普通の道が遠くなる
大分 大人っぽくなって来ました。やや、お馬鹿ぽいのですが大丈夫かなぁ?修正きくかなぁ?不安だなぁ…
話し方も若干大人っぽく?なって来たかな?
アリーあと半年で16歳成人を迎えます!長かったもう諦めていた!
あの事件が起きてから私の周りが大きく変わり始めました。
不思議なものです、試行錯誤していた時は出来なかった魔法も今はバンバン使えます。
そう、バンバンです。 際限なくです。もしかしなくてもチートここに来てまた神様やっちゃった系です。
魔法力は『ヒール』ができた途端わかるように成りました ホボ 前世の記憶のお陰です。いやぁ 私に関して魔法は前世が大きく左右しそうです4種類全部使えます 何ちゃって魔法ですがこちらの魔法と似てるので何とか誤魔化せそうです しかし 詠唱無しは誤魔化せそうも無い、どうしようかねぇ
ゲームの魔法ネーミングを唱えながら手をかざすだけ…チートかよ チートだよ !!
ゲーム作成者さんありがとう!
まぁ、その後詠唱すら本当は必要無かった事が解ったんだけれどね。
要は想像力の問題でしたよ…そりゃぁ一生懸命詠唱練習しても発動しなかった訳だよね!詠唱する事に必死だったんだから。
じゃあ、何故ヒールとか唱えるか…掛け声みたいな物でしょうかね?
ただね、恥ずかしくて ファイアーボールとか、英語っぽい言い方は……
試してみたら英語調でも、日本調でも同じだったから なるべく日本語とか使っちゃう 『 癒し』とか 『火球』とか。
こっちの人にはわからないらしいけど。
この世界詠唱無しで魔法が発動するとは思われて居ないからね。
本来はナンチャラ〜コンチャラ〜と長いのですが覚えるの無理だしねぇ
それと頭の中に残り魔法量も浮かぶのです それは普通なんですって。
でもね私はそこも普通じゃ無かったのよ……頭に普通浮かぶ魔法量の数字が無い。
いえ、正確に言うと数字ではなく♾(無限)マークなのです!
ママ様に期待の目で「どう?どうなのぉ?どのくらいあるぅ?」って聞かれた私涙目……
そんな私を見てママ様は「うん!大丈夫だからねぇ!どんなに少なくても補う方法はいくらでも有るんだから 大丈夫よぉ!」って慰めてくれるけど……
違う ママ様の考えてるのと違うの 私の涙はそれとは違うものなの もう普通に生きる事は出来ないのだと諦めの涙です。
まぁ回復魔法なんてこの世界で無い魔法を使った時点でアウトなんだけどね。
ママ様はあの後もの凄〜く怖い顔で「良い アリーできる事ならこの魔法は使わないようにしなさいねぇ!誰にも知られないように隠しなさいよぉ もし国にわかってしまったらこの国は いいえ、どの国も貴女を放っては置かないと思うわぁ。 きっと最前線に送られて良いように使われるそんな未来しか浮かばないのぉ だからアリーお願い気を付けて 貴女のためよぉ!」
ママ様 私もそうだろうと思う。
今までママ様パパ様ズの話を聞いて今回の事件を見て国は私達に本当に優しく無いって事はわかってるから。
この国の王様は特に見栄っ張りでプライドが高い人らしい (そんな人が王様で良いのか?この国)
私の中で回復魔法は余程のことが無い限り使わない、そう決めたんだけどなぁ……………。
どうしてこうなった? 時空魔法まで使えちゃったよ!
いやね、自分の部屋で成人式の衣装を選んでたんだよ さっきまではね。
なのに チョット ほ〜んのチョットお腹がすいたなぁと思って今日のオヤツは何かなぁ〜とか考えて 『瞬間移動』とか出来たらすぐ行けて食べられるのになぁとか思ったら うん、ドレスに片足突っ込んだまま次の瞬間キッチンに居ましたよ。
思いっきりバリーパパ様に「何て格好で歩いてるんだ」って怒鳴られて慌てて「ごめんなさ〜い」と叫びながら部屋に逃げ帰ったよ。
バリーパパ様怒ると普段笑顔しか見ないから怖いんだよ〜
ヤバイよね下手な事考えられないじゃない、だってすぐに発動するとかあり得ない 考えたら駄目 考えたら人生終わるそんな気しかしないよ!
ママ様に話してみたらあり得な〜〜いって顔して放心状態!
「アリー、貴女一体どれだけの魔法を作り出してるのぉ………」
いや、ママ様 作ったのも考えたのも私じゃぁ無いからね そりゃ『癒し』は欲しいと願ったよ うん でも流石にここまで欲張りはしなかったからね。
その夜遅くまで家族会議が有ったのは 多分私のせい? いや 確実だね。
前世でそんな事出来たら良いね 感覚で子供と話していた魔法がね ヤバイ全部使えちゃう。
あれから後は何が出来るの?ってママ様に聞かれて もしかして〜何て思ったら 異次元ポケットぽい物や 『障壁』(バリア) 一時的に身体能力だってあげられちゃうし、『止まれ』(ストップ)も出来た…イヤさぁここまで欲しいとは思わなかったような… イヤ少し考えたかも…………
逆に出来ないことは何?って感じ もはや人じゃないんじゃないの?
わたし今迄悩んでたのが嘘のよう〜(遠い目)
何かする度にパパ様ズ&ママ様の顔色がどんどん 悪くなる エドは手を叩きながら喜んでるけど うん可愛いです。
この頃、4歳に成ったエドちゃんは、私の事を「アーちゃん」と呼んで付いて歩くの ……あぁ、なんて可愛いの 孫が居たらこんな感じなのかしら………
ハッ!!私は若い、私は少女と言い聞かせ無いと
後半年で成人そしてその後一月で巣立ちわたしは三ヶ国を廻り 自分の住むべき移住の地を決めないといけない。それはこの世界の義務で絶対だから
ワクワク感と家族と離れる寂しさと、不安感ハンパ無いけど。
杞憂だったのは魔法が使えなかったらどうしようという事だったけど、それはもう無いしね。
でも、この世界の人達はみんなそうして生きてきた ならば私も もうこの世界の住人なのだから頑張るしか無いよね。
ポジティブに考えないとやってらんないかぁ〜!
まずは成人の儀を無難に終わらせる! それ大事だよね。
でもさ、どんどん普通から離れていく気がする今日この頃 詠唱どうしよう。
次回は成人式(ってほどの事をする訳じゃ無いけどね)何とか続いている頑張れ私、まだ冒険のボの字もでてないぞ!