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破壊と構築

何でも有り有りなのですが作者のほぼ願望なので大きな心でお読みください(≧∀≦)

流石にこれ以上ゼスが嫌がる事(ヌイグルミ作成シーン再現)は、辞めておこう。

あれは私の好物でも有るので、女王に見せるのは勿体無いしね!


やはりこの程度で心変わりする様な人では無いか...。

それじゃあ、後は実力行使しか無いよね 。

開き直ったオバチャンは怖いと、知って貰いましょう。

あ、外見16歳の少女ですけどね....。


「仕方ないですね。まずは私とゼスの周りに『障壁』か〜ら〜の『拡声』エット!皆さん聞こえてますか?これから少しビックリする事が起こります。心臓の弱い方はご注意お願いします!それから、宮殿の右側が無くなる予定ですので速やかに退出をお勧め致します」


一応勧告はしましたが 『調査』 おぉドンドン外に出て行きますね...。

でも、出ない方もいる様なので追い討ち掛けて起きましょう。


私は窓の外に手を向け大きな火の球体をイメージした『火球』!

「どんどん、ドンドン 大きくなぁれ」


「!!!」


急激に外が明るくなり、温度も上昇する。謁見の間に居る全ての人達が慌てて外を見て叫ぶ 。


「「「「「「なんだ!あれは〜〜〜」」」」」」


外を見てビックリした右側に居た人達も、慌てて外に逃げ出していた。


「ねぇゼスさん、これからする事を見ても嫌いにならない自信は有りますか?」


「ハハハ、わくわくはするけどよ、嫌いになんかならねぇよ。アリーは人を殺すなんて事は出来ねぇ女だからよ。でも、今のは駄目だなぁ 。さん付けで俺の事読んでたゼ《汚ねぇ事は俺が全部引き受けるから気にすんじゃねぇ。やりたい様にやりゃあ良いさ》」


「あ!つい。ふふ ありがとう、ゼス。では!」『調査』 (大丈夫そうね右側建物に人の気配はもう無いね)


「最大『火球』降下!」


ズゴゴゴ!!! 爆音を立てながら大きな火球が右側の建物に減り込んで行く。そして、触れた全てを溶かし灰に変えて行った。


「ヒュー、すげぇなぁおい!爆発はしネェとか アリーらしいな!」


「爆発したらここまで被害が出てしまいますからね、そこは抑えて起きました」


「わたしの宮殿...が...」そう言って腰を抜かした女王。

そしてしばし呆然としていた宰相も、慌てて女王の側に駆け寄って居た。


「へ、陛下お怪我は御座いませんか? 今のはあの者がした事なのでしょうか?」


「そ、そなたは、何者か。わたしをどうするつもりか...」


「何者も何も無いですよ。旅立ちでこの国に寄ったら、彼氏を誘拐されて怒っている少女Aです。まともな女王様なら殺すなんて事も考えませんけどね~。女王様、貴女にとって一番護るべきものは何なのですか? 私にとっては家族です。そして女王様なら、国民なのでは無いですか?国民なくして国は成り立ちませんよ!その為には女王様は、常に国民に胸を張って立てる人で無ければいけません。小さな人の力でも集まるとあの火球の様に大きくなる。そして大きくなった人の集まりは女王様をいつでも落とせるのだと言う事を覚えて置いてください。そして私も同じですいつでも女王様を落とせるのだとね」


「おのれ!」


「まだ、解らないのなら左側も失くしましょうか?ちなみに私今の大きさの火球幾つでも出せますがいくつ要ります? ご要望にお答えしますよ」


「な、ま、まさかそんな事有り得ない。その方は化け物か?」


「失礼ですねぇ、魔物と一緒にしないで下さいこうして女王様と話もしてるじゃ無いですか」


「おい、黙って聞いてりゃ随分馬鹿にしてくれるなぁ。こう言っちゃぁ何だけどよ、お前さんちっとも美人でも可愛くもねぇよ。偉そうに威張ってるただのおばちゃんだゼ。年取ったらよ、せめて性格位可愛くねぇと誰も愛してくれねぇよ?俺はお前さんはごめんこうむるゼ、ちっとも良いとこねぇもんよ」

(あーゼス....その言葉は私も結構傷付くよ。前世性格良いと思われてたかなぁ?あ!女王様orz体勢...これは効いたか?やっぱり最後は気に入った男の捨て台詞か...私の火球いみねぇ~)


「あ!そうだ忘れてた!『拡声解除 』アハハこれきっとこの街全体に聞こえてたね!エヘ」


「な、な、なん...」 「女王陛下.....」


「どうします?後いくつ要りますか? お答えください。ご要望に答えますが」


「も、もう良い。わたしの負けじゃ」


「それ、違いますからね。決して勝ち負けで起きた事じゃ無いですから。全て女王様の我儘からですよ。良いですか?女王様、国民を導く為には己の自我、欲、それらを捨てないといけないと私は思います。その代わりに今の地位が有るんじゃ無いですか?それが出来ないなら女王の座は他の誰かに譲る方が国民は幸せです。貴女もね。で、私達は帰っても良いでしょうかね?」


「トリエノール」 「ハッ」


「この者達をお送りして差し上げなさい...」


「畏まりました、わが女王陛下」


宮殿の外に出てから私は振り返り手を翳す。まぁ出来るか解らないけれどね。


『構築』次の瞬間宮殿が徐々に元の形を取り戻して行った。「アハ!出来ちゃった」その時のわたしの顔はきっと引きつっていたと思う...(何でも有りか)


門を出ると何故か集まった大勢の街の人達に埋め尽くされていた。

皆んな結構鬱憤が溜まってたんだね。


少しでも良いから女王様も解ってくれたら今はそれでいいや。

そう思いながらゼスと手を繋ぎ、 歓声の波の中を歩いてく....。




次回ルーク再び

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