表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら戦国時代だった  作者: kou2199
プロローグ編
2/47

未来でのお仕事

なにやら事情がありそう

なにぶん生まれてから仕事などしたことがない俺なのに

いきなり日本防衛軍の総司令補佐だと?な馬鹿な・・・



「いやいや、仕事はほとんどホストコンピュータとロボットがやってくれる

我々は周辺の見回りだけだから心配無用だよ」権左衛門


「はあ・・・」


この世界に来て初めての夕食を2人で食べながら会議を進める

「しっかしとんでもない豪華な料理ですね」俺


「君をなんとしても説得するための心づくしだよ。何時もこんな豪華ではないから」


「はあ・・・」前世では碌なもの食べた事が無い、なにしろ部屋に籠もって

親から出される食事もほとんどこばんでスナック菓子とかカップ麺の味しか

知らない俺なのだ。家はお大尽だったが俺には味覚なんてない。(豪語)


なにしろ手がつけられない内弁慶な俺、スナック菓子の在庫が切れると

ぶち切れて大声は出すわ物はなげるわで手がつけられない

腫れ物をさわるように両親は俺を完全放置というか好き放題

ああ、俺って生きてる価値なんてないよな~


ほとんど生まれて初めて食べる豪華な料理に舌包みを打ちながら人生を

今更後悔する俺だった


「君はきっと私に協力するために生まれて来たんだよ。」権左衛門

「はあ・・・」そうなんだろうか?


「というか不思議でしょうがないのですけど」俺


「ん?なにがじゃ?」


「嘘言ってもしょうが無いので白状しますが俺って極度の偏食なんです

食べ物の好き嫌いが酷くてスナック菓子かカップ麺以外食べれないと

思ってたのですが・・・」


「ふふ、だから私の記憶を配信したと言ったろ?好き嫌いも直ったはずだ」


余計なことを・・・俺は心の中でさけんだが初めて食べるご馳走、悪く無い

というかこんなに料理って美味しかったんだ・・目から鱗だ


「人間好き嫌いなんてほとんど食わず嫌いなもんだ、ちゃんとした料理が

美味しく無い訳がないんだよ」


「はあ、確かに」


「ちなみに君の脳を分析した結果アレルギー体質は皆無と判明してる安心

してくれたまえ」


「はあ、つまり健康チェックもされてしまったんですね」俺


「うむ、とても30年間ニートだったとは思えない体力なんだがねぇ」

「はあ、実はおれ筋肉フェチで身体を鍛えるのだけが趣味でしたから」

「なるほど、前世だったら永遠に役に立たないスキルを磨いていたんだね」


「はあ・・」ちょっとバカにされすぎ、反論できないけど


「身体に悪いスナック菓子とカップ麺だけでよくその身体出来た物だ実に興味深い」


「はあ、実はネットでプロテインを取り寄せて摂取してましたから」

「すごいね・・・」


どうせ無駄な努力は休みに似たりといいたいんだろう、くっ図星だけど


「食事が終わったら君の部屋に案内しよう、急ごしらえで何にもないけどね」


「はぁ、ありがとうございます寝泊まり出来るだけで助かります」


なんと案内された部屋は100畳はあろうかという大部屋・・・

確かになんにもない、天蓋付きのベットがぽつんとあるだけ


「わあ、広くていい部屋ですね」


「うむ、必要なものがあったら自分で手配してくれ、そこのVRディスプレイを

装着すれば仮想市場に行けるからなんでも注文して構わないお代は気にせずにね」


「ありがとうございます」


おじさんは部屋から出て行きようやく一人っきりになれた、落ち着くよ~♪


「さてっと・・・これを装着するんだな」

VRディスプレイといっても普通のメガネにしか見えないけど・・


「ようこそ樹海ショップへ~」なんだぁ?某アマ○ンのパクリか?

そこにはあらゆる生活必需品が用意されていた、さしあたって必要なのは服だろう

幸いにして西暦2300年であってもデザインは前世に通じる。


「なんだ映画とかで見る未来人や宇宙人が着るようなピッチピチ服じゃ

ないんだな」当たり前といえば当たり前なんだが・・


あれ買ってコレ買って・・・結構な量になってしまったが?


「お買い上げ品は全てお客様のアイテムボックスに配送されました」


ってなんだそのアイテムボックスって?

しかし分かる、権左衛門の記憶が無理矢理注入されたからだ

「アイテムボックス」と脳内で詠唱?すると脳内に今購入したアイテムの

数々がリストアップされてきた、試しに上着をチョイスして脳内ポチすると


「ボワン」煙と共に本当に実体化されて出てきたのだ。どうなってる?

これも勝手に脳内学習させられてる「収納」と念じるだけで消滅した。


「後はアレだな・・・」俺は再び樹海ショップに行き有る物を購入した


最新式を購入しさっそく使って見る「スマホ」念じたら出てきた


うーんこれは2020年とあまり変わらないな・・とおもったら大違い

なんと!サイズが手の平から大型画面まで自由自在100インチ大画面にしても

片手で持てる?というか大画面になると空中に浮くシステムの様だ

当然だが画面は許可しない人間には見えない仕組み。


しかも驚いた事に電池は空気中の酸素と太陽光による光合成発電システムによる

半永久バッテリなんだとか・・つまり充電いらず。

スマホに限らずアイテムボックスに収納されてる電化製品全てがボックス内に

搭載されてる発電システムにより常にフル充電されてるそうだ。

つまりこの時代の電化製品は全て電気を気にする必要が無いとか。


更に驚いたのは内臓メモリーの容量、なんと「1ゼタバイト」つまり

テラバイトの1000万倍の容量!。まあ300年後の未来だし

異世界だからなんでもありなんだよね。全世界の出来事が自動的にアップデート

されてるので一々ネットにアクセクする必要がないほど。


なお最初に権左衛門が言っていたが未来服は外敵から守る装備が自動的に

装着されてるらしい。つまり許可された人間以外には発見目視されない

ステルス機能とか、その他いろいろギミックがあるらしいが詳しくは知らない。


それとは別にカップ麺も食べたいから大量に購入しておいた

スナック菓子もね(^^)そうだ生水もすぐ腹を壊すからミネラルウォーター

購入しておこう。


アイテムボックスは便利便利、いくらでもアイテムを収納出来る

一応限度量はあるらしいが一杯になったら別のが出現するつまり無尽蔵


驚いた事に権左衛門が保存していたアイテムボックスも自動的にコピー

されて俺所有になってる。膨大過ぎてなにが収納されてるのかわからん


「これは猫型ロボットのポケットみたいになってきてるかも」俺ほくそえむ

必要な時に念じれば出てくる仕組みなのだがなにが有るのか分からないので

その時のお楽しみ?としておこう


「これで前世に戻れたら俺はまるで魔法使いだな」笑うしかない




        ☆





「朝です起きて下さい」

「んん?ふぁあああ・・・って今何時?」

「はい、朝の7時です朝食の時間ですよ」

「うわあああ、君、君はだれ?」


「はい、昨日樹海ショップにて大量お買い上げ頂いた特典でもれなく私が

プレゼントされました」


「なんだそれ・・・」


「ご安心下さい今後はご主人様を永遠にサポートさせて頂くメイドとして

働かせて頂きますので」


「そんなぁ、許可もなくそれは困るよ」

「はい、不必要とご判断されたら脳内ボタンをポチして頂ければ私は即座に・・」


「即座に?」俺

「断末魔の叫びをあげながらドロドロに溶けてご主人様を永遠に呪いつつ

消滅させていただきますのでご安心下さい」メイド


「つまりメイドが冥途に行くんだね」俺

「はい、一生消えないトラウマを植え付けさせて頂きますので」


「こ、こわっ・・・つうか脅迫だろそれ」


「というか君、いくつなんだい。余りにも幼すぎるだろうが」


「あれ・・・この姿はご主人様のお望み通り、願望がすべて繁栄されてます」


「ぐ、・・・やばい。いくらなんでも自分の性癖が露見するのは犯罪的にやばい」

「あーご安心ください私の姿は許可無き者には見えませんしご主人様が困る様な

美少女姿は相手に見えません。ふふ・・・しかしご主人様と来たら」



「つまり君はわたしに一生つきまとうストーカーなんだね」

「それは人聞きわ悪いですわ、あくまでもメイドとしてお世話するだけです」


「とにかく大殿様もお待ちです食堂に行きましょう」てくてく

どうやら購入代金引き落とし口座が権左衛門なので「大殿」なのだそうだ

私が代金を全額支払えばメイドの所有権全てが私になるらしい


「おはよう、水戸君」元気に権左衛門が出迎えてくれる


「昨日の話では買い物の後こんな付属品が付いてくるなんて一言も・・」

「いや、メイドは一家に一台いや一家に1人は必要だよ、昨日までは私1人

だったから必要無かったが、この世界のことを何にも知らない君には絶対に

必要な存在だと思う」


「ですが・・・その、あの・・恥ずかしいです私の好みが露呈するのは」

「あはははは、そんな事を気にしてるのか。大丈夫私には君のメイドは私好み

つまり色っぽいおねえさんにしか見えてない。君の好みは分からない仕組みだよ」


「しかもそのメイドは君の成長に合わせて容姿もどんどん変化するし場面場面で

どんどん変装もしてくれる。つまり今後生活する上で最高の従者というわけさ」


「はあ・・ですが今後誰かと会うことなんてあるんですか?」


「うむ、君にはここでしばらく慣れてもらうまで誰とも引き合わせるつもりはないが

いずれコロニーに出かけて戸籍登録しなくてはな」


「確かに戸籍ないと幽霊どうぜんですからね」

「うむ君のような神隠し?然とした正体不明の無国籍者はけっこう居るからね」


「え、それって私同様異世界転生者ではないのですか?」


「いや、脳内分析をすれば直ぐに分かるがほとんどの者は本当の記憶喪失者だよ」

「はあ・・」


「昨日も言ったけど私は科学者でもある。君は実に興味深い研究対象なんだよ」

「モルモットですか?」


「ははは、まさか・・実に興味深い事ではあるが私は君を人間とみてるから

安心してくれ」


「はあ・・」一体なんの安心なんだろう?


「さて、状況を説明したところで君自身がメイド君の名前を付けなければならない」

「そうなんですか?」


「うむ、名付けしなければ正式な君の従者登録されないからね」

「質問いいですか?」


「なんでも聞いてくれ」権左衛門


「このメイド?は人間なんでしょうか?だとしたら面倒はどうするのですか?」


「うむ、いい質問だ、考えてもみたまえ君好みの容姿かつ他人には分からない

それひとつみても人間の訳がないと思うが?」


「た、確かにそうですね」


「つまりメイド君は人間にあらず」

「アンドロイドとかですか?」


「うーん、難しいなアンドロイドというよりは人間に近い」

「はあ?訳が分かりません」


「つまり万能人工生命体とでも言うべきか」

「生きてるんですか?」

「生きてると言えば生きてるな、科学的に言えば生命体だからね」


「つ、つまり触ろうと思えば触れる?」


「勿論だよ手にぎってごらん」

俺はモジモジしながらメイドの手を握ってみた

「た、たしかに実物ですね暖かいし柔らかい・・」


「しかし、命令一つでどのような形にも変形出来る」


「ば、ばかな・・・」

「君の知る前世での車とやらに変形させてごらん」


「えっと、脳内で念じればいいのですよね」


「んんんん・・・」


「ボワン」


「おおおっく車に変化したぁああ!」

「見た目通り完全に金属の車だし性能も全く同じだよ」

 

「一体どうなってるのですか?」

「君の脳内に蓄積されたデータを分析して具現化するだけ、必要な物資は

すべてアイテムボックスから調達する。足りなければ自動的に樹海ショップから

自動購入されて補充される」


「ですが、昨日からですけど代金どうされてるのでしょう?」


「勿論君の給料から天引きされる」


「って私なんにも仕事もってないし働いたことありませんよ」


「そんな事は昨日から分かってる、つまり出世払いの前金払いだよ」

「げげげげ・・・つまり私はすでに借金まみれ?」

「世の中に只なんてものは存在しないよ。昨日からの宿泊代や食事代も

全て後から払ってもらう、絶対に踏み倒せないからね」にやり権左衛門


や、やばい!親切なおじさんと思っていたらとんでもない詐欺師?


「・・・と言ったら君どうする?」にやり権左衛門

「ははははお戯れを・・・」冷汗たらたら俺


「まあ、当分無収入の君からお金とろうとは思わないが実際の所

君みたいな後継者を喉から手が出るほど欲していたのも事実。わざと恩を売り

借金地獄にハメたろと思ったのも事実だよ。ウソは通じないしね」権左衛門 


「そんな事よりもメイドの命名はやくしなさい。24時間以内に決めないと

プレゼント期間終了してしまい。有料課金されてしまうよ」案外ケチな権左衛門


「はあ、・・・それでは・・・って急に言われても思い浮かびません」

「君の初恋の人でも母親でもなんでもいいから」


「初恋の人・・駄目です恥ずかしすぎます」

「深く考える必要はないけどな・・じゃ樹海ショップが予め用意してある

名前候補から選びなさい」


「はあ、それでお願いします」


「えっと、キョウコ、リョウコ、アスカ、カオル、シズカ、ユキ、レイ」 


「じゃリョウコでいいです」

「そつか君の初恋の人はリョウコか・・・」

「ち、ちがいます!一番響きがいいと思ったからです」妙に怒る俺


「おめでとうございます、名前ガチャで当選しました。更に特典チャンス!」


「な、なんですか?」

「うむ、どうやら7人の候補から1人だけ当たりが有ったようだね」権左衛門


「で、特典ってなんでしょう?」

「今は明かせませんが必ずお役にたちます」ショップ


「なんかありがた迷惑の気がしてならないけどなぁ」俺


「さ、リョウコ君を元に戻してメイドとして活用しなさい」権左衛門


「はい、元に戻れ!」「ボワン」 


「メイド君の住まいは君だから使用が済んだらアイテムボックスに戻すようにね」

「なるほど。メイド部屋とか用意する必要無いのですね」


「断っておくがメイド状態の時は人間と同じだからね食事必要だよ」

「わかりました」


なんだか頼もしいような押しかけ女房のようなとんでもい相棒が勝手に

付いてくるハメになってしまった。とほほ



やはり美少女メイドは必要不可欠ですから

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ