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愛すべき者達と

家に着くと、どっと疲れが襲って来た。


あの場での長期戦はかなりしんどそうだ。

身体的と言うよりも精神的に削られて行くからだ。

するなら短期決戦しかないだろう。


家の中に入るとママ様がお茶を淹れてた!おぉ初めて見た。

すかさずバリーパパ様が「マリー!マリーはそんな事しなくて良いんだよ!アル!ルト!何マリーにさせてるの!」ってどこまでママ様に対して甘いの。


「それでどうだったの?」リビングに集まり私達は見て来た事をママ様に伝えた。


「それじゃあ、その主がドレイドなのか!今は動きは無いんだな?」


「はいルトパパ様。でもいつ動き出してもおかしく無いと思います」


「話を聞く限り早めに手を打っておいた方が良いかも知れないね」

アルパパ様の言う通りだと思う。私は頷いた。


「それで西の女王リゼッタ様は四国会議を早急に開こうと仰ってました」


「そうね、ママもその方が良いと思うわ。アリーには、南と北の女王を西へ連れて行って貰うとして、ママはガレスティア王を説得して置くわね」


「有難うございます、私もそれをママ様にお願いしようと思っていました。よろしくお願いします。ママ様」


「まぁ、嫌とは言わせないから安心して行って来なさいねぇ(ニコッ)」

少し悪魔掛かった笑顔が良いね!


「うんうん、取り敢えず昼食の準備出来たから食べようか。レディ達に皆んな」


う〜バリーパパ様の料理もう最高!癒される!


「ママ様、リゼッタ様に報告終わったら南と北に行って事の次第を話し有無を言わせず拉致して西に向かいます。その後また此処に戻って来ます」


「わかったわ。その頃には王様を説得して置くわね。あ、そうそう主と対峙する時はママ達も手伝うから言って頂戴ね」


「え!ママ様達も?でも、危険なんですよ」


「そうね、危険そうだわね。でも、ここに居てもそれは遅いか早いかでしょう?だったらアリーちゃんと一緒にママ頑張っちゃうわぁ」


「ママ様...ありがとう」


「さあさあ、行ってらっしゃいなぁ」


「はい!行ってきます」




私はルークとゼスの手を握り西の王宮執務室に飛んだ...


執務室にはリゼッタ様が待機してくれていたので、見た事をそのまま報告する。

「アリーは、どう思う?ドレイドは寝てるの?だとしたらアリーが急かされると感じたのは、もしかしたらそのうちに目覚めると言う事?」


「はい、私はそう感じました。早急に対策を取らないといけないと思います」


「そう...ネステラ3国からの返答はまだ返って来て無いのかしら?鳩はまだ帰って来ていないの?」


「申し訳有りません陛下まだ3日目です。鳩が着いた頃かと思われ返答は未だ返って来ておりません」


「情けないわね。このような一大事に連絡手段すらこの通り。どの国も目の前に危機が迫らないと動かないなんて...いついかなる時も、何があっても即時対処出来る様にしなければ国民は守れないと言うのにね。とても歯痒いわ」


「リゼッタ様、その事をわかって下さってる方が居るだけでも違うのです。私は3国を回ってこの国に着くまでもう諦めて居ました。私が守りたいと思う国は何処にも無いのだと。国民は守りたい、でも、王や女王達を守り支えたいと思えなかったんです。悪く言えば平和ボケして己の自我だけで物事を動かし、それが当たり前だと思う方ばかりで...。今回の事は良い教訓に成ればと思いますけど、でも国民はそれでは済まないでしょう?」


「アリー貴女でも難しいと感じる相手なのですか?」


「わかりません。ただ過信はしたく無いので。でも横からの攻撃では無理だと感じました。あの思念も正直なところとても厄介で」


「では、上か、下から?」


「下も無理でしょうから、上かと」


「わかりました。私達は何をすれば良いのでしょう?」


「もしもなのですが、ドレイドが目を覚まし動き出したら上からの攻撃も難しいと思います。動き出す前に上から叩くしか無いと。触手らしき物が開いたらどんな動きをするのかも解りませんが、その時は四国で触手の相手をして貰ってる間に中心を叩くのが良いと思います。その為には四国がそれぞれ同じ様に叩いてくれないと弱い方に動かれたりしたら厄介です」


「成る程、分かりました。四国会議でその様に成るよう話します。其々の王と女王に働き掛けましょう」


「有難う御座います。リゼッタ様宜しくお願いします」



その夜も王宮で休む事になったのだけど、わたしは夫達に厳しい選択を強いる。


「あのね、聞いて欲しい事が有るの」


「そんなに辛そうな顔をしなくても良い。俺達はアリーの夫だぞ。ただお願いと頼めば良い」


「アリー、1人で抱え込むんじゃねぇよ。いつもの様に笑ってお願いと一言言えば良いんだゼ」


「うん...お願い私の我儘を聞いて。わたしの考えてる事はある意味捨身なの。どうなるかわからない。それでも、聞いてくれる?」


2人は笑顔で勿論さと言ってくれる。だから尚更失いたく無い。この幸せを、この人達を...

でも、馬鹿な私の頭ではこんな事しか浮かばない。

いつまでも3人一緒よって言う事だけで。


その夜遅くまで話し合い納得するまで議論を重ねた作戦を明日リゼッタ様に話す。

それが出来るのは私達しか居ないと言う事も。明日笑顔で話せるかな?

また下手くそな女優の演技しないとなぁ...。




次回南と北の女王様達

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