和解
想定外の事態発生
しかし、ひょんなことから両家は和解し協力関係を嫌が上でも結ばざるを得ない
状況に追い込まれたしまった。
「光圀様!」
「どうしたリョウコ君」
「超強力な重力波が察知されました、危険です!」リョウコ
「な、なにごと」光圀
「こ、これは巨大地震です、避難してください~」リョウコ
秀吉と某所で密談中だった光圀は咄嗟にUFOを出し2人で天高く舞い
地震を逃れた
「ゴゴゴゴゴゴ・・・」
「うわ、神の怒りじゃぁ・・・」秀吉が叫ぶ
それは朝廷より詔が下りいよいよ「関白太政大臣」官位を得る段となり
今後を検討していた矢先の事だった
1586年1月18日に発生したM8クラスの地震は北陸、中部、東海地方を
壊滅的被害に陥れた。秀吉の勢力圏内が壊滅的被害を受けてしまったのだ
「殿下、これでは家康成敗どころではありませんぞ、まずは民を救わねば」
光圀
「うむ、家康成敗の為に準備した蓄えを全て放出して民を救うぞ」
「殿下、これは家康との和睦が必要かと存じます」官兵衛
「殿下、忍者による情報では家康側も嵐による洪水被害が多数でて戦どころ
ではない状況でござる」半蔵
「これは天の声じゃな・・・これ以上無益な戦はするなという」秀吉
一年後晴れて家康は秀吉の大阪城に上洛し謁見、従属の義を行い
事実上秀吉の№2に収まり面目を得て両者Winwin。日の本を司る2人が和解
したことによりいよいよ秀吉が天下へと駆け上がる
ついに「惣無事令」全国に布告され効力を発揮しだした
今後は「関白」(秀吉)の命令がなければ勝手に他国との戦が出来ない
命令違反はそのまま「賊軍」となり「官軍」」秀吉に討たれても文句が言えない
つまり秀吉が「天下人」ですよ。というおふれ。
「どうじゃ、これでも反目する大名はでてくるか?」秀吉
「は、いまだに我が軍をあなどる勢力がいまする」官兵衛
「ほう、だれじゃそれは」
「は、長宗我部と北条でございますその他に・・」官兵衛
「日和見がいるのだな?」
「御意、毛利が抑えてるとはいえ九州勢、大友、島津、龍造寺勢力の
動向がつかめませぬ」官兵衛
「東はどうじゃ」
「は、先程申した通り北条は別にして佐竹、最上、伊達勢力も
今は状勢が掴めませぬ、使者を派遣してものらりくらいとかわされてます」
「ぬう、けしからんな」秀吉
「殿下、どうやら佐竹と最上は伊達と密約、というか事実上従属してる様です」
半蔵
「おかしいなぁ・・・」脳内で光圀がぼやく
「ん、なんでじゃ?」脳内の信長が質問
「はあ、おぼろげながらの私の前世の記憶ではそんな事実はなく・・」
「其方の言うところのぱられるなんとかじゃろう。何があっても不思議などない」
「私の世界での歴史などは織田様が桶狭間で勝利以降はなんの役にもたって
ませんから」脳内リョウコ
「と、言う事じゃなにをいまさら驚いてる、しっかりせい」信長
「御意」
「ん?なにが御意じゃ?」秀吉
「あ、いえなんでもありませぬ」光圀
「殿下、実はおもしろい話がございまする」半蔵
「ん、なんじゃ」
「は、我が軍と互角に渡り合い武勇を天下に轟かせた家康殿ですが
地方大名にこっぴどくやられた模様です」半蔵
「な、ばかな!誰じゃその田舎大名とやらは」秀吉
「は、真田家でございます」
「はぁ?吹けば飛ぶようなあの弱小地の真田だと」
「は、詳細は分かりませぬが大軍で押した家康軍が壊滅したとか
しかも一度ならず二度もだそうで」半蔵
「ふふふ、面白いな、野にも人はいるものだ」秀吉
「まさに戦は数では無く戦略や謀略、準備が大事ということですな」半兵衛
「うむ、10人で稲葉山城の天守を奪った事いまでも覚えてるぞ」光圀
「だがな、戦術と戦略は違うのじゃ、大敗した家康でも領地は失ってない
つまり局地的な勝敗よりも大局観がいかに大事かということ」秀吉
「は、現に大勝利したはずの真田ですが結局調略にて北条の介入を受け
沼田城を家康に明け渡さざるを得なかったとか。結局家康の勝利ですな」
「ころんだだけでは済まさない家康殿らしい・・」秀吉
「殿下、次なる目標はいかに?」官兵衛
「まあ、あわてるでない、まずは各大名へ上洛要請からじゃ」秀吉
「御意、まず見極めが肝要でござるな」官兵衛
「だが、長宗我部と北条はまず従わないだろう、準備は怠るな」秀吉
「いよいよ長宗我部成敗でござるな」光圀
「うむ、信長様時代からの悲願じゃからな」秀吉
数日後
「殿下、大変な情報を得ました」半蔵
「なにごと」
「どうやら伊達は最上と佐竹だけではなく南部、津軽、葛西、里見氏らも
すべて従属させてる模様です。これは地方勢力などと侮れない力です」半蔵
「なにしろ私の24世紀では伊達氏が全国の覇者でしたから」脳内リョウコ
「ついに牙を剥いてきたのか?」脳内信長
「伊達正宗・・これは希代の天才とみます」脳内光圀
「うむ、畿内で血みどろの覇権争いしてた時に東北や関東を無血でまとめ上
げた手腕、恐ろしいかぎりじゃ」脳内信長
「光圀・・・光圀・・・これ!光圀」どなる秀吉
「は、はい~!」光圀
「なにを評定中にボケっとしてるか、光圀らしくもない」秀吉
「殿下には率直に申し上げますが大殿と密談してました」光圀
「な、なに・・・で?」秀吉
「これは大変な事態だそうです」光圀
「うむ、地方大名などと侮れんな」秀吉
「策がございまする」官兵衛
「ほう、申してみよ」
「此度は我が軍と徳川軍の連合で北条を攻めましょう」官兵衛
「それは既定路線じゃ策でもなんでもないぞ」秀吉
「いえ、ここからが策でござる」官兵衛
「ほう」
「は、当然北条攻めは朝廷からの勅使、詔により美しき流れ
大義名分による官軍行為は言うまでもなく」官兵衛
「なるほど、それを理由に伊達勢に援軍を要請するのか」光圀
「殿(光圀)~、それは我が言おうとした美味しい所、困りますぞ」官兵衛
「あまりにもじらすから先読みしたのじゃ」光圀
「ぐふふ、従えば余への服従、拒めば賊軍決定か、成る程これで日和見など
できなくなるな。」秀吉
「いえ、相手は家康殿と同じ策士、援軍派遣などと偽って背後から大軍で
囲むおそれもございまする」官兵衛
「なるほど、こちらの要請を逆手にとるか・・・で、そうだとしたらどうする」
「ですから此度は秀吉、家康連合軍なのです」官兵衛
「さすが策士官兵衛なるほど、そうか!ピンと来た光圀
「殿~それ以上は言わないで下さい、我の顔を立ててください」懇願する官兵衛
「いや、さすがにそれは余でも読めた、故の上杉なのだな」今度は秀吉が先読み
「はは、御意にございまする」頭カキカキ官兵衛
「成る程、挟撃仕掛ける伊達を逆に包囲するか・・化かし合いじゃな」
「げに恐ろしきは官兵衛殿、勝家成敗時からの構想だったのだな?」光圀
「は、上杉家はもとより関東管領職、関東を守る官位なのですから当然」
官兵衛
「すごいな!正にこれぞ「大義名分」じゃ」秀吉
「つまり安心?して上杉も働ける訳か・・考えたな」光圀
「長尾から上杉家改名は関東管領職を得たから(強引に譲られた)でござる」
「だとしたら伊達も迂闊に動けんな」秀吉
「ですが今まで蓄えた大戦力、使わずに豊臣に恭順するとは思えませぬ」
官兵衛
「やはり、来るのか?」秀吉
「さすれば秀吉、家康連合軍なのです」官兵衛
「うん?話がふりだしじゃが?」秀吉
「北条攻めと言いつつも実は伊達勢力との戦なのです」官兵衛
「読めた!、つまり伊達を遙かに凌駕する圧倒的戦力を見せつける!」
「御意、我が連合軍全兵力をもってすれば40万の軍が動かせます」
官兵衛
「それは凄まじい事、出来るのかそんなことが」
「は、なんの為に今日まで畿内のいんふらなるを整えてきたのか
全ては戦準備のためでござる」官兵衛
「し、しかし先だっての大震災で壊滅的被害を受けたとの事じゃが?」
「敵を欺くときは味方からという古きからの格言ご存じありませぬか?」
官兵衛
「すべては敵を油断させる策と申すか!」秀吉
「は、壊滅的被害で家康と和議したのは名目上の事、実際は先進的な
殿(光圀)のいんふらが震災ごときで被害など受けてはいませぬ」
「つまり家康との和議は震災など関係なかった?」
「御意、すでに水面下で家康様と合議してました、半蔵の力ですが」官兵衛
「げに恐ろしきは官兵衛」秀吉
「ですが家康様が嵐で壊滅的被害を受けたは事実、ですが半蔵殿の素早い
復興支援にてほぼ復旧なってます、その件で家康様は深く感謝してますぞ」
「ばかもの、余に報告がないぞ」怒る秀吉
「全ては政宗をたばかる策にて平にご容赦ください」官兵衛
「で、あるか・・仕方ない、話を進めよ」寛大なる秀吉大将の器
「まさか政宗にしてみれば我が軍に40万もの大軍が用意されてるとは
思っても見ないず」官兵衛
「しかし、行軍すれば物見にすぐばれるぞ」秀吉
「さすれば光圀さまの「みえないゆーふぉ」でござる」官兵衛
「成る程密かに兵力輸送か・・しかい受け入れ先はどうする?」
「は、初めに12万の軍にて北条の小田原城を包み更に支城を建てます」
「うむ、長期戦故支城建立は不可欠じゃ」秀吉
「外見上は素朴、実は要塞・・・実例がございますな」官兵衛
「ぐ、墨俣城の再来ともうすか」光圀
「は、40万もの軍勢隠すには墨俣城方式しかござらん」官兵衛
「それだけの兵をどうやって食べさすのじゃ?しかも長期だぞ」
「もちろん海上輸送、村上水軍の活用にござる」
「げげげげ、そのために毛利を恭順させたのか」秀吉
「全ては繋がってるのでございます、大局観といいまする」官兵衛
「境の商人とも友好関係を築いたは今回の為か・・・」
「戦は兵の戦いだけではござらん、全方面の気配り目配りでござる」
ドヤがる官兵衛
「ですが」官兵衛
「なにが、ですがじゃ」秀吉
「同時に長宗我部も攻め落とします」官兵衛
「な、なに~」一同
「同時進行こそがカギ、我が軍の力の見せ所です」官兵衛
「し、しかし、兵隊と戦費はどうする、あてなどあるのか?」秀吉
「同じ理由で九州勢に兵を出させます」官兵衛
「よ、容赦ないな・・・」秀吉
「いたずらに時間を掛けるのが得策ばかりではござらん、時には速さも
大事にござる」官兵衛
「げに恐ろしきは官兵衛」秀吉がつぶやく
「もはや天才というのも足りない言葉ですね」脳内リョウコ驚く
「余などは太刀打ち出来ない」脳内信長も驚く
「伊達勢と九州勢に兵を出させて戦費も出させて力を削ぐのです」官兵衛
「・・・くぅ」光圀も舌を巻く
「我が豊臣に益しかもたらさないな!」満悦秀吉
「残念ですが北条攻めには全軍出動ですのでタダと言う訳では」官兵衛
「ものいりじゃのう・・」しょぼん秀吉
「北条は多分小田原城に1⒉万程で立て籠もるはず40万は最低でも必要」
「で、期間は?」
「は、無手勝でいくのなら半年~一年程度でしょう」官兵衛
「途方もない戦費じゃな」
「40万遊ばせる訳ではありませぬ」官兵衛
「小田原城に籠城してる北条、その隙に領地を全て奪います
さすれば食料と費用は賄えるかと」
「打って出れば圧倒的戦力差、籠もれば領地が消滅・・・あわれじゃのう」
秀吉
「先程の真田氏との話と同じでござる、要は戦略次第」官兵衛
「うむ、力押しすれば例え勝利したとて甚大な損害じゃな」秀吉
「我が軍得意の南蛮渡来と組み合わせれば正に無敵じゃ」光圀
官兵衛の手の平で天下が再び動き出しそうです




