おれの剣は雷鳴だ
好奇心と張り合うとすぐに痛い目に遭う
飽きたら終いのおれさまの詩
手に入れたばかりの剣で草原の風を切り
駆け抜けた涼しい表情はひとり飛び抜け
颯爽としてきらめく汗のしぶき飛ばして
大きな草葉かき分けて鋭い葉先に絡ませて
薙ぎ払う剣が耳に心地良い軌道を響かせた
焼き付けた閃光飛ぶ鳥を落とす
奏でるのは今昔の笛の音 守護の結界の先
出会う謎の鍵見つめて扉を求め彷徨う足音
手招きの棘で塞がれた壁に当る
閃光を切り付けて爆風に変えて
行く手阻む棘を砕き 抜け穴の中
潜り抜けた足場で矢の罠踏んだ
途切れた道を勇気で飛んで行き
ハートを削って水路を抜ければ
炎を吐く試練の化身が目に映る
避けて走り溜て飛ぶ わが身が戦い打たれ
震えて見極めた電光石火の一撃の手ごたえ
掴んだ鍵が次なる謎に挑ませる
森か砂漠か滝の裏 出入り険しきあの山目指し
飛んで跳ねて駆け上り 難易度上げて熱上げて
懐かしいオカリナ吹けば 剣は主のこの手に
還り小さな国とリンクして
ああ れっどあんどぶるーの伝説を
この手でひとつ紡ぎ出す
ひと夏つないで夢もつないで技をつないで
みんなを熱くして等しく映るファンタジー
雷鳴の如く鳴り響く 剣を掲げた
おれさまの詩
読んで下さってありがとうございました。