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旅立ちと私探し

今回から成長したアリーの為話し方が少し変わってきます。ギャグも少なくなって来ると思います。


振り返って我が家を見る。16年間だけど優しい家族に包まれて本当に楽しかった。

有り難うママ様、パパ様ズ そして可愛いエド。


これから私は3ヶ国を廻って自分の有るべき場所を自分で決めなくてはいけない。


ママ様も、パパ様ズも今日は家から出てはいけないらしい。

お見送りはいけないんだって心をここに残して旅立ってしまうって言い伝えがあるから。


昨夜の夕食はバリーパパ様の渾身の作だよとテーブルの上をこれでもかと言うぐらい私が今迄 美味し〜と喜んだ料理を出してくれた。凄いなぁ全部覚えていてくれたんだね 美味しかったよバリーパパ様


アルパパ様は私の為にと、自作で洋服を縫ってくれていた。アルパパ様こんな才能も有ったのね ビックリだよ!

袖口はふんわり鈴蘭の花みたいでスカート丈も膝下で回るとフワッと広がってとても可愛い薄水色。スカートの裾の刺繍はママ様力作なのね 小さな花がいっぱい咲いている。前世でもこんなに可愛い洋服着た事がないよ。

似合う顔でも無かったんだけどね………。


そして私の本当の意味での血縁ルトパパ様 パパ様とは余り一緒に居られなかったよね、決して甘えさせてはくれなかった。

でもそれは 他のパパ様達の手前なんだってちゃんとわかってるよ。


とっても口下手で愛情表現も下手だったけども、誰よりも家族を大事に守ろうとしていたのもルトパパ様だったよね そんなパパ様だから………初めて優しい顔で涙を見せられると どうして良いかわからないよ。

ルトパパ様 私パパ様の子に産まれて良かった だからちょっとだけ甘えてパパ様の頬にキスさせてね。 目尻のシワも少し下がり気味ね


別れは昨日遅くまで話し合ったりハグし合ったり一つの部屋でみんなで寝たりしたから寂しいけれど大丈夫。


きっと家族は家の中から私の旅立ちの無事を祈ってくれているはず!

行ってきます私の場所探しの旅に!








ママ様の話では北の国からでも、南の国からでもどちらからでも良いらしい。西の国だけはどちらかを通らないと行けないので二番目は確実かな。

海を通っても東〜西に行けなくも無いらしいけど 何せ 船が漁師さん用しか無く自殺行為らしいしね、ゆっくり行きます。


まずは街まで行き、装備など必要なものを揃えないといけないのと、必須なのは男の人!

私的には魔力量♾チートだから良いのだけど 連れて居ないと次の国に入る時怪しまれるし、荷物持っての一人旅は力のない女性にはキツイからね。

本当は異次元ポケットあるから楽なんだけどそれは知られたら大変だし カモフラージュの為にも是非レンタル(心が折れそうだけど)しないと。

何よりも信頼出来そうな人が良いよね。


後は、ギルドに顔を出して挨拶して証明カードの登録とマップを貰うそしてある程度旅用のお金稼がないといけないわよね。 魔物退治して稼ぎましょう!


北でも南でも行くには一月は掛かるらしい 途中にいくつか小さな町もあるらしいけどね(一応小さくてもギルドや、宿など必要最低限はあるらしい)魔物の森近くを歩けばその3分の1で行けるらしいけどその分危険も大きく成るからと旅人はなるべく海側近くを歩く。順調に行けば宿で休んだりしても5ヶ月有れば廻れる予定。そう考えるとそこまでこの大陸は大きい訳じゃ無いのかな?


どの位の星の大きさなのかは解らないけれど、私の居るこの大陸は相当小さな大陸なんだろうね。


もっと早くに魔法が使えていたら実戦も沢山出来たのだろうけど今更考えても仕方ない。

実戦数は少ないけど女は度胸(この事についてはママ様達は凄く心配してた。)


取り敢えず少ないけれどと、30万G渡してくれた 有り難うパパ様ズ大事に使うからね。パパ様ズいわく装備や野宿に必要な物などを買ったらたいして残らないだろうが後は自分で稼ぐ様で無いと、この先は厳しいから甘やかさないぞって。

ちなみに30万G=30万円十進法は変わらなくて良かった。


それに1日は25時間で1年は360日ここも余り変わらない。


お金は硬貨が無く全て紙幣わかり易いし軽いから助かる。各国の魔法師が紙幣に偽造防止の魔法をかけているんですって。何でも水魔法の上級らしいけど、やり方は秘密らしい。 私も勿論知らないよ前世で見た事無い魔法は使えないぽい。


確かに知ってたら防止にはならないか。いや、しないけれどね。

この世界は遅れてるのか進んでるのか良くわからない。神様が居るとしたら何でこんな世界を作ったんだろう?


この世界では神様を信仰する人は少ないらしい。神様の像すら見た事も無い。


家の明かりなどはママ様の魔法を魔石に貯めてそれをパパ様ズは使う。独身の男の人達は女性が魔石に魔法を込めた物を買って使う。魔石が壊れない限り後は魔力を売ってる女性に込めて貰い魔力量に合った金額を払うシステムらしい基本は女性側の言い値らしいけどね。


一つの石に属性魔法は一つのみしか入らないらしいよ。


女性は魔物討伐しながら普通に仕事をしてる人も居るし、ママ様みたいに魔物討伐を仕事としている人も居る。



この世界は魔石を普通に採掘できるらしく、そこまで高い物じゃないそうだけど、必須では有るね。


色々考えながら歩いて居たせいか、前の方に街の入り口が小さく見えてきた。


気を引き締めてさぁ行きましょうまずはギルドへ !









次回は街の様子やギルド、討伐についての予定です。

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