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私好みの良い男!

今回は少しギャグ要素を入れたつもりなのですが。ゼスさんがスッゴク ヘタレ熊に成ってます

強い俺様好きの方申し訳ない!でも、私はヘタレが好きダァ〜!

何度も言うけど私はヘタレが大好きだ〜〜〜!

さてと、どうやって懲らしめるか。

普通に脅しても喉元過ぎればってなるよね!


彼女はかなりの自信家で、綺麗な物好き。自分が望んで手に入らない物は無いと思っている?

だとしたら私が何かするよりゼスさんがした方が効果有るかな?

彼女のプライドをへし折って貰って、ついでに私がブチかますでやって見ましょうか?それで駄目ならその時はゴリ押しだね。


まぁそれは良いとして、このオッちゃんどうしよう....。

反動だか何だか解らないけど、私にべったり張り付いて離れないんだよ。

「ゼスさん。こういう事、嫌いでは無いんですけど...此処では嫌かな?」

今私はゼスさんの膝の上で羽交い締め状態です。

「あぁ、わかった後少ししたら解放する。でもよ、さん付けで呼ばないが条件だゼ」


「ハァ、わかりましたから離してゼス」


「!なんか 命令調いいなぁ。今までは嫌で仕方なかったんだけどよぉ」


「いや、私そう言う趣味は無いですからね。あ!でも熊の調教良いかも?」


「ち〜っとばかしいや〜な汗が出たけどよ、これからどうする?」


「取り敢えずゼスが嫌われる様に持って行きたいと思うから、髭剃って!髪切ってスッキリして来ましょうか!」


「おうよ、んじゃ宿戻るか!」


「ですね、『瞬間移動』!」視界が歪み宿屋の中に。


「おぉビックリした、いつの間に?気がつかんで悪かったのぉ」椅子に座り新聞を読んでいたロンドさんを驚かしてしまったようです。


「いえ、ただいまロンドさん鍵いただけますか?」


「お連れさん見つかった様だの。えかったのぉ」


「はい、ありがとうございます、ご心配お掛けして申し訳有りませんでした」


「えぇよ、えぇよ ホレこれだね」


「ありがとうございます」





ゼスさんの部屋の前で。


「ゼス、お願いが有ります」


「ん?何だ?」


「これからは必ず身綺麗にしていて下さいね、じゃ無ければ今迄通りゼスさんと呼びますので」


「え!毎日かよ!」


「はい、毎日です。出来ませんか?」


「い、いや、する、するからよ....今更無かった事にだけはしないでくれ」


「しませんよ。ただ私、思ってた以上に嫉妬深い様なので、これからはモテる行為はしないで下さいね。お願いします」


「う、わ、わかった」《ヤベェ嬉しすぎるゼ、今まで女に上から目線で言われると腹が立って仕方なかったのによ。どうしたんだ俺》


「準備が整ったら女王様にお説教しに行きましょうね。ノックしてください。部屋に居ますので」


「お、おう わかったゼ」


部屋に入りベットへとダイブ(きゃ〜〜〜〜言っちゃったよ!始めて告白して、始めての恋愛成就!恥ずかし過ぎる〜。普通にしてるので精一杯だったよ。ゼスって呼び捨ても...恋愛って凄い。胸がバクバクして、これ壊れないかな?

こんなに胸が熱くなる思いって初めてかも知れないな。ルークにもこんな風になるのかな?この世界ではかなり年上って事になるのに本当に呼び捨てで良いのかな?でも喜んでたし良いんだよね?そうだ、ルークの事も話し合わないとな、振られるかもしれないけど...。とにかく今は女王を遣り込める事だけ考えよう!うん、そうしよう!)


私がベットの上でジタバタしてると コンコン♪


落ち着け私! 平常心大事!


「ま、待たせたな こんな感じでどうだ?」


そう言ったゼスさんはサイドも切り前髪は少し垂れる程度に後ろに撫で付けられ私好みの良い男になっていた。


「随分短く切ったんですね。でもとても似合ってます。素敵です」

おぉ〜〜〜ゼスさんがみるからに真っ赤っかに染まって行く!やめれ〜こっちまで恥ずかしくなるぅ!


「な、ならいい。これからはこれを維持すれば良いんだな?わかったゼ」


「はい、そうお願いしますね!」


「おぉ」


「それでは行きますか!」


「おうよ!」


ゼスさんの手を握り謁見の間に『瞬間移動』!

誰も居ませんね。では、呼び出しましょうかね!『 拡声!』


「あ、あ、テスト テスト 私はアシュリーと申します。ゼスは返して頂きました。文句があるなら謁見の間に居ますので、とっとと来やがれです。」


《ヤベェ俺の彼女カッケェな、オッちゃん惚れ直した》


私達は手を繋いだまま待ちましたよ。

しばらくすると大勢の走ってくる足音がまさしく ドドドドドッ バタンって。


「ハァハァ、ゼェゼェ あな、あなた何様ですの?女王である私を事もあろうに呼びつけるなんて、許しません事よ!」(ムッキー)


「まぁ、許さないのはこちらですけどね! 人の彼氏横取りしようとしてるのはどちらさん?」


「な、ななな、何を!女王に献上するならともかく横取りなどと。貴女が引くべきところでしょう!」


「はぁ?なに言ってくれてんの?献上?男の人はね物じゃ無いんですよ。感情も心も有るんです。あなたの様にね」


「あ、貴女ね女王の私に何という言葉遣いなの!しかも逆らうとは何事です。トリエノールこの者を捕縛して牢に繋ぎ止めよ! はよう!」


「ハッ!衛兵っこの者達を捕まえよ!」


「男はそのままここに...!きゃ〜〜何という事、何故髭を剃った!か、髪までもわたしの許しも無く!そなたの美しさが〜〜二度と切る事は許しませんよ!」


「馬鹿言うな!アリーは今のこの俺が気に入ってんだゼ。何でお前の言う事を聞かねぇと何ねぇんだよ 」


そう言いながら私の髪やこめかみにキスを繰り返す....

えぇ凄い勢いで何度もです。髪がベチョベチョに成りそうですが....

そう言えば犬も熊も?こうして舐め回すのが愛情表現ですかね?

あんなに強そうに胸を張ってたゼスさんの、この変わりようが凄すぎてビックリですよ。

街の中では、俺に女は要らねぇゼって感じだったんですけどねぇ。


とっても恥ずかしいけど、好きにさせて置きます。

女王の引吊った顔がとても面白いので!

世の男達は自分が好きだと言えばそれに従う。

そう思っている女王の鼻を思う存分へし折りましょう!




次回ポッキ ポキです。

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