表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/65

有るべき場所と我儘女王



私達は森の奥で見たもの出会った物について報告していった。


「そ、それではもしもその巨大な物が動き出したら……。」


「落ち着きなさいネステラ、アリーあなたの考えを聞かせてくれるかしら?」


わたしは一度深呼吸をしてから話し出した。

「そうですね、今はどちらの方なのか正直言ってわかりません、湧き出す方なのか、取り憑く方なのか、。横から見ただけなのですが沢山の骸が集まり一つに成った物ではないかと。すみませんそれ以外は私の心が保ちませんでした。後者ならばそれなりの人数が居れば焼き尽くせるかも知れませんでも、もし前者ならかなりの苦戦が強いられると思います。人が多ければ多いほど取り憑かれたら厄介なのと、どれ程湧き出て来るのかも分からないので……」


周りで息を飲み込む音がする。

「アリー身体はもう大丈夫なのですか?その様な状態なのにすみませんが……それで、アリーが思う確率で言えばどちらだと?」


「ふぅ………わたしは、前者の可能性が高いと思います……。」


「そう、ですか…それならばこの国だけでどうこう出来る事では有りませんね、ネステラ」


「はっ!」


「今の話聞いていましたね。」


「はい、聞いておりました。」


「では、直ぐに四国会議の招集を発令してください。場所はこの国キーセントシア会議室です。なるべく急ぐ用にと!」


「はっ!畏まりました 陛下」


「各国に伝令を出しましたが皆が会議をし集まるまで時間が掛かるでしょう、後はそれまで何事も起きない事を祈るしか有りませんね。」


「リゼッタ様、実は私とルークは南の国ゲートルアと揉めた事が有ります。ロスタリアでもやらかしては居るのですけど、ゲートルアには遺恨も有ります。なのでこの際ちゃんと決着を付けておいた方が良いと思うのですが、良いでしょうか?」


「ふふふ、貴女方を怒らせるなんて何をしたのか想像も出来ませんけれどアリーを怒らせるとは、怖いもの知らずなのね。構わないわ好きなように暴れて来れば宜しいのじゃないかしら?私は楽しみよ。」


「アハハ、リゼッタ様 私今のやり取りで気に入りましたこの国の住民に成るわ!どうぞ宜しく! ルーク、ゼス行きましょうゲートルアに行って暴れるわよ!」(この方はママ様と似てるな。ママ様は面倒くさがりだけどね)


「ハハ、楽しみだなやられた分やり返してやるよ!」


「おうさ!行こうゼ、女王様の顔を拝みになぁ!」


「行って参ります、リゼッタ様!」


「ふふ、楽しんできてね!」 「「「はい!」」」

私は2人の手を取り『瞬間移動』南の国ゲートルアの謁見の間へ!




見慣れた場所、『拡声』

「女王陛下、私はアシュリーです。話があって舞い戻って来ました、今謁見の間に居ります 早く来て!じゃないと何するかわかんないよ〜」


3人の周りに『障壁』一応 ルークとゼスに『身体強化』

「さてさて、どんな顔してくる事やら」


バタバタバタバタ バァン! (派手な登場だね)


「おのれ!良くもその顔を妾の前に出せたものよ!衛兵この者達を捕らえよ!早ようしいや!」


「「「「はっ!」」」」ドンドンドン「な、なんだこれは見えない壁か?」


「えぇい!何をしておる 早う捕まえぬか!!」


「申し上げます、何やら見えない壁が有り捕まえる事が!出来ません」


「えぇい、忌々しい 誰ぞ、この者達を掴まえられる者はおらぬのか!」


「もう、そろそろ良いですかね?私達を捕まえる事は無理だとそろそろ気が付いて貰えませんか?頭悪いの?馬鹿なの?」


「な、妾を愚弄するか!許さぬ、許さぬゾォ!」


「ルーク、ゼス障壁の外に出て暴れて良いよ〜!」


「りょーかい」 「おうよ」ドゥイーン2人が外に出てから兵達と戦い出す

(うん、楽しそうで何よりだね。わたしの夫達は本当に強い強化もついてるし散々森で訓練もしたしね)


「あぁ、そうそう!許さないのはこっちだからね、そこ間違わないでね!もうね、頭沸騰してどうにか成りそうな程なのよルークが、地下牢に繋がれて胸が裂け足元が血溜まりに成ってたのを見た時の私の気持ちわかる?解らないよね?一度この王宮ぶっ壊して良いですか?良いですよね?人々の気持ちよりも己の願望優先な女王など国民は必要としないんだよ!上に立つ者は下にいる者以上に努力してなんぼなんだよ!それが出来ず下の人間を馬鹿にして自分の思うようにする為にムチ打つなど言語道断だよだからね、一度庶民からやり直しなさい!」


そう言ってから私は女王や、宰相その他の人達を『捕縛』そして王宮の門外に片っ端から放り出して行った。

そして私達も外に出てから

『火球』「大きく大きく大きくなぁれ〜!」

「ルーク、こんな事で気が晴れるかは解らないけれど勘弁してね!」


「アリー、俺はあの時からお前の為ならいつ死んでも良いと思ってたんだ、でも正直言うと死なないでずっとアリーの側に居たいとも思ってたそれは今も、これからも変わらないよ、だから気にするな!」


「うん!いっけぇ〜〜〜〜」 ドドドドォズズズゴォォォ ドゥン!


「はい!いっちょ上がり 綺麗に無くなりましたぁ!」




「な、なんと、我が宮殿が き、消えた!?」 「陛下〜〜〜〜!」


「スッキリしたね!さてと、女王様どうします?これでもまだ改心出来ませんとか言うなら今度は貴女が消えてもらうしかないよね?」


「ひぃぃぃ、ば、化け物ぉぉぉ!」


「何処までも、失礼ね いい?今までの事は貴女の我儘の所為なのよ!貴女のせいでわたしの夫が酷い目にあって夫を人質に私を と言うよりわたしの父母を、どうにかして、この国に縛ろうとしたせいでしょ?まずは謝ってよ!たとえ女王でも、やって良い事と悪い事の区別も出来ないそんな人がこの国のトップに居たのではこの国の人達が良い迷惑よ!さぁ、どうするの?早く謝って!いつまでもこんな事してる場合じゃないんだからね」


「ひぃぃ、す、すまぬもうしないとちかうぅぅ」


「本当ね?嘘だったらいつでも又壊しに来るからね!」


「本当じゃぁ、もう、せぬぅ 約束するぅ………。」


「ふん、じゃあ今回はこの位で許すけど次はもう壊しても直さないからね!ルークごめんね私やっぱり悪者にはなり切れないや」


「アリーそんな君だから俺もゼスも君に惹かれるんだ。俺は充分だよ」

そう言って私の頭にキスをする夫達


『構築』ズズズズゥン


全員を元の場所に戻して私は、今起こっている事を女王に伝えキーセントシアの執務室に戻った。








次回四国会議

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ