皇帝と元帥の非公式会談
「ネクロコンピューター…」
(根暗コンピューター…)
『そこの緑星竜!80年代のネタするな!』
「そもそもどういう物なんだい?」
(根っこから性格の暗い人、人付き合いの悪い人。)
『根暗の意味じゃない!元々70年代後半からタモリがテレビやラジオで言ってた造語だ。んでネクロコンピューターなんですが他次元の死者の霊を勝手に自分のメインルーチンとして使うみたいですね。俺自身や共和国の(勇者)城野博之辺りもこっちじゃコンピューターに転生してますがネクロコンピューターに呼ばれた可能性も捨てがたいです。』
「わっしやみろり先輩もその可能性有りやすなぁ…」
(先輩の子供は?)
『あいつはケベ博士の試作精神定着コンピューターに囚われてた。ケベ博士のチームが分離して今はアンドロイドになってるよ。』
「パタリロのプラズマXみたいな家庭でやすね。」
(プララが居ないから却下!)
胸の無いアフロ18は居るのにな…って何の話か!
「そのネクロコンピューターって見れないのかい?」
{話したら胸糞悪くなるけど…こんなの。}
LEDがチカチカと明滅している…何か言ってるんだな。スピーカー接続…
“帝国を支配するつもりがどこで間違えた?あのアンドロイドか?いや人型より蟹型の方が強いとネクラも言ってたではないか…では素材か?そうだ素材さえ良ければ私が最強なのだ。”
(何か勝手な事言ってますねこのバカ。)
『な?聞いてたら頭痛くなるだろ?この記憶は完全に消去されて輪廻に戻るだろうけど。』
「だいたいその博士は何でそんなものを作ったんだい?」
『小学生時代に無くなった従姉妹にもう一度会いたいってのが原動力みたいだね。結果それは成功したよ。今はJUNみたいな人形に入って博士の世話焼いてるよ。』
「それ思い切り良く解ります。」
『まぁその辺含めて共和国では楽しんでおくれ。』
「わしも行きたい…」
『陛下は調印式までのお楽しみってことで。』
{あるじ 電話 あるじ 電話 オヤジ 電…}
ピッ…もしもし小合です。
“クヮルスです。なんかまた凄いのが起こったみたいだけど大丈夫かい?”
『大丈夫ですよ元帥、怪我人もありません。』
“民間人の皆さんに怪我人出たら言うんだよ?薬かき集めて送るからね?”
「ありがとうございますナイトヮ・クヮルス元帥。帝国を代表してお礼申し上げます。」
“オゴウさん今の方は?”
『帝国皇帝マツシト陛下です。』
「マツシトです。今回は弟のタケシトがそちらのジョウノさんに御師事頂きたいと申しまして…」
“あ、いえいえ…基地で申し訳有りませんが…”
「あと20年前に申し入れました和平条約はまだ有効でしょうか?申し入れてすぐ奸賊に殺害されて言える立場ではございませんが…」
“いいえ陛下、それは不幸な事故故に、陛下のお気持ちこのナイトヮ・クヮルス承りました。文官に伝えて一刻も早く20年前の夢を紡ぎましょう。”
「わたくしを甦らせてくれたオゴウさんの派遣を決めていただきありがとうございました。」
“はい…それでは失礼致します。”
{元帥、どうやったんですか?}
「どうも本当に皇帝陛下甦らせたみたいだねぇ…くっくっく…面白くなってきたよ。」
《ママ…まるで悪役…》
「あんたの父親の悲願を成就させようとしてくれた人が生きてたんだ。反対派排除位はしないとね。」
<宇宙軍は和平派と言う事ですね?>
「強硬派の兵士は異動させよう。面白い位和平派に風が吹いてるよ。ジョウノさん!敵にも敵の正義が有るって話作れるかい?」
<数本ストックは有ります!>
「子供受けするような話でお願い!あとは大人向けに1本。」
{なんとなくアンドロイド部隊が元帥直属みたいな?}
<子猫男クルーは全員そうでしょ?>
なんとなく平和な共和国宇宙軍だった…
『ただいま戻りました~。』
「すたんぴーどとはそんなに手間がかかる物なのかや?」
『その後クリム狙ったバカが来てついでにカオーくんの妹治療してきたんだよ。』
[ごすじん呪いが出る…]
『まだ持ってたのか…庭で解放しよう。』
バシュ!クリムの体から出た呪いは黒い尾を引いて天空に消えて行った。
(呪った奴殺してこいよ~!)
こいつは…
「ドロンボーの皆さんは明朝病院に寄ってからの勤務お願いしますね。」
「いえ辺境伯、そこまで甘える訳には…」
「カオーくん、何言ってんだよゥ。」
「カオーくんが今一番大事なのは妹さんでまんねん。」
「オゴウちゃんが今日寝かして来たのは最初にお兄ちゃん見しぇる為でもあるのよ?あとキサラ様も行くのよ?お友達なんでしょ?」
「はい、元気になったらこの館に招こうかと。」
「ってあの状態で治ったんですかオゴウさん?」
あ、そう言えばラインさん移送の時見てたんだよな。
「ありゃ呪いでしたよ…」
「解呪したあとオゴウさんが異常箇所切り取ってキキョウさんがエリクサーかけてたでまんねん。」
「エリクサー?そんなものが有ればグラスの奴も…」
『おまっせぇ?あと8本残ってますよ。』
「それを譲ってもらう訳には?」
『くれと言われりゃ差し上げますが…これクリムが作ったんですが良いですか?』
「もちろん!…ところでクリムさんって誰ですか?」
[ぼくで~す。]
「ス…スライム?」
「グラトニーオリハルコンスライムのクリムちゃんじゃ。かわいい上にスタンピードも解決したぞ。」
「ああスタンピード謎の消滅ってそのスライムが…グラトニー?」
『ええ、今は体積500万分の1になってます。』
「更にゴブリンカイザーのワタナベさんじゃ。近くベフノ村での共同生活を考えておる。既に代官には通達しておるぞ?」
「ああ…グラスの奴が領地に行ったのはそういう…」
「兄貴!レオとオゴウさんがお膳立て済ましてる…アレ?」
「はっはっは~グラス男爵、生身の腕が欲しくはないか?」
「皇帝陛下?何の冗談ですか?」
『上物のエリクサーが手に入ったんで人体実験したいなと。』
「のうレオ、うちのおっさん連中は何でみんな怪しいのかのう。」
「おいらあれが地だと思うんだ。」
{この会談ってJUNとガブリン握り締めてやってんのか?}
絵面的には結構ものすごい事になったな…
{グラスの腕ってなんかギミック有ったっけ?}
普通のロボット義手、力も人間と変わらない本当に面白みの無い義手…そのおかげでついでに生身にしようと思ったんだが。
{軍用だから高級品やろ?}
高級品でもギミック付いてるとは限らんぞ?




