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転生したら戦国時代だった  作者: kou2199
激闘、助力編
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決行!

いよいよ戦闘開始です

「のろしが上がった、開始じゃ」蜂須賀党が動く


この日の為に用意した無数の筏・・・全て縄で連結されてる

「バシーン」食い止めていた縄を切ると下流に向かって筏が流れ出す

夜陰に紛れ500程の兵も筏に乗り込み墨俣を目指す


「うおおおおお・・・これは早い」光圀の作戦を懐疑的に思っていた小六だが

予想以上に素早い移動劇に歓喜の胸騒ぎ禁じ得ない。「殿の言った通りじゃ」


ものの一刻(2時間)で墨俣の中州に大量の筏が流れ着いた


「おお、小六まっていたぞ。これからは時間との勝負じゃ!」


「はは、この筏を解体し馬防柵とするのですな!」


「うむ、朝になれば敵兵は異常を察して大挙押し寄せてくる。敵の第一撃を

いかにしてしのげるかが今戦の要じゃ」光圀


「ですが敵兵の突進を防げても弓矢や種子島の攻撃は防げませぬ」権六

「その為の築城じゃ、見ておれ」

「こ、これは?・・・」


「筏で運ばせたのは兵だけではない」

「はあ、確かになにかの固まりも運びましたが・・・」

「これはコンクリートブロックと言うやつじゃ」


「はあ?こんくりーとぶろっく?」

「まあ見ておれ」


この日の為に訓練を重ねた二戸軍配下達300。信長に具申した兵

「敵兵からの守りは蜂須賀党、築城は我が兵が行う。頼むぞ」


兵達は素早くコンクリートブロックを積み上げて中に鉄筋を刺していく

今風でいえばブロック塀。光圀も驚く軽さと強度、異世界24世紀の底力


「こ、これはなんでございますか?」小六

「火矢を射かけられた時の備え、コンクリート製新型瓦じゃ、屋根に使う」


中州の真ん中にコンクリートプラントと溶鉱炉を構えビシバシ生産する

「恐ろしき事・・このような築城法は存じませぬ」小六


「朝が来た!備えよ!」


「おおおおおおおっ」異変を察した敵兵二千が川を渡り強襲してきた。

「鉄砲構え!、撃て!」「ズキューン」鉄砲隊300丁が唸る


「ぎゃああああ」一撃で敵兵100程が絶命

「ひ、ひるむな!種子島は連続発射不可能、今だぁ突撃!」


だが五秒を待たずして次弾が騎馬隊を襲う!「ズキューン」容赦なし

「な、なんと、引け引け~」敵兵は馬防柵までもたどり付けない


「こちらも種子島と火矢を撃てぇ」戦法を切り替えてきた100程の旧式種子島


「ズドーン」旧種子島、遙かに音はデカイが威力は小さい

土塁に伏せる蜂須賀党。初弾での犠牲者皆無


「まだ敵は築城完成してない、火矢を放て!」


「ビュンビュン」


「殿、駄目です火の手があがりませぬ」物見の報告

「な、なぜじゃぁ」


さすがに3D攻撃の弓矢、織田軍にも被害が出始めてる


「むう、弓矢の攻撃がこれほど凄まじいとは」現代人の光圀は知り得なかったのだ

「3割ほどしか完成してないのにこの防御力・・さすがは殿」小六

「しかし、現状では完成出来るかどうかは賭じゃ」焦る光圀


だが、圧倒的射程の差がある新種子島、敵兵をレンジ外から狙撃し続ける


「敵の種子島は我が軍を圧倒してます」斉藤軍が狼狽しはじめる

「下がれ下がれ、川岸まで一旦下がれ」

「ズキューン」だが狙撃は止まらない


「我が軍の被害甚大です」斎藤軍全体に伝令が走る

「夜まで待つのじゃ、夜襲を掛ければ築城前に突破出来よう」

「援軍三千到着」斉藤軍


「ふふ、敵はすでに3~400程度しか兵は残ってまい。多勢に無勢じゃ」


「ズキューン」「ぐはっ」「と殿~」

なんと今度は斉藤軍武将達を狙い撃ち始める」


「ど、どこかに物見がいて指示を出してるに違いない。武将は物陰に伏せよ」

UFOで光圀が上空索敵を行いピンポイントで武将を狙撃してる


戦闘は膠着状態になった・・・


「む、敵は力押しを諦めたようだな」平五郎

「多分夜襲でしょう」光圀


「策はあるのか?」


「は、狙撃手全員に赤外線スコープを与えてます。夜目が利く新兵器です」

「な、なんと・・恐るべし南蛮渡来」なんでも南蛮渡来と言う事にすれば便利


「で、築城状況はいかに?」平五郎

「は五割というところです、今夜が山でしょう」光圀

「うむ、なんとしても乗り越えるぞ」


「しかし驚きました、月夜だけでこれ程作業が進むとは・・」

普段電灯の明るさに慣れてる光圀にはこの暗さは完全想定外


「これだけ月夜があれば昼間と同じじゃよ」余裕の平五郎

「これからは電力と外灯」つぶやく光圀

「は?なんの話じゃ?」平五郎


「いや、なんでもありません」現代では当たり前のインフラのありがたさを実感


「兵がもっとも疲れる丑三つ時(午前0時)当たりが一番危険じゃろう」平五郎


「では交代で兵を休ませましょう」小六

「段取り頼む、我も少し休む」光圀


「しかし、光圀殿が用意された糧、すばらしいですな」

「そ、そうですね」光圀自身はまだ食べたことがないレーション


「どれ、」初めて食べてみる


「ぬ、おおおおおお、なんじゃこの美味さ!」脳が溶ける~

「さすが光圀殿とみな感服しておりますぞ。戦地でこれほどの馳走は初めてだと」

異世界24世紀恐るべし、多分味覚操作が自動的に行われ自分好みの味に

自動的になるのだろう・・・恐るべきテクノロジー


「しかも勝手に温まってくれるとは一体どんなからくりなのか・・」小六

「うむ、南蛮渡来である」


「話は変わるが残存兵はどれくらいじゃ?」平五郎


「調達した800兵、討たれたのは150程200程が負傷兵です」側近

「戦闘可能は450か・・・ギリギリじゃな」平五郎


「まずは負傷兵の傷の手当てをしましょう」光圀

「む、策はあるのか?」平五郎


「多分・・・なんか南蛮渡来がみつかれば良いのですが」

「ポーション」俺はさけんでみた・・・まさかね異世界アニメじゃあるまいし

「ボワン」・・・で出てきたよ!


とりあえず傷跡に振りかけてみる・・・

「シュン」効いてる効いてる!


「恐るべき南蛮渡来!」おそれおののく小六

万が一・・・死体に振りかけてみる「生き返ったらゾンビだぁ」


いくらなんでもそれはさすがに無かった・・・異世界24世紀に魔法はない


だが、次の瞬間・・・「ドロドロドロ」溶け出して跡形も無くなってしまった

「お、おぞましい・・・」おどろく平五郎

しかし、現実で考えると戦地で死体を放置すればやがて腐敗するし疫病も心配

埋葬するとなると手間がかかる・・・非人道的かもしれないが合理的ではある


「南無阿弥陀仏・・・」皆で合掌して死者を弔った。

驚く事にドロドロにとけたご遺体は砂となり自動的に出てきた骨壺に収められた

「これは便利・・・」3人驚いた


変な話だが権左衛門の管理していた24世紀地球、いつ行き倒れに遭遇するか

わからない大自然、このようなシステムも権左衛門が考えたのだろう・・


俺はリョウコをUFOに変形させて信用出来る配下数人で交代で上空からの

監視をさせた。ステルスかつ暗視スコープでの監視、早期警戒システム


「さあ、どこからでもかかってきなさい!」



 「夜襲です」

突然UFOからの無線連絡が入った


「応!」

「で、規模は?」


「は、黒装束の忍者部隊と思われます2~30程度かと」

「しかし敵は手練れの忍者軍団、城内に忍び込み自爆を仕掛けてくるやも」

「うむ、」


「鉄砲隊、敵確認しました。狙撃します」

「ズキューン、ズキューン」サプレッサー(消音器)装備の狙撃ライフルは

実際はほとんど無音。


「ぐっ・・・」30人の忍者どもはあっという間に狙撃の餌食


「忍者どもめ、なんという体たらく。屁の役にもたたんわ」歯ぎしり敵将

「かくなる上は総攻撃じゃ、突撃~」


「大軍来ます!」UFOからの伝令

「皆おきろ!夜襲じゃ!」小六がはっぱを掛ける


今度は敵も本気、必死の強襲にさすがの狙撃も間に合わない

ついに敵騎馬軍団馬防柵に到達


「縄をかけぇ!馬防柵を引き倒せ!」


馬防柵の一部に斎藤軍は縄をかけ騎馬のちからで引き倒そうと試みる


「な、なんじゃあ!」馬防柵はビクともしない

「ひひーん」馬が悲鳴をあげる


なんと馬防柵は強固なコンクリートで足元を固められていて地中深く刺さっていた

馬ごときの力ではビクともしない、倒したければ重機もってこい!


しかも馬防柵自体1Mほどの高さのブロック塀が盾となり所々あいてる銃穴から

狙撃兵が敵兵を狙い撃ち!「ズキューン、ズキューン」


たちまち長良川は文字通り血の海と化し斎藤軍総崩れ


「引け~引け~退却じゃあ」撤退の合図とともに斎藤軍大惨敗


夜が明けるとおびただしい死体の山・・・ほとんどが斎藤軍、一方的な大敗北

「やりましたぞ殿~」平五郎を抱きかかえる小六と光圀



ついに墨俣一夜城完成の瞬間




「でかした平五郎、天晴れじゃ」信長

「ははっ」平伏する平五郎以下


「早速じゃが城、あないせい」

「は、」


「おおっなんじゃこれは、ものすごい構造じゃな」

「は、今回の墨俣は新型の城にございまする」平五郎


なんと、当時では見た事がない鉄筋5階建てのビル!そりゃビックリする訳だ

ただし屋上は斜め構造で防火瓦がしかれている


「屋上にはトーチカなる構造物を置き中に大砲を設置し稲葉山城を攻撃します」

「ば、ばかを申すでない、ここから稲葉山城の距離考えよ」信長


「は、光圀めが考案したる大砲ならば敵天守容易く狙い撃てまする」

「おもしろい、その時は余が検分してくれる。いつじゃ?」


「はは、いますこし外堀や内部の整理が必要と存じますが一月ほど頂ければ」


「おそい!半月じゃ、半月で整えよ、人夫、資金は余が調達する」

「ははっ」


「して平五郎、そちがこの城の城主じゃ。其方もこれで城もち心して

かかるように」信長


「は、ありがたき幸せ今後も信長様配下として誠心誠意努めまする」平五郎


嵐の様に信長は去って行った


「聞いたとおりじゃ今日からこの城がわが居城、そのつもりでな」平五郎

「は、そうなると思ってましたのでそのための縄張り(工法)にしました」


「なるほど一夜城にしては規模が大きいと思ったが先を見ていたのか」


「信長様からの下知で蜂須賀党配下500、新たに増援ふくめ都合兵数は1000

おめでとうございます」光圀


「うむ、まだまだ幹部武将としては末席ながら足がかりとなったは其方のお陰」

「は、次なる攻略美濃攻めを平五郎様主導で行えば五奉行に列せられること

間違いなしにございます」光圀


「また、大仰な・・・それには今以上の無茶が必要となろう」平五郎

「万事おまかせください」光圀には歴史を全てしるスマホという強力な軍師がいる


「多少違和感かんじない事も無いがとにかくスマホの通り史実を進めれば

我が軍勝利間違いなし」スマホを信じ切ってる光圀・・・なにも知らずに・・


とにもかくにも激闘の墨俣攻城戦は終了した

だがそれは新たなる激闘へのステップにすぎない



天下布武への足がかりが出来ました

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