銭の匂いに誘われて
リョクに乗ってギルドへ。
『こちらがカイザーゴブリンの渡辺君です。』
「小合先輩の使い魔になりました渡辺です。」
「あ…あは…あはははは…」
「ギルマス!落ち着いてください!」
「緑星竜にグラトニーブラッドスライムにカイザーゴブリン…その中の1つでも手懐けた記録は無いぞ?しかもスライムは身体で文字書くし竜とゴブリンは話すと来た…」
『オサム、ご挨拶。』
「ぎるましゅおんちわ~。」
「くっ…かわいい魔物連れて来たら甘くなるとかそんなことは…オサムちゃんこんにちは~。」
……フッ、落ちたな。
『と言うか普通の使い魔ってどんなのなんです?』
「フォレストウルフやグレートウルフ、ロックバードにケイブピジョン、あとはスライムが一般的じゃな。」
『なんだスライム居るんじゃん。』
「待て!せいぜいがベビースライムか普通のスライムじゃ!吸血肉食スライムですら使ってるのがギルド内で片手に余る。しかも暴食とか…」
『育てりゃいいのに。』
「いっぱい居るからのう…可哀想じゃがスライムは使い捨てにされるのが一般的じゃ。そういえばテイマーギルドから手紙が来とったぞ。」
魔物競技会ご招待…なんだこりゃ?名前がサイボーグO-号になってるし。
「おそらく皇帝陛下の記者会見見たんじゃろう。専門のテイマーギルドじゃなく冒険者ギルドのメンバーが緑星竜従えてるのが気に入らんとかじゃないかのう。」
『ギルマス、テイマーギルドってどこ?』
「基地の裏に動物臭い建物が有るじゃろう?」
あそこか…ちょっと喧嘩売ってくるか。
あ、ナベちゃん親娘とオサムも俺の使い魔登録してもらいました。ナベちゃんB級(紫)、純子C級(赤)、オサムF級(白)、クリムもB級(紫)カードに替えてもらってたよ。
『んちは~!小合と言います!』
「テイマーギルドへようこそ、今日は何の御用ですか?」
『スライムでも登録してもらえますか?』
「スライムですとあまりギルドポイントは溜まりませんが?」
『そうですか、それじゃいいです。あ、これお返しします。』
「えっ?競技会の招待状?お待ち下さ…あら?」
『ただいま~!』
「え?5分経って無いぞ?」
『基地の上ジャンプして招待状突き返して来た。スライムじゃギルドポイント溜まらないとか魔物を愛する心が足りないよ。』
「普通の対応だとどうしたんじゃ?」
『クリムにリーダースライム収納から出してもらって対応する予定だった。』
「のわああぁぁ!」
『あ…誰かナベちゃん見たな?』
「先輩!軍人さんが泡吹いて倒れた!」
「謎の飛行物体はオゴウさんだったんですか…」
『脚のショックアブソーバーが不調で飛び上がったら基地の向こうに降りまして…あわててジャンプしなおしまして。ご迷惑おかけしました。』
「いえいえ、人間大の大きさの飛行体ってことでオゴウさんの可能性も出てたんですけど違った時が怖いので。」
「軍人さん大丈夫ですか?」
「ああすいません驚いてしまって。人間大の飛行体が降りた辺りに居られたんでエイリアンかと…」
「わっしはゴブリンですよ、先輩の使い魔です。」
「父ちゃん顔怖いの自覚しなさいよ。ねぇ兵隊さん。」
「ゴブリンってかわいい女の子も居るんですね。」
「人間襲うようなのははぐれゴブリンでまず女が生まれなくなるんでさぁ、そいつらは遠慮なく殺してくだせぇ。」
“チャーリー状況を報告せよ。”
「こちらチャーリー、飛行物体はオメガと確認。なお未確認生物を発見したがオメガのファミリーと確認。以上。」
“ホーム了解!”
「わっしらはベフノ村で人間と共生の実験するんでさぁ。良ければ見に来てやってくだせぇ。」
「ありがとう、必ず行きます。」
「待ってますねチャーリーさん。」
「あ…いや自分はジークと言います、チャーリーはコードネームです。」
「ごめんなさいジークさん。私は純子です。」
「妾はミヤビと…」
「お姫さま、邪魔すると馬に蹴られますよ?」
『キキョウさん!ジークさん呼吸止まってる!』
「そりゃ皇女様が普通に居やしたら…ねぇ。」
「あ~、その…なんだ、ベフノ村の事は冒険者に周知しておく。」
「ぎるましゅあいあとー。」
「ん~、オサムも遊びに来るんじゃぞ。」
さて一旦辺境伯邸に帰ろう…
『って事でテストケースの許可を戴きたいのですが。』
「面白い事を考えなさるのう…」
『あとここまでフレンドリーなゴブリンは他に居ないんでおそらく宇宙で唯一のテーマパークにでもできるかと。』
「オゴウさん…商売の匂いがしてきましたぞ!」
『銭の花の色は清らかに白い。だが蕾は血がにじんだように赤く、その香りは汗の匂いがするぅ~!』
「父ちゃん、おじさんが言ってるあれ何?」
(みどり姉さんが教えましょう。昔地球に花登 筺って小説家が居てその人の銭の花って小説が細うで繁盛記としてドラマになったときに主役の新珠三千代がオープニングで言ってた言葉なのよ。花登 筺はアパッチ野球軍ってアニメの原作、脚本も担当してたのよ。)
『リョクさんや、父親より年上を姉さん呼びはキツいんじゃないかね?』
…ブレス吹きやがったこのオバタリアン…
「なんでタケシトとカラミが踊っとるんじゃ?」
『あ!皇帝陛下。テストケースで人間とゴブリン共生しようって言ったらノリが悪かったんで宇宙で初めての試みで他所に絶対無いテーマパークできるぞと言ったら領主のグラス男爵放っといて浮かれてます。』
「あら?まぁまぁまぁまぁ!お嬢ちゃんちょっとこっちいらっしゃい?」
「あらあらミコお姉さま、かわいいお嬢ちゃんですねぇ。」
「おじさ~ん!」
『大丈夫、皇后様と前皇后様だよ。こっちはゴブリナグラップラーの純子です。』
「まぁまぁまぁ、純子ちゃんドレスもらってくれないかしら?」
「あらあらついでにお茶会と洒落込みましょう。」
「お姫様!」
「うむ!純子殿の護衛じゃ!」
『辺境伯すいません、居候増やして…』
「いえいえ人の出入りの多い家は繁栄すると言いますので。」
ビーッ ビーッ ビーッ
スタンピード発生!直ちに避難してください。
ビーッ ビーッ ビーッ
スタンピード発生!直ちに避難してください。
『何これ?』
「オゴー様はギルドに行くのじゃ!詳細が解るでのう。」
『リョク!ナベちゃん!クリム!付いてきてくれ!』
(飛ぶから乗って!)
「あらあらお茶が冷めないうちに帰って来てね?」
フコ様…それは無理です…
{不穏な終わり方好きやな…}
そんなにいつもやって無いだろ?
{フコさんは平常運転やな…}
まぁ主人公が止められないと宇宙戦艦が砲撃で止めるだけだし。
{クリムだけで止まらんか?}
そこに理屈付けるのが作者のサガである。
{ドライブイン鳥に行きたい。}
佐賀じゃない!




