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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
3 ここが相手の国の中?
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ゴブリン退治

七夕でございます…おかしいな?もう共和国に帰ってるはずなのに…?

『こんにちは~!ギルドから来ました~。』

ありふれた山村の入り口で声をかける。

「おお!お待ちしておりました。身の丈3メーター近いゴブリンの件ですな?」

『ええ、話が通じる様なら山奥に追放して通じなければ駆除します。』

「先日S級の方が怪我されて来ましたが…」

『あ、私こういう者です。』

漆黒のSSS級カードを渡すと村の人の態度が一変した。

「伝説のトリプルエス…少々お待ちください。村長!村長~!」

お爺ちゃんが来られました。

「私がベフノ村の村長です。オゴウさんと言われると先日のドボコンの…」

『はい、僭越ながらトップを取らせていただきました。』

「やはり…あのゴブリンはレスリングで勝負して勝った者の言う通りにするそうです。また中には珍しい雌ゴブリンが居るとも聞きます。なので見た目が怖いこと以外は無害なのですじゃ。」

『ではいっそのことゴブリンに村の防衛を任せるのも手なんですが…』

「それはそれで構いませんぞ?土地が有ればあのゴブリン達なら隣人になるのも悪くありませんのう。」

『ではその線で行ってきます。』

「お待ちくだされ!開墾には莫大な税が…」

「心配無いぞよ?オゴウ様並びに我が父と叔父も魔物との共生を考えておる!でなきゃドラゴンに乗るアンドロイドを重用すると思うかや?」

「あの…こちらは?」

「畏れ多くも帝国第二皇女ミヤビ様である!」

「ははぁ~!」

「一同面を上げよ。妾も魔物と人間が仲良く暮らすのは夢なのじゃ。苦労するかも知れんが頑張ってくれると嬉しいのう。あと今はパーティー『ミーン・マシーン』のミヤビ・スメラギである、よしなに頼むぞえ?」

「ははっ!」

“クリム、ミヤビ様乗せてヒュージサイズで移動できる?”

“任せて!”

ウニョウニョとバスタブになるクリム。

“これでみんな乗れないかな?”

『ミヤビ様キキョウさんレオ乗って。』

「おお!ブラッドスライムを使いこなしておられる…」

『それじゃ行ってきます。』

徒歩30分先のショウジャク山にゴブリンの集落は有るそうな…ただ全く攻撃は無い。

“俺たちの後ろのゴブリンくん、俺たちは喧嘩売りに来たんじゃないんだ。君達のリーダーに会わせてもらえるかな?”

「キキッ?ゲッゲッゲ?」

『ゲゲコゲキュンゲッゲ。』

「ゲッゲーゲコキキキ。」

「師匠、何て言ったの?」

『リーダー?刃物無しで闘える?つったんで刃物無しの方が得意だよって答えたらお迎えの用意するからそのまままっすぐ進めって。』

「相変わらず人間離れしとるのう…」

「そりゃドボコンでゴブリン手懐けるよなぁ…」

「二人ともオゴウさん以外にはできない事だと認識してくださいね?」

少ししてちょっと開けた場所に出た。

「ヒトの勇者、よくぞ来られた!」

「あれ?あのゴブリン言葉喋ってる?」

「珍しいかねヒトの子よ?我らはヒトを襲わず成長すればヒトの言葉も話せるのだ。」

『ゲッコゲゲキュンゲゲゲのゲキキッ。』

「ゴーレム、そなたの礼儀は受け取った。我らもヒトとの共生を考えておる。だがそれはそれとして闘わねばならんのだ。そなたが勝った暁には我らそなたの下に入ろうぞ。」

『俺が負けたら子供達は返してやってくれ。彼らも俺も共生を望んでいる。』

「わかった!我ワタナベ・タツオの名に懸けて無傷で送ろう。」

『……純子の父親のナベちゃん?』

(…………あ~!ナベタツ!2年6組渡辺辰雄じゃないの?あたしは川口碧、覚えてる?)

「小合先輩にみろり先輩?まぁ面白い姿になって…」

(あんたが言うな!小合さんはあんたが気に入ってたレモンピープル持ってきてた張本人よ!)

「あれ持って来たの先輩だったんですか?素晴らしい本をありがとうございます。」

『さあそれはそれとして闘おうか?ロボットなんで君が不利かも知れないが…』

「胸を借ります、先輩!」

『で、相撲?プロレス?』

「プロレスで!」


{赤コーナー385パウンド3分の1~オゴ~ウ~カツ~ミ~!

青コーナー551パウンド3分の1~ワタ~ナベ~タツ~オ~!

本日のメインエベント~時間無制限一本勝負~カァ~ン}

ゴングまで口ですんな。

首相撲に持ち込もうとするナベちゃんをかわして足払い、流石に倒れないか。

腕を取りに来たナベちゃんを一本背負い。ちょっとは効いただろうか?このまま卍固め…だが怪力で振りほどかれる。ロープに投げて帰って来た所をジャンピングウエスタンラリアット。倒れた渡辺君に4の字固め。

ロープに逃げるナベちゃん、即足を外す。

ロープにもたれるナベちゃんを対面のロープに投げてドロップキック。ここでかなり効いている。

ふらつきながら立ったナベちゃんに渾身のジャーマンスープレックス。だがカウント2で返される、ナベちゃんの頭を足でホールドしてジャンプ、カナディアンデストロイヤーで頭を地面に叩き付ける!

{ワン……ツー……スリー…カンカンカンカンカン!}

『アクアクリエイト!』

水をぶっかけると息を吹き返した。

「久しぶりに楽しいプロレスでした。」

『こちらこそ!今度はまともなリング作ってやりたいね。』

「皆の者!良く聞け!我はこのゴーレムと戦い敗北した!これより我らは人間と共生するものである!もし同胞のゴブリンであってもヒトに危害を加える者は敵である!努々忘れるで無いぞ!」

その時見張りのゴブリンが走ってきた。

「ゲゲッ!ゲッコキキキキッ!」

『はぐれゴブリンか…始末していいかな?』

「あいつらはゴブリナを拐いに来てるので…」

“そこの小鬼共!人間を襲った事は有るか?”

返事の代わりに矢が飛んできた。クリムが叩き落とす。

“上等だ!ロケットパーンチ!”

木の上のゴブリンアーチャーの頭蓋骨を粉砕する。

『さぁ踊れ!』

ドドドドドンドドンドドドドドン

「みろり先輩、小合先輩ってあれ使わなかったんですね…」

(あの人仲間は守るけど敵には容赦無いから。)

『リョク!ブレス頼む!』

ボゴオオォ!リョクの火炎ブレス。

『クリム!スライム達、ご飯だよ!』

クリムが集めて来たゴブリンの死体を漁るスライム達、大き過ぎるのは切ってやる…器用に魔石を吐き出してるな。

「ああ…やっぱりこいつらヒト襲ってたか…」

『判るのかい?』

「ヒト襲わなきゃ魔石は出来ないんですよ。」

『なるほどなぁ…』

“たまに魔石の無いゴブリンの死体有るよ。”

魔石は8つ…はぐれゴブリンは8匹…全部凶状持ちだったのか。



{ゴブリンそんなに好きか?}

わりと。人襲うのは嫌いだぞ?

{マン研の同級生まで出てきたが?}

ネームドが欲しかったんで使おうかと…渡辺君は名前だけは第2話に出てきとるよ?

なおこの集落のゴブリン達はリーダーが潔癖症なので臭いは薄いです。水浴び程度だけどね。


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