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転生したら戦国時代だった  作者: kou2199
第三章 上洛
15/47

同盟

光圀の準備も整いいよいよ信長「天下布武」へと大戦略が始まります


「光圀様」リョウコ

「ん?なんですか」

「以前も少しお話しましたが・・」


「今後の事ですか?」光圀

「どうやら確実に歴史がパラレルワールド化してるようです」リョウコ


「つまり、我々の努力が報われてる?」

「残念ですが効果を確かめる方法はありませんが確実に歴史は変わって来てます」

「なにか分かった事でもあるのですか?」


「はい、私のいた24世紀に記された戦国時代つまり16~17世紀の

史実と明らかに違ってきてます」リョウコ


「確か私(二戸望治今は光圀)の暮らした21世紀とリョウコの世界とは

全く繋がらない異世界でしたね」


「はい、権左衛門様の研究で歴史の分岐点が判明し光圀様の努力にて変更中です

多分このまま歴史が変貌し続ければ終着点は24世紀には繋がらないでしょう」


「私のつたない脳内記憶と権左衛門様のもつ史料とを合致させてみたら

織田信長様の運命が違う事が判明したのですよね」光圀


「はい、光圀様は忘却していても脳内メモリーをくまなく調査してそれ以前の

歴史は資料との差異はないとの研究結果です」


「よく、おばかな私の記憶などを精査できたものですね・・・」光圀

「はあ、脳内検査こそ権左衛門様の得意分野でしたので」リョウコ

「それって重大なプライバシー侵害だよ。私の好み・・というかロ・・ごほん

まで探られるのはいい感じしないよ」光圀


「大丈夫です博士(権左衛門の事)はその道のプロ、他人に漏らすような事は

絶対にしませんから」リョウコ


「過ぎてしまった事はどうしょうもありませんけどね」光圀

「博士も仰ってたでしょう?その代わり博士の記憶も光圀様に移入して

罪滅ぼししてますから」リョウコ


「朴念仁、石部金吉、聖徳太子、・・・神様級の記憶もらっても凡人には迷惑な

だけですけどね」ぶつぶつ光圀


「話を戻しますがとにかく今日までの光圀様の努力は無駄ではありません」


「でもそれが果たして人類滅亡を避けてるかどうかは確かめようもない」光圀


「ハッキリ言って光圀様の21世紀になるのかどうかも怪しいのです」

「な、なんと!そうなのですか?」


「残念ながら光圀様自身仰る通り中学一年生で勉学を放棄されたので・・・」

「つまり、私の脳内記録では史料不足で確かめようがない?」光圀


「そうだよね、私の知る戦国時代なんてうろ覚えでかろうじて織田信長位は

知ってるけどその他の武将や利害関係勢力関係、歴史の流れなんて全然知らない」


「織田信長様が全国制覇に向け尽力したがその後どのような結末を迎えたのかも

私は知らないのです無学とは恐ろしい」頭かきかき光圀


「博士も首を傾げたのですが信長様以前の歴史はおぼろげながらも整合性を

確かめられたのにその後の光圀様の記憶がどうしても分からなかったそうです」


「ば、ばかな・・・私の知らないいや忘れてしまった潜在記憶を探れる能力なのに

織田様以降の潜在記憶が確かめられない????」光圀


「残念ながら・・」リョウコ


「私のいた24世紀ではそもそも織田信長様なんてほんの数行史料に残る

地方小武将に過ぎませんでしたからね」リョウコ


「その信長様を推す事で歴史が大きく動き出したのは間違いないのですね」光圀


「はい、現に竹中半兵衛様やサスケ様などは史料に存在しない人材でした

初めから存在しないかいても歴史に登場(活躍)しない人物だったのです。

これからもどんどんそのようなケースが増えると思います」リョウコ


「うーむ、正しい指針が分からない以上最善手と思われる事を暗中模索して

行くしか方法はないのですね」光圀


「光圀様がこの時代に来た理由は必ずあるはず。私はそれを全面的に支持支援

していくだけです」リョウコ


「逆にいえば何も知らないので先入観もなく思う存分働けると思えば」

「うん、君のポジティブ指向にはいつも助けられてるよ今後もよろしくね」


なんと、無学wを自慢する光圀、なに一つ歴史知らないのに人類滅亡?を防ぐ為

今後も尽力しなければならないのだ。そんな事出来るのだろうか?





         ☆




「これ、平五郎」

「はっ」


「此度の美濃攻略実に天晴れ、味方の損害0とは古今東西例を見ぬ大勝利

褒美はいくらでもとらせるぞ。思いのままじゃ」信長


「ありがたき幸せ・・・ですが今回は伊賀の里買収に多額の金子を使いました

これ以上大殿にご迷惑はおかけできません」平五郎


「なんと、領地は望まぬと?」

「は、すでに大殿ご承知の通り密約により美濃は美濃三人衆に任せますゆえ」

「そちは欲という物はないのか?」信長

「いえ、欲はございますが欲する領地は別にございますので」


「ふふ、そなたも悪よのう・・まだ得ぬ敵地を欲すると言う事か?」

「殿・・皆まで申されるな」


「あい分かった、美濃はあくまでも天下布武の足がかり領地など敵地に

いくらでも転がってるな・・ふははははは」信長


「左様にございまする、今の領地など日の本のほんの一部、天下布武の道は

まだまだ始まったばかりでござる」平五郎


「うむ、よくいった!」信長






「光圀!今帰ったぞ。我の面目がたち大満足じゃ」平五郎


そこには光圀、半兵衛、小六、サスケが控えている


「殿安心召されるな・・次の作戦が待ったなしですぞ」光圀


「むう・・しかし我は少し疲れたしばし休めんのか?」


「今は天下の趨勢を決める大事な時、一時の猶予もございません」半兵衛

「わかったわかった・・本当に其方達は人使いが荒いのぉ」頭カキカキ平五郎


「で、次なる策は?」


「は、今天下は麻のように乱れ群雄割拠の時代、誰もが足利将軍に取り入り

上洛を果たした後、天下に号令を出す事を夢みておりまする」


「うむ、我が大殿もその願いは同じじゃ、故の美濃攻め」

「は、伊賀の里買収もその一環にございます」


「う、うむ光圀は常に数手先を読んだのだな」平五郎

「ですがまだ足りませぬ」


「ほう?」

「北近江、浅井長政との同盟でござる」


「ば、ばかな浅井家は天下に響く名門言ってはなんだが田舎侍の織田家とは

格が違いすぎるぞ」平五郎


「さにあらず、今織田家は日の出の勢い家の格だけで戦は勝てないのです」

半兵衛


「むう、・・で?」


「分かりませぬか?家柄が良い浅井家、勢いのある織田家・・」

「なるほど、見えて来た。両者の利害が一致する・・」


「御意、更に言えば浅井家は朝倉家と長年の蜜月関係、浅井と手を結べば

北陸の覇者上杉勢との後顧の憂いが解消されまする」半兵衛


「なるほど二手三手の読みなのだな」

「御意」


「上洛のおりには浅井の家格が必要なのです」

「しかし、同盟といっても簡単ではあるまい」

「市様のお輿入れでござる」サスケ


「な、なんと信長様の妹君であられるあの「市様」か?」平五郎

「は、かねてより現当主浅井長政様、市様にご執着にて、長政様たっての希望」

「情報収集はサスケ殿か?」平五郎

「伊賀は暗殺だけではござりませぬ、全国隅々情報収集も収入源にござる」

「伊賀おそるべし」平五郎


「大殿は承知なのか?」平五郎

「勿論でござる大いにこの話乗り気、我らに全て一任との下知受けました」

「有能すぎる部下にも困ったものよ、これでは我は休む暇も無い」


「問題は道中、敵勢力も多く一筋縄では行きませぬ」サスケ


「ふ、その為の安全な輸送手段だ」光圀

「え?」サスケ

「そうか、其方は新参故知らなんだな」半兵衛


「大殿が我らに下知したのには理由があるのだ」平五郎


「よし、今回は我とサスケで任務に当たるぞ」光圀

「我に操縦させては貰えぬのか?」


「半兵衛様はまだまだ免許皆伝には程遠くございます」光圀

「平五郎はすでに免許皆伝じゃ、半兵衛修行が足りぬぞ」平五郎


「一体なんの話でござるか?拙者に分かるように願いまする」サスケ

「まあ、乗ってみれば分かる事。それよりも早急に段取り頼むぞ」平五郎

「は、万事お任せ下さい」サスケ「シュッ」


「消えたな」平五郎

「消えましたね」光圀

「忍者はこれだから困るカッコ良いつもり何だろうが派手すぎじゃ」半兵衛


「実は墨俣秘密基地にて製作した新型UFOは味方に見えない工夫を凝らしました」

「だな、あれは味方でも腰抜かすからな射かけられても困るしな」平五郎

「は、客室を設けましたので客人には形状が見えませぬ」光圀

「秘密漏洩防止にもなるな」平五郎


「更には大幅な大型化により人以外にも荷物の運搬も出来る様になりました」


「おおっつまり兵員や兵糧輸送にも使える?」半兵衛

「必要とあれば・・」光圀

「上空から急襲して敵天守を奪えば戦などあっという間に終わるな」半兵衛

「織田式戦術誰にも真似出来ませぬ」光圀


「このようなUFO最低30機必要でござるが問題は操縦者育成」

「うむ、絶対秘密を漏らさない忠義の者が必要だな」

「お任せ下さい専用のからくり人間を仕立てます」光圀


「うむ、其方自慢のからくり人間か・・・不気味だが仕方が無い」平五郎


「軍資金は足りてるのか?」平五郎

「は、手の者の調査にて有益な鉱山を多数発見いたしました。ご心配無用です」

「今後ますます戦には金が必要、軍資金を制する者が天下を制する」平五郎

「御意」


「市様ご同道は光圀とサスケだが他の者もこたびの作戦に全力を尽くすぞ」

平五郎


「御意」


「まずは大殿にお願いして御一行の通行手形発行からじゃ」

「は、今回は敵地を通過しますゆえ必ず必要と存じます」光圀







新章開始です


光圀は無学wだが回りの側近達は情報通で策士、今後も織田家立身の

最善策を講じていくのでしょう。



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