンドロイドは20体程見つかりました」
「おおっこれは隠密部隊として使えるな」
「御意、しかも全員光学迷彩機能付き、つまり見えません」
「なるほど、確か私が現世に転生したとき回りを囲っていたと先生言ってた」
「更にですが・・・」
「??」
「私が独自に調査したところ3Dプリンターで複製が可能です」
「な、なんと、つまり何人でも部下を増やせる?」
「は、で、私の提案なんですけど・・」
「なんでも言って下さい」いつのまにか口調が現代的になってる光圀
「全国を調査し資源を獲得しアイテムボックスに貯蔵されてはいかがかと」
「そ、そんな事が出来るのですか?」
「は、個別にアイテムボックスを所持させて資源を集め帰宅後に取り込めば」
「ごく・・・日本以外でも可能ですか?」
「勿論です、UFOを活用すればどこへでもひとっ飛びです」
「UFOは3Dプリンターで複製出来ないの?」
「私もそれは考えたのですが・・高性能チップが生産出来れば可能です」
「つまり資源採取が必要なんだね」
「は、UFOを増産させるには資源確保からです」リョウコ
「さすがにこれは平五郎様には口外出来ないな、すべては我らの胸の中だな」
「御意、場合によっては世界征服も可能に存じます」
「いかん、そんな事をしたら多分地球滅亡はもっと早まってしまう
あくまでも我々の仕事は間接的に信長様を支え天下布武を達成して貰うこと」
「御意、収納中私も色々考えましたが光圀様の考えが最適かと存じます」
「それとは別なのですが・・」リョウコ
「うむ、もうしてみよ」
「近頃の平五郎様躍進に異を唱える同胞が多くなりました」
「それは仕方が無い出る杭は打たれるのだ」
「しかし、中には過激な発想の輩も増えてきました」
「暗殺か?」
「織田家の発展とか言いながら自分の事しか考えない愚か者も多く」リョウコ
「で?」
「は、これより平五郎様警護隊が必要かと」
「うむ、一番手っ取り早いのは毒殺だろうな」
「は、毒味は最優先でしょう」リョウコ
「わかりました、その件は平五郎様にすぐに具申しましょう」
「多分ですが敵は色仕掛けも講じましょう・・」リョウコ
「平五郎様は独り身故それはまずいな」
「夜とぎ専用アンドロイドを正室として迎えさせましょう」
「ば、ばかな・・・そんな事できるのか?」
「造作も無きこと、平五郎様好みの女子などとっくにリサーチ済です」
「子は?子はなせるのか?」
「平五郎様がお望みならば・・・」
「その・・・つまりアンドロイドなのに子が産める?」
「24世紀の生体アンドロイドはそれが可能です」
「だが、少子化で悩んでいたはずだが?」
「皆まで申す必要はございません」リョウコ
「う、うむ、なるほど・・・男側の問題で少子化の歯止めが掛からなかったのか」
「国家秘密につき・・それ以上は申せません」
「ばか、24世紀は滅んでしまった、義理立てする必要などあるか」
「ははは、それはそうですね・・ですが私は24世紀のプログラミングが
されてる生体アンドロイド・・使命以上の行動は不可能なのです」リョウコ
「気持ちは分かるが俺とリョウコは二度と現世へは戻れない」
「ですが私自身で国家機密を解除するパスワードは存じません」
「分かった、その件はいま問題ではないですね、とにかく平五郎様に正室」
「全てお任せ下さい、平五郎様には一切察知されずに行います」リョウコ
「わかった、お任せします」光圀
「で?」
「はい?」リョウコ
「我には妻を紹介してくれないのか?」光圀
「はあ?」
「はあ?ってなんだよ」
「私というものがありながら!」
「だって君は権左衛門様が主人なんだろ?」
「実は権左衛門様から遺言を預かってます」リョウコ
「ほう?」
「光圀様が二十歳を迎えたら開示するようにとの厳命です」
「俺は30過ぎだよ!」
「いいえ!それは前世での話、現世ではまだ14歳と言う事になってます!」
「ば、馬鹿な勝手にきめつけるな!」
「い~~え!ホストコンピュータで解析したところ間違いなく14歳でした」
リョウコ
うーーーむ、確かに現世に転生されてから身が軽くなった気はしていたが
実年齢、本当に若返っていたのか・・・
「それまでに平五郎様を出世させて私自身の身も立てよと言う事ですね」
「はい、いい男になってください。」リョウコ
「話違うけど、ホストコンピュータは24世紀に置いてきたんだろ?」
「確かにそうですがアイテムボックス内に小型のホストが収納されてますし
順次自動アップグレード中。いずれはホストに負けない情報量になるでしょう」
「異世界24世紀はなんでもありなんですね」
「光圀様にとっては異世界ですが私には普通の世界ですから」
「まあ、それはそうですけどね」
話は終わり平五郎と会談する光圀
「殿、リョウコと相談しましたが吃緊の課題が生じました」
「うむ、我が命が狙われてる件じゃな」さすが忍者察知が早い
「急に大殿の寵愛を受ければ妬みを受けるは必定、側近の輩には殺気すら
感じる今日この頃である」平五郎
「リョウコから報告を受けましたが我国から応援忍軍が近く到着します
是非平五郎様警護の任に当たらせたく」光圀
「ということは手練れなのだな?」
「は、我が元国最強の忍軍団にございます」光圀
「よし、分かった、だが我が検分し実力を認めた者のみを採用するいいな?」
「は、かしこまりました」
「とは、申しましたがすでに20人程取り囲んでますが」光圀
「ば、馬鹿な気配など感じないし姿も見えないぞ!」
「は、我が忍軍は姿は決して見せませぬ、味方であってもです」
「姿も見えない気配も感じないではいないと同じではないか!」平五郎
「それでは試しに我がこの九内を殿に投じてみましょう」光圀
「うむ、其方の九内ぐらい我でも避けられるが、本当に護衛されてるのか
試してみよう」
「シュッ」光圀が平五郎に九内を投げる、勿論刃引き(刃がついてない)九内
「カイーン」平五郎に届く前に九内は空中に停止した
「ば、ばかな、九内が宙に浮いてる?」
「いえ、隠密が手に奪い取ったのでございます、コッチに返せ」
「シュッ」九内は光圀に戻って来た
「恐るべき忍軍団!」うなる平五郎
「今手駒は20程ですが警護は2~3人に任せ後は情報収集に向かわせます」
「うむ、吉報をまってるぞ」平五郎
「我ら一同これより平五郎様に忠誠を誓いまする」姿無き忍達が発する
「さしあたっては竹中半兵衛の調略じゃ」平五郎
「はは、早速行動いたします」
「あと、これは私のアイデアなのですが」光圀
「なんなりと」
「ごにょごにょ・・」
「な、なんと!その発想は現世でもありませんでしたが・・」リョウコ
「問題は資源を調達して高性能チップをどれだけ生産出来るか次第だね」
「は、この墨俣城を更に増築し地下に巨大な工場を建設刷ることを具申します」
リョウコ
「うむ、それは良案、まさか単なる支城にすぎぬこの小城の地下に超ハイテク
工場が存在するなんて敵も味方も気がつくわけがないな!早速行動しよう」
「ですが工場建設には膨大な人員と資金が必要かと・・」リョウコ
「権左衛門様が用意してくれた資材をフル活用する時が来た様です」
「それでは3Dプリンターで労働用途専用のアンドロイドを生産致しましょう」
「うむ、普段は労働に使うが戦の時は兵隊として使える様に頼みます」
「では、目立たぬように精鋭500程生産いたします」リョウコ
「うむ、高度なステルス技術は必要無い、我が配下軍として轟かせよう」
「御意」
こうして光圀軍団は結成され墨俣を拠点にハイテク工場建設、18人の情報、資源
調達特殊部隊、2人の平五郎護衛兵、500人の軍隊が組織されたのだった
もちろん特殊部隊の移動には権左衛門のメイド変身のUFOがフル活用される
墨俣秘密基地




